第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)  業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の不確実性の懸念など先行き不透明感が強まる一方で、雇用・所得環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調が続きましたが、個人消費の動きは鈍く、為替・株式市場が大きく変動するなどの不安定要素もあり、依然として楽観視できない状況で推移しました。

 

加工食品事業につきましては、お客様の節約志向がより鮮明になり、市場の成熟化を背景に激しい価格競争が続いているなど厳しい環境が続いております。また、食肉事業につきましては、米国産牛肉の相場は低調にとどまるものの、国産牛肉は出荷頭数の減少から相場は高値で推移しております。豚肉は出荷頭数が総じて前年を上回るなか、米国産豚肉は弱含みの相場となっており、国産豚肉は足許の相場がようやく回復しつつあります。

 

このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、「基盤事業の強化」「多角化戦略の推進」「ローコスト経営の促進」などの基本方針を軸に企業活動を推進してまいりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比0.5%増1,796億65百万円、営業利益は同11.8%増49億円、経常利益は同13.8%増52億96百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同22.8%増33億37百万円となりました。

 

セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。

 

①  加工食品事業

ハム・ソーセージ部門では、平成28年4月にリニューアル発売した「燻製屋熟成あらびきウインナー」などの主力商品を中心に、「わんぱくハロウィン☆フェス プレゼントキャンペーン」などを実施し売上拡大を図りました。また、ご好評をいただいております「燻(いぶし)特級ベーコン」「炙(あぶり)ばら焼豚」「旨(うまみ)ホワイトももハム」の拡販に努め引き続き売上を伸ばしました。歳暮ギフトにつきましては、モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの売上拡大に努めました。これらの施策を行いましたが、お客様の節約志向の高まりや競合他社との販売競争激化などにより当部門の売上高は前年同四半期比2.3%の減収となりました。

 

 

調理加工食品部門では、チキン惣菜は「淡路島の藻塩使用 から揚げ」が伸長したほか、国産わさびを使用した「わさびチキン」などを投入し積極的な売上拡大に努めました。また、レトルトカレー商品は、「ビストロ倶楽部 ビーフカレー」シリーズを中心に堅調に推移しました。デザート・飲料類につきましては、「SWEET CAFE」シリーズやブラックタピオカ入り飲料の「TAPIOCA TIME」シリーズなどが引き続き売上を伸ばしました。以上のことから、当部門の売上高は前年同四半期比3.4%の増収となりました。

 

以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比0.2%増の1,270億50百万円となりました。営業利益は、原材料価格・エネルギーコストの低下や合理化によるコスト削減などに努めましたが、主力のハム・ソーセージ部門の売上高減少などから前年同四半期比13.1%減の33億59百万円となりました。

 

②  食肉事業

牛肉につきましては、国産牛肉は、相場が高値で推移するなか販売数量が低調で売上高は伸び悩む一方、輸入牛肉は、米国産チルド牛肉を中心に売上拡大に努め、売上高・販売数量ともに伸長しました。豚肉につきましては、販売単価が総じて前年を下回るなか、国産豚肉の販売数量拡大や輸入チルド豚肉の積極的な販売強化に努めました。

 

以上の結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比1.5%増の525億2百万円となりました。営業利益は、前期に相場が大幅に下落した輸入冷凍牛肉の収益改善や、収益性の高い輸入食肉を中心に販売強化をしたことなどから前年同四半期を大きく上回る14億6百万円となりました。

 

③  その他事業

その他事業の売上高は前年同四半期比61.8%減の1億13百万円、営業利益は前年同四半期比8.1%増の1億34百万円となりました。

 

(2)  財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、年末商戦などの売上高増加により受取手形及び売掛金が124億52百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ163億25百万円増加し1,408億47百万円となりました。

負債は、支払手形及び買掛金が61億39百万円、未払金が31億21百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ123億65百万円増加し645億65百万円となりました。

純資産は、剰余金9億19百万円の配当がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益33億37百万円を計上したことなどから、前連結会計年度末に比べ39億59百万円増加し762億82百万円となりました。

 

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末から3.9%低下し、53.9%となりました。

 

 

(3)  キャッシュ・フローの状況の分析

(単位:百万円)

 

前第3四半期
連結累計期間

当第3四半期
連結累計期間

増 減 額

営業活動によるキャッシュ・フロー

4,211

2,410

△1,800

投資活動によるキャッシュ・フロー

△2,053

△5,221

△3,167

財務活動によるキャッシュ・フロー

△2,607

492

3,099

現金及び現金同等物の増減額

△448

△2,317

△1,869

現金及び現金同等物の四半期末残高

13,474

14,683

1,208

 

営業活動によるキャッシュ・フローは、運転資金の支出増加などがありましたが、税金等調整前四半期純利益の計上などから、24億10百万円増加しました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の増強・合理化や品質向上のための固定資産の取得による支出などから、52億21百万円減少しました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどがありましたが、有利子負債の増加などから4億92百万円増加しました。

 

以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末から23億17百万円減少し、146億83百万円となりました。

 

(4)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6億37百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)  主要な設備

当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画及び進捗状況は、次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達
方法

着手年月

完了予定
年月

総額
(百万円)

既支払額(百万円)

提出会社

本社
(大阪府
高槻市)他

加工食品事業他

基幹システム入替・更新

3,000

542

自己資金

平成28年6月


平成33年3月
 

戸田フーズ㈱

追浜第2
工場
(神奈川県
横須賀市)

加工食品事業

工場の新設

5,420

1,127

自己資金及び
リース

平成28年9月


平成30年1月
 

安曇野食品工房㈱

兵庫工場
(兵庫県
加古川市)

加工食品事業

製造設備等

1,287

19

自己資金
及び
リース

平成28年8月

平成29年6月

 

(注)  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。