第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

     文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)  財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気は緩やかに回復しているものの、通商問題を巡る動向など世界経済の減速懸念や、消費税率引き上げによる消費者心理への影響もあり、先行き不透明な状況が続いております。

 

当業界におきましては、消費者の低価格志向は依然根強く、企業間競争の激化や慢性的な人手不足や物流費等のコスト上昇など、一層の厳しい環境が続いております。また、食肉相場につきましては、国産牛肉は軟調な展開となりましたが、輸入牛肉は前年を上回りました。豚肉は、国内外の疫病の影響から、輸入豚肉は非常に不安定に相場が推移し、国産豚肉は足許で前年を上回るなど、相場の先行き懸念が増しております。

 

このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、「基幹事業の拡大と次なる柱の育成」「商品開発力、技術力の強化」などの基本方針を軸に企業活動を推進してまいりました。

 

    (財政状態)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、年末商戦による季節要因から受取手形及び売掛金が80億41百万円増加したほか、商品及び製品が27億28百万円増加、現金及び預金が11億61百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ138億7百万円増加し1,464億33百万円となりました。

負債は、有利子負債が50億55百万円増加、支払手形及び買掛金が47億32百万円増加、未払金が31億95百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ127億41百万円増加し692億72百万円となりました。

純資産は、剰余金8億90百万円の配当やその他有価証券評価差額金2億84百万円の減少がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益21億57百万円の計上などから、前連結会計年度末に比べ10億66百万円増加し771億61百万円となりました。

 

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末から4.7%低下し、52.3%となりました。

 

 (経営成績)

当第3四半期連結累計期間における売上高は前年同期比1.4%増1,909億94百万円、営業利益は同32.1%増35億円、経常利益は同31.8%増38億40百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同18.4%増21億57百万円となりました。

 

 

セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。

 

①  加工食品事業

ハム・ソーセージ部門では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開幕に先駆けて、「START DASH!!東京2020!応援キャンペーン」などの販促活動を実施しました。東京2020応援特別デザインをパッケージとした「燻製屋熟成あらびきポークウインナー」などの主力商品を中心に販売促進に努めました。また、ボリュームパックタイプの「ロースハム」を引き続き販売強化したほか、リニューアルした上級あらびきウインナーの「プリッとパリッと」シリーズなどを投入し売上拡大に努めました。歳暮ギフトにつきましては、モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの拡販を図りました。これらの施策を行いましたが、根強い節約志向を背景とした価格競争の激化や歳暮市場全体の縮小などから、当部門の売上高は前年同期比3.6%の減収となりました。

 

調理加工食品部門では、「スンドゥブ」シリーズの販促活動を実施し拡販に努めたほか、「シェフの匠」シリーズなどのレトルトカレー商品の売上高を伸ばしました。また、「サラダチキン切落し」シリーズに「ゆず胡椒」などのフレーバーを新たに追加し、売上拡大を図りました。デザート・飲料類につきましては、新規参入企業が増加するなかで、「TAPIOCA TIME」シリーズなどのブラックタピオカ入り飲料は、通期で前年を上回る売上高となりました。また、前期に立ち上げたコンビニエンスストア向け新工場の本格稼働が増収に貢献しました。以上のことから、当部門の売上高は前年同期比5.4%の増収となりました。

 

以上の結果、加工食品事業の売上高は前年同期比1.0%増の1,331億84百万円となりました。セグメント利益は、主力のハム・ソーセージ部門が減収となりましたが、調理加工食品部門の増収が寄与したほか、コンビニエンスストア向け新工場の本格稼働により収益力が改善したことなどから、前年同期比70.7%増の24億86百万円となりました。

 

②  食肉事業

牛肉につきましては、ブランド牛肉の販売に注力した国産・輸入牛肉がともに販売数量を拡大、売上高を伸ばしたことなどから、牛肉全体の売上高は前年を上回りました。豚肉につきましては、国内外の疫病の影響による不安定な相場のなか、アウトパック商品を拡大したことなどから、豚肉全体の売上高は前年を若干上回りました。

 

以上の結果、食肉事業の売上高は前年同期比2.4%増の576億98百万円となりました。セグメント利益は、国産豚肉の収益性が低下したことなどから、前年同期比14.1%減の9億66百万円となりました。

 

③  その他事業

その他事業の売上高は前年同期比10.0%減の1億12百万円、セグメント利益は前年同期比30.0%減の48百万円となりました。

 

 

(2)  キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)

 

前第3四半期
連結累計期間

当第3四半期
連結累計期間

増 減 額

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,126

2,950

1,824

投資活動によるキャッシュ・フロー

△6,465

△5,565

899

財務活動によるキャッシュ・フロー

5,105

3,776

△1,328

現金及び現金同等物の増減額

 △233

1,161

1,395

現金及び現金同等物の四半期末残高

8,476

9,288

812

 

営業活動によるキャッシュ・フローは、運転資金の増加による減少要因がありましたが、減価償却費の計上や税金等調整前四半期純利益の計上などから、29億50百万円増加しました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の増強・合理化や品質向上のための固定資産の取得による支出などから、55億65百万円減少しました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いがありましたが、有利子負債の増加などから、37億76百万円増加しました。

 

以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の四半期末残高は、前連結会計年度末から11億61百万円増加し、92億88百万円となりました。

 

   (3)  経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

 

(4)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5億59百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)  主要な設備

当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画及び進捗状況は、次のとおりであります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達
方法

着手年月

完了予定
年月

総額
(百万円)

既支払額(百万円)

提出会社

高槻工場(大阪府

高槻市)

加工食品事業

製造設備等

4,090

303

自己資金

2018年7月

2021年3月

 

(注) 1  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2 前連結会計年度の設備の新設の計画において、上記については投資予定総額及び完了予定年月が未確定でありましたので記載しておりませんでしたが、確定しましたので記載しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。