当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで、政府による各種政策等の効果もあり、景気は緩やかな回復基調が続きましたが、個人消費につきましては、生活必需品の値上げ等が重荷となり消費者マインドの持ち直しに足踏みが見られました。また、世界経済の下振れリスク等、景気の下押しも懸念されるなど、先行き不透明な状況で推移しました。
加工食品事業につきましては、お客様の節約志向や競合他社との価格競争激化、世界保健機関(WHO)の研究機関であるIARCの加工肉等に関する発表及び報道による影響などから、非常に厳しい環境が続いております。また、食肉事業につきましては、豚肉は、出荷頭数が回復し安定した相場を取り戻しつつありますが、牛肉は、出荷頭数の減少などから相場が高値で推移するなど、食肉全体では、依然として厳しい環境が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、「基盤事業の強化」「多角化戦略の推進」「ローコスト経営の促進」などの基本方針を軸に企業活動を推進してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比3.3%増の1,787億99百万円、営業利益は同18.8%増の43億83百万円、経常利益は同17.0%増の46億54百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同31.4%増の27億18百万円となりました。
セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。
① 加工食品事業
ハム・ソーセージ部門では、発売20周年を迎えました「燻製屋熟成あらびきウインナー」などの主力商品を中心に、「目指せ達人!燻製屋道場キャンペーン」の販売促進などを実施し、売上拡大に向けて積極的な拡販を図りました。また、ご好評をいただいております「燻(いぶし)特級ベーコン」や「炙(あぶり)ばら焼豚」などが引き続き堅調に推移しました。歳暮ギフトにつきましては、モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの売上拡大に努めましたが、競合他社との販売競争激化や加工肉等に関するIARCの発表及び報道の影響などにより、当部門の売上高は前年同四半期比2.8%の減収となりました。
調理加工食品部門では、51種類のスパイスを使用した香り豊かな「ビストロ倶楽部ビーフカレー」シリーズや、こだわりの塩を使用した「淡路島の藻塩使用 から揚げ」などの主力商品の販売に注力し売上拡大に努めました。また、韓国家庭料理チゲの素「スンドゥブ」シリーズは、前年に比べ暖冬であった影響を受けましたが、「Soup BIZ(スープビズ)」シリーズの投入などにより、スープ類全体の底上げを図りました。デザート・飲料類につきましては、「SWEET CAFE」シリーズやブラックタピオカ入り飲料の「TAPIOCA TIME」シリーズなどの人気商品が引き続き好調に推移しました結果、当部門の売上高は前年同四半期比11.8%の増収となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比3.2%増の1,267億86百万円となりました。営業利益は、合理化によるコスト削減に努めたことなどにより、前年同四半期比34.1%増の38億66百万円となりました。
② 食肉事業
豚肉につきましては、出荷頭数が回復し、安定した相場を取り戻しつつあるなか、輸入豚肉の拡販を図り売上拡大に努めました。牛肉につきましては、引き続き相場が高値で推移するなか、売上高は、国産牛肉などの拡販に取り組み堅調に推移しましたが、収益面では、輸入冷凍牛肉の一部商品の相場が大幅に下落したことから大変厳しい状況となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比3.6%増の517億17百万円となりました。営業利益は、前年同四半期比41.3%減の3億91百万円となりました。
③ その他事業
その他事業の売上高は前年同四半期比12.4%増の2億95百万円、営業利益は前年同四半期比9.3%減の1億24百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、たな卸資産が13億40百万円減少しましたが、年末商戦などの売上高増加により受取手形及び売掛金が134億60百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ121億43百万円増加し、1,360億51百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金が65億19百万円増加したほか、未払金が34億88百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ100億47百万円増加し、622億47百万円となりました。
純資産は、剰余金9億27百万円の配当がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益27億18百万円を計上したことなどから、前連結会計年度末に比べ20億95百万円増加し、738億3百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末から3.6%低下し、53.9%となりました。
(単位:百万円)
| 前第3四半期 | 当第3四半期 | 増 減 額 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | △1,037 | 4,211 | 5,248 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △3,634 | △2,053 | 1,581 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 2,351 | △2,607 | △4,958 |
現金及び現金同等物の四半期末残高 | 12,577 | 13,474 | 896 |
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上などから、42億11百万円増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の増強・合理化や品質向上のための固定資産の取得による支出などから、20億53百万円減少しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の返済や配当金の支払いなどから、26億7百万円減少しました。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末から4億48百万円減少し、134億74百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5億49百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画及び進捗状況は、次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達 | 着手年月 | 完了予定 | |
総額 | 資産計上額(百万円) | |||||||
安曇野食品工房㈱ | 兵庫工場(兵庫県加古川市) | 加工食品事業 | 調理加工食品製造設備の新設 | 916 | - | 自己資金及び | 平成27年12月 |
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㈱マルシンフーズ | 栃木工場(栃木県真岡市) | 加工食品事業 | 調理加工食品製造設備の新設 | 510 | - | 自己資金及び | 平成27年12月 | 平成28年3月 |
㈱パイオニアフーズ | 本社工場(北海道虻田郡) | 加工食品事業 | 調理加工食品製造設備の新設 | 504 | - | 自己資金及び | 平成28年3月 | 平成28年9月 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。