当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しましたが、通商問題の動向が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動により景気が下振れするリスクも依然として存在しております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は97,758百万円(前年同四半期比1.0%増)、営業利益は5,824百万円(前年同四半期比10.2%減)、経常利益は6,727百万円(前年同四半期比6.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,761百万円(前年同四半期比6.8%減)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の為替換算レートは、107.75円/米ドル(前第1四半期連結累計期間は、110.45円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、主力商品の鮭鱒・魚卵等における市況変動の影響や国内外の近海魚の漁獲不良による魚価高騰が見られる中、コンビニエンスストアや量販店向けに適正価格での販売に努めましたが、競争の激化もあり販売数量が減少しました。その結果、売上高は7,396百万円(前年同四半期比6.0%減)、セグメント利益は20百万円(前年同四半期比78.8%減)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では大手得意先の店舗毎に実施した特売、新学期セールに向けた受注増加により、主力商品の袋麺「Ramen」シリーズ、カップ麺「Instant Lunch」シリーズ、「Bowl」シリーズが前年を上回り、増収となりました。メキシコでは主力商品のカップ麺、販売を強化している袋麺が好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は19,761百万円(前年同四半期比4.1%増)、セグメント利益は、原材料費や人件費の増加はありましたが、販売数量の増加、販促費・物流費の抑制等により2,624百万円(前年同四半期比11.6%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届けするため、2019年6月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、カップ麺では「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズに加え、新商品を発売した「MARUCHAN QTTA」シリーズや「ごつ盛り」シリーズの拡販に努めました。また「マルちゃん正麺 カップ」シリーズでは湯切りタイプの新商品3品が大きく上乗せとなり、カップ麺全体で増収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズで様々なプロモーションを実施し需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は29,356百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント利益は、物流費・原材料費等の増加により1,417百万円(前年同四半期比12.0%減)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届けするため、2019年4月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、生麺では期間限定商品の発売や消費者キャンペーン等を実施した「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが堅調に推移したことに加え、今期から全国に販売エリアを拡大した水でほぐすだけの「つるやか」シリーズ、野菜がおいしく食べられる「パリパリ無限」シリーズが大きく伸長したことにより販売数量、金額ともに前年を上回りました。チルド・冷凍食品類では主力商品のしゅうまいやワンタンは減収となりましたが、市販用の「冷凍麺焼そば」等が好調に推移しました。その結果、売上高は18,537百万円(前年同四半期比3.3%増)、セグメント利益は、物流費の増加等はありましたが、売上増により1,443百万円(前年同四半期比6.7%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯やフリーズドライ商品では市場拡大を捉えるべく生産能力の向上に努めております。2018年夏に新ラインが稼働した無菌米飯では「あったかごはん」シリーズ、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等を中心に、新商品の発売や新生活応援等の販促企画を実施しましたが、減収となりました。その結果、売上高は5,241百万円(前年同四半期比0.5%減)、セグメント損失は、新工場稼働に伴う減価償却費等の増加により318百万円(前年同四半期はセグメント損失121百万円)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、2019年1月に埼玉杉戸物流センター及び神戸物流センターの稼働開始により庫腹量が増加したことに加え、新規顧客の保管品、通関・運送等の付帯業務の取扱いが堅調に推移しました。その結果、売上高は5,020百万円(前年同四半期比9.6%増)、セグメント利益は、新冷蔵庫稼働に伴う減価償却費・人件費等の増加により337百万円(前年同四半期比44.5%減)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は12,444百万円(前年同四半期比4.9%減)、セグメント利益は448百万円(前年同四半期比32.4%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は382,191百万円で、前連結会計年度末に比べ7,999百万円(2.1%)減少しました。当第1四半期連結会計期間における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ5,567百万円(2.7%)減少し、197,731百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,632百万円増加しましたが、受取手形及び売掛金が817百万円、有価証券が7,000百万円減少したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ2,431百万円(1.3%)減少し、184,460百万円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が826百万円、投資有価証券が1,657百万円減少したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,472百万円(8.3%)減少し、49,398百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が894百万円、未払費用が2,135百万円、未払法人税等が978百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ156百万円(0.5%)減少し、28,434百万円となりました。これは主に、その他固定負債が53百万円減少したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ3,370百万円(1.1%)減少し、304,358百万円となりました。これは主に、利益剰余金が676百万円増加しましたが、その他有価証券評価差額金が1,154百万円、為替換算調整勘定が2,919百万円減少したことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は483百万円であります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。