第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありました。先行きにつきましては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルが引き上げられていく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されますが、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。

 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は203,594百万円(前年同四半期比2.6%増)、営業利益は18,134百万円(前年同四半期比55.5%増)、経常利益は19,266百万円(前年同四半期比45.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14,704百万円(前年同四半期比53.6%増)となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、105.78円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、107.93円/米ドル)であります。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 水産食品事業

 水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、一部スーパーマーケット、食品宅配事業向けの需要が高まり販売が伸長しましたが、コンビニエンスストア、外食、ホテル向け需要が減退し全体としては販売数量が減少しました。また、主力商品である鮭鱒の市況価格が下落したこともあり減収となりました。その結果、売上高は12,891百万円(前年同四半期比13.6%減)、セグメント利益は、連結子会社において加工用設備の投資を行ったことにより、人件費、減価償却費の増加はありましたが、前年における棚卸資産の評価見直しの影響や適正価格での販売を進めたこと、在庫水準の圧縮に伴い保管料が減少したことにより217百万円(前年同四半期はセグメント損失31百万円)となりました。

② 海外即席麺事業

 海外即席麺事業は、米国では新型コロナウイルス感染症の拡大により即席麺の需要が高まったことで、主力商品の袋麺「Ramen」シリーズ、カップ麺「Instant Lunch」シリーズの販売数量が好調に推移し、増収となりました。メキシコではペソ安の影響等により主力のカップ麺の販売数量は前年を下回りましたが、袋麺が好調に推移したことや2020年1月に実施した価格改定の効果もあり、増収となりました。その結果、売上高は44,546百万円(前年同四半期比6.4%増)、セグメント利益は、物流費や人件費の増加はありましたが、販売促進費の抑制、広告宣伝費、原材料費の減少等により7,846百万円(前年同四半期比49.8%増)となりました。

③ 国内即席麺事業

 国内即席麺事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、家庭での喫食機会が増加したことで需要が高まりました。カップ麺では「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズに加え、「ごつ盛り」シリーズ、新商品を積極的に投入した「MARUCHAN QTTA」シリーズが好調に推移しましたが、カップ麺全体では減収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズを中心に好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は60,017百万円(前年同四半期比4.3%増)、セグメント利益は、人件費等の増加はありましたが、原材料費、販売促進費、広告宣伝費等の減少により6,038百万円(前年同四半期比93.2%増)となりました。

④ 低温食品事業

 低温食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、外食向け等の業務用商品の販売が縮小しましたが、家庭での喫食機会が増加したことで、市販用商品の需要が高まりました。生麺では「マルちゃん焼そば3人前」シリーズを始め、うどん、ラーメン類等の主力商品を中心に好調に推移しました。また、昨年度大きく売上を伸ばした「パリパリ無限」シリーズも順調に推移しました。チルド食品類では市販用商品を中心に好調に推移しましたが、冷凍食品類では業務用商品の需要縮小により、前年を下回りました。その結果、売上高は40,706百万円(前年同四半期比9.2%増)、セグメント利益は、売上高の増加、原材料費の減少等により3,763百万円(前年同四半期比30.8%増)となりました。

⑤ 加工食品事業

 加工食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、家庭での喫食機会が増加したことや備蓄食料として需要が高まりました。米飯では「あったかごはん」等の白飯シリーズ、「ふっくらお赤飯」等の味付けごはんシリーズ、「玄米ごはん」等の健康系シリーズ、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等が好調に推移しました。その結果、売上高は12,276百万円(前年同四半期比12.0%増)、セグメント損失は、売上高の増加、原材料費の減少等で276百万円改善し、490百万円(前年同四半期はセグメント損失766百万円)となりました。

⑥ 冷蔵事業

 冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症拡大や天候不順の影響により保管商品の荷動きが低調となりましたが、2020年5月に竣工した石狩新港物流センターの稼働効果に加え、通関・運送等の取扱いも堅調に推移しました。その結果、売上高は10,865百万円(前年同四半期比5.2%増)、セグメント利益は、新冷蔵庫稼働に伴う減価償却費や人件費等の増加により640百万円(前年同四半期比3.7%減)となりました。

⑦ その他

 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は22,290百万円(前年同四半期比12.4%減)、セグメント利益は532百万円(前年同四半期比36.6%減)となりました。

 

 当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は407,294百万円で、前連結会計年度末に比べ4,685百万円(1.2%)増加しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

① 流動資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,969百万円(1.8%)増加し、219,602百万円となりました。これは主に、現金及び預金が6,113百万円、受取手形及び売掛金が6,685百万円減少しましたが、有価証券が15,000百万円増加したことによるものであります。

② 固定資産

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ715百万円(0.4%)増加し、187,692百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が2,990百万円減少しましたが、建物及び構築物が3,361百万円増加したことによるものであります。

③ 流動負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,607百万円(8.1%)減少し、52,048百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,217百万円、未払費用が1,771百万円減少したことによるものであります。

④ 固定負債

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ390百万円(1.4%)増加し、28,349百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が414百万円増加したことによるものであります。

⑤ 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ8,902百万円(2.8%)増加し、326,897百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が2,918百万円減少しましたが、利益剰余金が10,619百万円増加したことによるものであります。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ13,937百万円(32.1%)減少し、29,459百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ2,544百万円(11.9%)増加し、23,908百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が増加したことによるものであります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ19,500百万円(144.9%)増加し、32,957百万円となりました。これは主に、有価証券の償還による収入が減少したことによるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ315百万円(6.8%)減少し、4,302百万円となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が減少したことによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は893百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。