当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日)を第1四半期連結会計期間の期首より適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が徐々に緩和され、持ち直しの動きがみられました。先行きにつきましては、経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されますが、感染症再拡大による経済社会活動への影響が内外経済を下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は268,097百万円(前年同四半期比4.6%増)、営業利益は24,822百万円(前年同四半期比14.6%減)、経常利益は26,386百万円(前年同四半期比14.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,353百万円(前年同四半期比19.1%減)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間の為替換算レートは、115.01円/米ドル(前第3四半期連結累計期間は、103.50円/米ドル)であります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、一部スーパーマーケットの総菜部門や食品宅配事業向けの販売が伸長しましたが、主としてコンビニエンスストア向け商品の販売量が減少したこと等により減収となりました。その結果、売上高は18,924百万円(前年同四半期比2.7%減)、セグメント利益は、マグロの原材料価格高騰や鮭鱒の仕入れコストの増加等はあったものの、魚卵の原価率改善や出荷数の増加等により294百万円(前年同四半期比42.9%増)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して需要が高い状況が継続する中、米国は、袋麺では主力商品の「Ramen」シリーズが増収となり、カップ麺では主力商品の「Instant Lunch」シリーズを始め、「Yakisoba」「Bowl」シリーズも好調に推移し増収となりました。メキシコは、主力商品のカップ麺、袋麺ともに好調に推移したことで増収となりました。その結果、売上高は79,587百万円(前年同四半期比20.8%増)、セグメント利益は、売上高増加による効果はあったものの、主原料価格上昇による原材料費の増加、運賃単価上昇による物流費の増加等により7,823百万円(前年同四半期比33.1%減)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して需要が高い状況が継続する中、カップ麺では「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズが苦戦しましたが、「MARUCHAN QTTA」シリーズが引き続き好調に推移し増収となりました。袋麺では10月に発売10周年を迎え、記念商品も発売した「マルちゃん正麺」シリーズを中心に拡売に努めたものの減収となりました。その結果、売上高は72,980百万円(前年同四半期比1.2%減)、セグメント利益は、人件費や運賃保管料の減少はありましたが、動力費や販売促進費等の増加により9,380百万円(前年同四半期比15.1%減)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛等による影響で、外食向けや事業所給食向け等の業務用商品の販売が引き続き縮小傾向となっています。生麺では内食需要が継続する中、主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズ、「マルちゃんの生ラーメン3人前」シリーズを中心に拡売に努めたものの減収となりました。その結果、売上高は38,854百万円(前年同四半期比4.0%減)、セグメント利益は、売上高の減少や動力費の増加等により5,057百万円(前年同四半期比4.6%減)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して需要が高い状況が継続する中、米飯ではレトルト米飯商品の1食増量企画や新商品の発売等により増収となりました。フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等を中心に販売先の拡大や家庭内喫食機会の増加により引き続き好調に推移し増収となりました。その結果、売上高は14,401百万円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益は、動力費の増加はあったものの、売上高の増加、人件費の減少等により86百万円(前年同四半期はセグメント損失445百万円)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症拡大や国際的な物流の混乱等の影響により保管在庫が前期を下回る厳しい状況となりましたが、外出自粛による巣ごもり需要により、市販用冷凍食品の取扱い増加や宅配品の取扱いも堅調に推移しました。その結果、売上高は16,955百万円(前年同四半期比4.0%増)、セグメント利益は、動力費の増加はあったものの、人件費等の減少に加えて、前期の新冷蔵庫稼働の一時的費用が無くなったことにより1,960百万円(前年同四半期比77.0%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は26,392百万円(前年同四半期比0.1%増)、セグメント利益は951百万円(前年同四半期比25.8%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は444,374百万円で、前連結会計年度末に比べ15,723百万円(3.7%)増加しました。当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ17,990百万円(7.6%)増加し255,969百万円となりました。これは主に、現金及び預金が13,938百万円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産が14,961百万円、有価証券が14,000百万円増加したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ2,267百万円(1.2%)減少し188,404百万円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が2,747百万円増加しましたが、建設仮勘定が3,951百万円減少したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,995百万円(3.4%)増加し59,845百万円となりました。これは主に、未払法人税等が3,455百万円減少しましたが、支払手形及び買掛金が3,917百万円、未払費用が1,191百万円増加したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ231百万円(0.8%)増加し27,713百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が461百万円増加したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ13,496百万円(3.9%)増加し356,815百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が4,281百万円、利益剰余金が9,162百万円増加したことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,349百万円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。