第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にありました。先行きにつきましては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルが段階的に引き上げられていく中で、持ち直しに向かうことが期待されますが、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。

 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。

 この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は104,304百万円(前年同四半期比6.7%増)、営業利益は10,379百万円(前年同四半期比78.2%増)、経常利益は11,060百万円(前年同四半期比64.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,400百万円(前年同四半期比76.4%増)となりました。

 なお、当第1四半期連結累計期間末の為替換算レートは、107.71円/米ドル(前第1四半期連結累計期間末は、107.75円/米ドル)であります。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 水産食品事業

 水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、一部スーパーマーケット向けの需要は高まりましたが、コンビニエンスストア、外食、ホテル向け需要が減退し販売数量が減少しました。また、主力の鮭鱒の市況価格の下落や近海魚の漁獲不良の影響により減収となりました。その結果、売上高は6,860百万円(前年同四半期比7.2%減)、セグメント利益は、人件費、減価償却費の増加はありましたが、前年における棚卸資産の評価見直しの影響や適正価格での販売を進めたことにより213百万円(前年同四半期比929.2%増)となりました。

② 海外即席麺事業

 海外即席麺事業は、米国では既存取引先との取り組み強化と新規取引先への販売に加え、新型コロナウイルス感染症拡大により即席麺の需要が高まったことで、主力商品の袋麺「Ramen」シリーズ、カップ麺「Instant Lunch」シリーズの販売数量が好調に推移し、増収となりました。メキシコではペソ安の影響等により主力のカップ麺の販売数量は前年を下回りましたが、袋麺が好調に推移したことや2020年1月に実施した価格改定の効果もあり、増収となりました。その結果、売上高は23,682百万円(前年同四半期比19.8%増)、セグメント利益は、物流費、人件費の増加はありましたが、販売数量の増加、原材料費の減少、販売促進費の抑制等により4,599百万円(前年同四半期比75.2%増)となりました。

③ 国内即席麺事業

 国内即席麺事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、家庭での喫食機会が増加したことで需要が高まりました。カップ麺では「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズに加え、「ごつ盛り」シリーズ、新商品を積極的に投入した「MARUCHAN QTTA」シリーズが好調に推移しましたが、カップ麺全体では減収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズを中心に好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は30,945百万円(前年同四半期比5.4%増)、セグメント利益は、人件費等の増加はありましたが、原材料費、販売促進費、広告宣伝費等の減少により3,495百万円(前年同四半期比146.6%増)となりました。

④ 低温食品事業

 低温食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、外食向け等の業務用商品の販売が縮小しましたが、家庭での喫食機会が増加したことで、市販用商品の需要が高まりました。生麺では「マルちゃん焼そば3人前」シリーズを始め、うどん、ラーメン類等の主力商品を中心に好調に推移しました。また、昨年度大きく売上を伸ばした「パリパリ無限」シリーズも順調に推移しました。チルド食品類では市販用商品を中心に好調に推移しましたが、冷凍食品類では業務用商品の需要縮小により、前年を下回りました。その結果、売上高は20,757百万円(前年同四半期比12.0%増)、セグメント利益は、売上高の増加、原材料費の減少等により2,009百万円(前年同四半期比39.3%増)となりました。

 

⑤ 加工食品事業

 加工食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、家庭での喫食機会が増加したことで、米飯では「あったかごはん」等の白飯シリーズ、「ふっくらお赤飯」等の味付けごはんシリーズ、「玄米ごはん」等の健康系シリーズ、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等が好調に推移しました。その結果、売上高は5,977百万円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント損失は、人件費、減価償却費等の増加もあり182百万円(前年同四半期はセグメント損失318百万円)となりました。

⑥ 冷蔵事業

 冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により業務用商品を中心に荷動きが低調となりましたが、高い在庫水準を維持出来たことや2020年5月に竣工した石狩新港物流センターの稼働効果に加え、通関・運送等の取扱いも堅調に推移しました。その結果、売上高は5,389百万円(前年同四半期比7.3%増)、セグメント利益は新冷蔵庫稼働に伴う減価償却費や人件費等の増加により273百万円(前年同四半期比19.1%減)となりました。

⑦ その他

 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は10,691百万円(前年同四半期比14.1%減)、セグメント利益は208百万円(前年同四半期比53.6%減)となりました。

 

 当第1四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は403,301百万円で、前連結会計年度末に比べ692百万円(0.2%)増加しました。当第1四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

① 流動資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ726百万円(0.3%)減少し、214,905百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,937百万円、商品及び製品が1,727百万円増加しましたが、受取手形及び売掛金が5,389百万円減少したことによるものであります。

② 固定資産

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,419百万円(0.8%)増加し、188,395百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が3,810百万円減少しましたが、建物及び構築物が4,397百万円、機械装置及び運搬具が601百万円増加したことによるものであります。

③ 流動負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,754百万円(6.6%)減少し、52,901百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,782百万円増加しましたが、未払費用が3,797百万円、未払法人税等が1,936百万円減少したことによるものであります。

④ 固定負債

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ653百万円(2.3%)増加し、28,611百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が670百万円増加したことによるものであります。

⑤ 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ3,793百万円(1.2%)増加し、321,787百万円となりました。これは主に、利益剰余金が4,315百万円増加したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は451百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。