文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調が続いておりましたが、英国のEU離脱問題などの影響により急速に円高が進んだことで、企業業績や景況感が後退するなど、先行きの不透明感が高まっております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は91,073百万円(前年同四半期比1.2%減)、営業利益は7,212百万円(前年同四半期比17.4%増)、経常利益は7,688百万円(前年同四半期比17.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,398百万円(前年同四半期比29.3%増)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の為替換算レートは、102.96円/米ドル(前第1四半期連結累計期間は、122.44円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、コンビニエンスストア向けの販売が競争の激化により減少したこと、また採算性を重視した販売を優先したことから、売上高は7,884百万円(前年同四半期比5.9%減)となりました。セグメント利益は、主力の鮭鱒・魚卵を中心に原料価格が安定したことにより87百万円(前年同四半期はセグメント損失23百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、アメリカでは厳しい販売環境の中、量販店での特売や新商品の投入等積極的な販促活動を行いましたが、好調な雇用環境や賃金の増加による消費者心理は即席麺カテゴリーには追い風とならず縮小傾向が続いております。メキシコでは現地通貨安の進行により厳しい販売環境が続いておりますが、袋麺の拡販等により販売数量は増加しました。その結果、円高の影響もあり売上高は15,905百万円(前年同四半期比18.1%減)となりました。セグメント利益は、SNSやイベント参加を通じた積極的な宣伝活動による宣伝費の増加はありましたが、原材料価格の低下や物流コストの減少により2,592百万円(前年同四半期比3.0%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、平成27年1月に実施した価格改定による市場環境変化の影響も一巡し、カップ麺では基幹商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風麺シリーズや「麺づくり」等は、好調に推移しました。また、「マルちゃん正麺 カップ」が好調に推移したほか、「ごつ盛り」を中心としたオープンプライス商品が引き続き堅調に推移したことにより、カップ麺全体で前年を上回りました。袋麺は、市場全体が厳しい環境の中、「マルちゃん正麺」シリーズで新フレーバーを投入するなど需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は28,646百万円(前年同四半期比7.5%増)となりました。セグメント利益は、売上増に加え、動力費や物流コスト等が減少したことにより2,467百万円(前年同四半期比19.3%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが好調に推移しましたが、季節商材の冷しラーメン類が減収となり、全体では前年並みとなりました。チルド・冷凍食品類では、主力商品のしゅうまいや枝豆類は堅調に推移しました。その結果、売上高は17,553百万円(前年同四半期比1.0%減)となりました。セグメント利益は、販促費の抑制や動力費減少により、1,163百万円(前年同四半期比5.1%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯は主力の無菌米飯及びレトルト米飯の積極的な販促活動により新規導入が増え、増収となりました。フリーズドライ製品は主力の5食入り袋スープを中心に、量販店等で好調に推移しました。その結果、売上高は4,904百万円(前年同四半期比10.7%増)、セグメント利益は188百万円(前年同四半期比26.0%増)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、平成28年3月に福岡アイランドシティ物流センターが稼働したことと、受託品取り扱いが好調に推移したことにより、売上高は4,231百万円(前年同四半期比5.1%増)となりました。セグメント利益は、福岡アイランドシティ物流センターの稼働にともない減価償却費が増加しましたが、売上増に加え、動力費等の経費削減が寄与し、497百万円(前年同四半期比15.9%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は11,947百万円(前年同四半期比3.7%増)、セグメント利益は393百万円(前年同四半期比403.4%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は334,492百万円で、前連結会計年度末に比べ10,904百万円(3.2%)減少しました。当第1四半期連結会計期間における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ10,367百万円(5.5%)減少し、176,720百万円となりました。これは主に、現金及び預金が5,253百万円、受取手形及び売掛金が1,301百万円、有価証券が2,500百万円減少したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ537百万円(0.3%)減少し、157,771百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が3,368百万円増加しましたが、建物及び構築物が1,937百万円、機械装置及び運搬具が1,274百万円、土地が286百万円、投資有価証券が229百万円減少したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ5,229百万円(10.4%)減少し、45,259百万円となりました。これは主に、未払費用が2,845百万円、未払法人税等が2,502百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ429百万円(1.5%)減少し、28,278百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が329百万円減少したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ5,246百万円(2.0%)減少し、260,953百万円となりました。これは主に、利益剰余金が2,334百万円増加しましたが、為替換算調整勘定が7,268百万円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は399百万円であります。