文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調となっておりますが、中国を始めとするアジア新興国等の海外景気の下振れが景気を下押しするリスクも依然として存在しております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は188,023百万円(前年同四半期比4.0%増)、営業利益は12,508百万円(前年同四半期比17.4%増)、経常利益は13,054百万円(前年同四半期比15.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,288百万円(前年同四半期比6.6%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、119.92円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、109.45円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、昨年度からの円安等により魚価の高騰が続く中、コンビニエンスストアの他、量販店の惣菜事業等へ水産加工品の積極的な販売を推し進めましたが、競争の激化や原料価格高騰分を販売価格に十分に転嫁できなかった影響もあり、売上高は16,732百万円(前年同四半期比3.1%減)、セグメント損失は232百万円(前年同四半期はセグメント損失81百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、アメリカ国内では、雇用回復による外食産業の伸長、加工食品メーカー間での特売枠確保の競争もあり厳しい販売環境の中、大手量販店との取り組みを強化しましたが、減収となりました。メキシコでは現地通貨安が進み販売数量は減少しました。その結果、売上高は現地通貨ベースでは減収となりましたが、円安の影響により、売上高は40,449百万円(前年同四半期比4.1%増)となりました。セグメント利益は、積極的な販促活動により販促費の増加はありましたが、テキサス工場の稼働率上昇や原材料価格の低下により5,690百万円(前年同四半期比9.0%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、カップ麺では価格改定の影響で、基幹商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風麺シリーズや「麺づくり」等は減収となりましたが、「ごつ盛り」などオープンプライス商品が大きく伸長し、カップ麺全体では増収となりました。袋麺は、競争の激化などもあり前年より減少したものの、「マルちゃん正麺」で積極的な販促活動及び新たな需要喚起に取り組んでおります。その結果、売上高は53,944百万円(前年同四半期比5.6%増)、セグメント利益は3,654百万円(前年同四半期比19.2%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズや冷しラーメン類において消費者キャンペーンを実施する等の積極的な販売活動を行い、増収となりました。冷凍食品類では、市販用焼そば、業務用ラーメン及び枝豆類の新規導入により、堅調に推移しました。その結果、売上高は35,672百万円(前年同四半期比3.1%増)、セグメント利益は2,041百万円(前年同四半期比7.1%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯は積極的な販売活動を行ったことにより、主力の無菌米飯、レトルト米飯ともに増収となりました。フリーズドライ製品は主力の5食入り袋スープが好調に推移しました。その結果、売上高は9,278百万円(前年同四半期比7.8%増)となりました。セグメント利益は、売上増加の影響に加え、原料米の価格が安定してきたこともあり、317百万円(前年同四半期比185.9%増)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、積極的な営業活動により、東扇島地区を中心に各地冷蔵庫での商品取り扱いが好調に推移し、売上高は8,241百万円(前年同四半期比3.6%増)となりました。セグメント利益は、東扇島自動倉庫建設に関する一時費用が落ち着くとともに、省エネ対策等による経費の削減により952百万円(前年同四半期比79.7%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は23,735百万円(前年同四半期比5.4%増)、セグメント利益は364百万円(前年同四半期比79.8%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は342,454百万円で、前連結会計年度末に比べ8,520百万円(2.6%)増加しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ4,274百万円(2.4%)増加し、185,517百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が1,659百万円、有価証券が2,500百万円増加したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ4,245百万円(2.8%)増加し、156,936百万円となりました。これは主に、土地が3,213百万円、建設仮勘定が1,600百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,345百万円(7.0%)増加し、51,206百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が2,245百万円、未払費用が961百万円増加したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ460百万円(1.8%)減少し、25,662百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が429百万円減少したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ5,635百万円(2.2%)増加し、265,585百万円となりました。これは主に、利益剰余金が5,734百万円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ7,164百万円(21.3%)減少し、26,515百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ1,720百万円(12.9%)増加の15,086百万円となりました。これは主に、売上債権の増加による資金の減少と、仕入債務及び未払費用の増加による資金の増加によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ11,892百万円(37.7%)減少の19,622百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加しましたが、有価証券の取得による支出が減少し、有価証券の償還による収入が増加したことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ3,526百万円(56.7%)減少の2,696百万円となりました。これは主に、子会社の自己株式の取得による支出が減少したことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は766百万円であります。