当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しましたが、通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動により景気が下振れするリスクも依然として存在しております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は198,345百万円(前年同四半期比1.0%増)、営業利益は11,664百万円(前年同四半期比0.8%増)、経常利益は13,229百万円(前年同四半期比4.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,571百万円(前年同四半期比12.2%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、107.93円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、113.58円/米ドル)であります。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、主力商品の鮭鱒・魚卵等における市況変動の影響や国内外の近海魚の漁獲不良による魚価高騰が見られる中、コンビニエンスストアや量販店向けに適正価格での販売に努めましたが、競争の激化もあり販売数量が減少しました。その結果、売上高は14,927百万円(前年同四半期比2.8%減)、セグメント損失は31百万円(前年同四半期はセグメント利益159百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では大手得意先の店舗毎に実施した特売や新学期セール等の定期的な特売の実施により、主力商品の袋麺「Ramen」シリーズ、カップ麺「Instant Lunch」シリーズ、「Bowl」シリーズが好調に推移し、増収となりました。メキシコでは主力商品のカップ麺が堅調な動きだったことに加え、販売を強化している袋麺が好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は41,860百万円(前年同四半期比2.7%増)、セグメント利益は、人件費等の増加はありましたが、販売数量の増加、販促費の抑制、物流費の削減等により5,237百万円(前年同四半期比15.6%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届けするため、2019年6月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、カップ麺では「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズ、「麺づくり」シリーズ、「MARUCHAN QTTA」シリーズ等の基幹商品を中心に様々なプロモーションで市場活性化に取組んだことに加え、「赤いたぬき天うどん」「赤いきつね焼うどん」といった期間限定商品、湯切りタイプの新商品を発売した「マルちゃん正麺カップ」シリーズ、また「ごつ盛り」シリーズも好調に推移し、増収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズを中心に需要喚起に努めましたが、減収となりました。その結果、売上高は57,540百万円(前年同四半期比0.7%増)、セグメント利益は、物流費や原材料費等の増加はありましたが、売上増により3,125百万円(前年同四半期比12.8%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届けするため、2019年4月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、生麺では期間限定商品の発売や消費者キャンペーン等を実施した「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが計画通りに推移したことに加え、今期から全国に販売エリアを拡大した水でほぐすだけの「つるやか」シリーズ、野菜がおいしく食べられる「パリパリ無限」シリーズが大きく伸長したことにより、増収となりました。チルド・冷凍食品類では主力商品のしゅうまいやワンタンは減収となりましたが、市販用の「冷凍麺焼そば」等が好調に推移しました。その結果、売上高は37,286百万円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益は、物流費の増加等はありましたが、売上増により2,877百万円(前年同四半期比11.6%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯やフリーズドライ商品では市場拡大を捉えるべく生産能力の向上に努めました。無菌米飯では「あったかごはん」シリーズ、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等の主力商品の販促企画に加え、新商品の投入にも努めました。その結果、売上高は10,960百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント損失は、新工場稼働に伴う減価償却費等の増加により766百万円(前年同四半期はセグメント損失472百万円)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、2019年1月に埼玉杉戸物流センター及び神戸物流センターが稼働したことにより庫腹量が増加したことに加え、冷凍食品を中心とした取扱いや通関・運送等の付帯業務の取扱いが堅調に推移しました。その結果、売上高は10,331百万円(前年同四半期比10.9%増)、セグメント利益は、新冷蔵庫稼働に伴う減価償却費・人件費等の増加により665百万円(前年同四半期比38.5%減)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は25,439百万円(前年同四半期比4.4%減)、セグメント利益は840百万円(前年同四半期比31.8%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は387,978百万円で、前連結会計年度末に比べ2,212百万円(0.6%)減少しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ2,386百万円(1.2%)減少し、200,911百万円となりました。これは主に、現金及び預金が2,239百万円増加しましたが、受取手形及び売掛金が3,606百万円、その他流動資産が1,072百万円減少したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ174百万円(0.1%)増加し、187,066百万円となりました。これは主に、投資有価証券が1,964百万円減少しましたが、機械装置及び運搬具が1,029百万円、建設仮勘定が1,211百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2,577百万円(4.8%)減少し、51,293百万円となりました。これは主に、未払法人税等が1,272百万円増加しましたが、支払手形及び買掛金が1,546百万円、未払費用が769百万円、その他流動負債が1,201百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,161百万円(4.1%)減少し、27,428百万円となりました。これは主に、その他固定負債が827百万円減少したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ1,527百万円(0.5%)増加し、309,256百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が1,339百万円、為替換算調整勘定が2,764百万円減少しましたが、利益剰余金が5,485百万円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,051百万円(13.1%)増加し、26,337百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ7,096百万円(49.7%)増加し、21,364百万円となりました。これは主に、売上債権の減少により資金が増加したことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ10百万円(0.1%)減少し、13,457百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ1,388百万円(43.0%)増加し、4,618百万円となりました。これは主に、配当金の支払額が増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は945百万円であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。