文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調が続いております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は93,249百万円(前年同四半期比2.4%増)、営業利益は6,399百万円(前年同四半期比11.3%減)、経常利益は6,938百万円(前年同四半期比9.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,644百万円(前年同四半期比14.0%減)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の為替換算レートは、111.96円/米ドル(前第1四半期連結累計期間は、102.96円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、漁獲量減少や国内市場の競争激化により環境が厳しさを増す中、鮭鱒事業ではコンビニエンスストア、量販店への営業を強化し増収となりました。魚卵事業では顧客のニーズに沿った製品を販売し好調に推移しました。その結果、売上高は8,221百万円(前年同四半期比4.3%増)、セグメント利益は143百万円(前年同四半期比64.5%増)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では大手量販店との連携強化等、積極的な販売活動に取り組みましたが、即席麺市場の厳しい販売環境が継続しており減収となりました。メキシコでは、現地通貨安が改善傾向にある中、消費者キャンペーンや袋麺の販売強化を積極的に行い増収となりました。その結果、売上高は現地通貨ベースでは減収となりましたが、円安の影響により売上高は16,903百万円(前年同四半期比6.3%増)となりました。セグメント利益は、人件費や運賃の増加等により、2,419百万円(前年同四半期比6.7%減)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、カップ麺では主力商品の「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」「麺づくり」「ごつ盛り」等の拡販に努める中、平成29年3月に新発売した「MARUCHAN QTTA」が上乗せとなり、カップ麺全体で増収となりました。袋麺は、市場全体が厳しい環境の中、「マルちゃん正麺」シリーズでは新フレーバーを投入するなど需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は28,573百万円(前年同四半期比0.3%減)となりました。セグメント利益は、主に「MARUCHAN QTTA」に関連した宣伝費や平成28年8月に竣工した関西工場の稼働に伴う減価償却費の増加等により、1,254百万円(前年同四半期比49.1%減)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが堅調に推移したほか、平成29年2月に新発売した「極み太麺焼そば」やレンジ調理商品の「レンジで麺上手」シリーズが上乗せとなり、生麺全体で増収となりました。チルド・冷凍食品類では、「マルちゃん焼そば」ブランドを冠した「マルちゃん焼そばシュウマイ」や、有名店とコラボレーションした市販用冷凍麺の新商品「珍々亭油そば」が好調に推移しました。その結果、売上高は17,806百万円(前年同四半期比1.4%増)となりました。セグメント利益は、主力商品の伸張による利益の増加、原材料価格の低下により、1,482百万円(前年同四半期比27.3%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯は主力の無菌米飯に加え、玄米ごはんや釜飯等のレトルト米飯が好調に推移し、増収となりました。フリーズドライ製品は、コンビニエンスストアへの導入が順調に進みました。その結果、売上高は5,041百万円(前年同四半期比2.8%増)となりました。セグメント利益は、原料米価格が上昇したほか、新工場建設に伴う固定費の増加等により、72百万円(前年同四半期比61.6%減)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、積極的な営業活動により新規顧客及び既存顧客の保管・配送取扱いが増加しました。その結果、売上高は4,426百万円(前年同四半期比4.6%増)となりました。セグメント利益は、売上増に加え、業務の見直しや省エネ活動に積極的に取り組み、人件費や動力費等が減少したことにより、602百万円(前年同四半期比21.0%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は12,276百万円(前年同四半期比2.7%増)、セグメント利益は549百万円(前年同四半期比39.8%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は360,331百万円で、前連結会計年度末に比べ743百万円(0.2%)減少しました。当第1四半期連結会計期間における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ2,402百万円(1.2%)減少し、194,911百万円となりました。これは主に、有価証券が3,000百万円減少したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,658百万円(1.0%)増加し、165,419百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が1,371百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,360百万円(6.7%)減少し、46,858百万円となりました。これは主に、未払費用が2,100百万円、未払法人税等が1,620百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ270百万円(0.9%)増加し、29,331百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が306百万円増加したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ2,346百万円(0.8%)増加し、284,141百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1,580百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は380百万円であります。