第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調となっておりますが、中国を始めとするアジア新興国等の海外景気の下振れが景気を下押しするリスクも依然として存在しております。

 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は296,580百万円(前年同四半期比1.3%増)、営業利益は22,788百万円(前年同四半期比14.8%増)、経常利益は23,791百万円(前年同四半期比12.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15,785百万円(前年同四半期比11.2%増)となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間の為替換算レートは、120.53円/米ドル(前第3四半期連結累計期間は、120.56円/米ドル)であります。

 

 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 水産食品事業

 水産食品事業は、コンビニエンスストアの他、量販店の水産惣菜売場へ、いくら・たらこ・鮭・海老等水産加工品の積極的な販売を推し進めるとともに、取り扱い魚種の見直しや価格改定を行いました。その結果、売上高は25,727百万円(前年同四半期比2.1%減)、セグメント損失は128百万円(前年同四半期はセグメント損失249百万円)となりました。

② 海外即席麺事業

 海外即席麺事業は、アメリカ国内では、雇用回復による外食産業の伸長、加工食品メーカー間での特売枠確保の競争もあり厳しい販売環境の中、大手量販店との取り組みを強化しましたが減収となりました。メキシコでは現地通貨安が進み販売数量は減少しました。その結果、売上高は61,397百万円(前年同四半期比4.6%減)となりました。セグメント利益は積極的な販促活動により販促費の増加はありましたが、テキサス工場の稼働率上昇や原材料価格の下落により9,305百万円(前年同四半期比7.1%増)となりました。

③ 国内即席麺事業

 国内即席麺事業は、カップ麺では価格改定の影響で、基幹商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風麺シリーズや「麺づくり」等は減収となりましたが、「ごつ盛り」などオープンプライス商品が大きく伸長したことに加え、新技術「生麺ゆでてうまいまま製法」を採用し10月に新発売した「マルちゃん正麺 カップ」が好調に推移したことにより、カップ麺全体では増収となりました。袋麺は、競争の激化などもあり前年より減少したものの、累計販売10億食を達成した「マルちゃん正麺」シリーズを中心に積極的な販促活動及び需要喚起に取り組みました。その結果、売上高は94,967百万円(前年同四半期比3.4%増)、セグメント利益は8,248百万円(前年同四半期比9.8%増)となりました。

④ 低温食品事業

 低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズや生ラーメン類において、消費者キャンペーンを実施する等の積極的な販売活動を行い、増収となりました。冷凍食品類では、業務用ラーメン、市販用焼そば及び枝豆類の新規導入により、堅調に推移しました。その結果、売上高は51,687百万円(前年同四半期比1.7%増)、セグメント利益は2,919百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。

⑤ 加工食品事業

 加工食品事業は、米飯は積極的な販売活動を行ったことにより、主力の無菌米飯、レトルト米飯ともに増収となりました。フリーズドライ製品は主力の5食入り袋スープが好調に推移したほか、「カップおもちすうぷ」シリーズが好調に推移しました。その結果、売上高は14,919百万円(前年同四半期比8.8%増)となりました。セグメント利益は、売上増加の影響に加え、原料米の価格が安定してきたこともあり、700百万円(前年同四半期比96.9%増)となりました。

⑥ 冷蔵事業

 冷蔵事業は、首都圏を中心に各地区でも保管商品の取り扱いが順調に推移したことで、売上高は12,457百万円(前年同四半期比4.3%増)となりました。セグメント利益は、売上増加の影響に加え、東扇島自動倉庫建設に関する一時費用が落ち着くとともに、省エネ対策等による経費の削減により1,443百万円(前年同四半期比49.3%増)となりました。

⑦ その他

 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は35,404百万円(前年同四半期比4.9%増)、セグメント利益は700百万円(前年同四半期比53.4%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は355,629百万円で、前連結会計年度末に比べ21,695百万円(6.5%)増加しました。当第3四半期連結累計期間における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

① 流動資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ13,804百万円(7.6%)増加し、195,047百万円となりました。これは主に、現金及び預金が3,999百万円、受取手形及び売掛金が16,929百万円増加し、有価証券が7,000百万円減少したことによるものであります。

② 固定資産

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ7,891百万円(5.2%)増加し、160,581百万円となりました。これは主に、土地が3,190百万円、建設仮勘定が4,167百万円、投資有価証券が3,170百万円増加し、建物及び構築物が1,583百万円減少したことによるものであります。

③ 流動負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ8,333百万円(17.4%)増加し、56,194百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が3,795百万円、未払費用が4,143百万円増加したことによるものであります。

④ 固定負債

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ402百万円(1.5%)増加し、26,525百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が352百万円、退職給付に係る負債が240百万円増加したことによるものであります。

⑤ 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ12,960百万円(5.0%)増加し、272,910百万円となりました。これは主に、利益剰余金が10,168百万円、その他有価証券評価差額金が1,943百万円増加したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,136百万円であります。