文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調で推移しましたが、アジア新興国を中心とした経済成長の減速等により海外経済の不確実性が高まり、依然として景気の先行きは不透明な状態が続いております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は189,974百万円(前年同四半期比4.3%増)、営業利益は12,792百万円(前年同四半期比4.9%減)、経常利益は13,910百万円(前年同四半期比2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,789百万円(前年同四半期比10.6%減)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、112.74円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、101.05円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、漁獲量減少や国内市場の競争激化により環境が厳しさを増す中、各取引先への営業強化と適切な仕入政策を講じたことにより商品力のある魚卵、鮭鱒製品を中心に販売が好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は16,025百万円(前年同四半期比3.1%増)となりました。セグメント利益は売上増のほか、原価率の改善に努めたことにより298百万円(前年同四半期はセグメント損失22百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では各取引先との取組み強化に努め、新学期セールの特売実施等により前年並みの販売数量となりました。メキシコでは現地通貨安が改善傾向にある中、問屋ルートの受注が順調に進んだことや量販店での特売実施等により増収となりました。その結果、売上高は37,107百万円(前年同四半期比14.0%増)となりました。セグメント利益は、人件費や運賃の増加等により現地通貨ベースでは減益となりましたが、円安の影響により5,528百万円(前年同四半期比4.6%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、カップ麺では主力商品の「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」「ごつ盛り」、25周年を機にリニューアルを実施した「麺づくり」等の拡販に努める中、「MARUCHAN QTTA」が上乗せとなり、カップ麺全体で増収となりました。袋麺では市場全体が厳しい環境の中、「マルちゃん正麺」シリーズでは新商品の発売や主力フレーバーのリニューアルを実施する等、需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は56,441百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。セグメント利益は、宣伝費や減価償却費の増加等により2,166百万円(前年同四半期比43.5%減)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが堅調に推移し、平成29年2月に新発売した2食入り焼そば「マルちゃん焼そば極み太麺」シリーズが上乗せとなったほか、「北の味わいざるラーメン」が好調に推移し、生麺全体で増収となりました。チルド食品類では「マルちゃん焼そばシュウマイ」や「マルちゃんスープワンタン」、冷凍食品類では「ライスバーガー」や「珍々亭油そば」が好調に推移しました。その結果、売上高は35,834百万円(前年同四半期比1.8%増)となりました。セグメント利益は、売上増により2,881百万円(前年同四半期比15.8%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯では主力の無菌米飯に加え、玄米ごはんや赤飯等のレトルト米飯が好調に推移し、増収となりました。フリーズドライ製品では新規導入店舗の拡大が順調に進みました。その結果、売上高は10,394百万円(前年同四半期比3.2%増)、セグメント利益は、原料米価格が上昇したほか、新工場稼動に向けた固定費の増加等により124百万円(前年同四半期比62.1%減)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、積極的な営業活動により農畜産品及び冷凍食品を中心に保管・配送の取扱いが増加した事で、売上高は9,045百万円(前年同四半期比4.5%増)となりました。セグメント利益は、受託品の取扱い増加に伴い、運賃保管料等の増加はありましたが、業務の見直しに取り組んだことにより1,188百万円(前年同四半期比19.4%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は25,125百万円(前年同四半期比2.1%増)、セグメント利益は989百万円(前年同四半期比11.6%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は368,696百万円で、前連結会計年度末に比べ7,621百万円(2.1%)増加しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,604百万円(1.8%)増加し、200,919百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が3,288百万円増加したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ4,016百万円(2.5%)増加し、167,777百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が3,660百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ94百万円(0.2%)減少し、50,124百万円となりました。これは主に、未払費用が862百万円増加しましたが、未払法人税等が616百万円、その他流動負債が341百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ276百万円(1.0%)増加し、29,337百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が400百万円増加したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ7,439百万円(2.6%)増加し、289,234百万円となりました。これは主に、利益剰余金が5,725百万円、その他有価証券評価差額金が879百万円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,640百万円(15.7%)増加し、26,868百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ2,192百万円(15.7%)減少し、11,739百万円となりました。これは主に、未払費用の増加により資金は増加しましたが、売上債権の増加により資金が減少したことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ2,988百万円(159.4%)増加し、4,864百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が増加したことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ53百万円(1.6%)減少し、3,239百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が減少したことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は748百万円であります。