第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありました。先行きにつきましては、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められる中、各種政策の効果もあって、持ち直しに向かうことが期待されますが、物価上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。

 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は212,940百万円(前年同四半期比24.9%増)、営業利益は18,978百万円(前年同四半期比28.3%増)、経常利益は20,378百万円(前年同四半期比29.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15,270百万円(前年同四半期比39.1%増)となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、144.81円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、111.95円/米ドル)であります。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 水産食品事業

 水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から経済活動が回復傾向にあること等から、コンビニエンスストア向け商品の販売数量が伸長しました。また、各地の前浜事業や銀鮭商品の販売が好調に推移しました。その結果、売上高は14,300百万円(前年同四半期比17.9%増)、セグメント利益は、仕入コストの上昇があったものの、売上高の増加等の影響により246百万円(前年同四半期比143.9%増)となりました。

② 海外即席麺事業

 海外即席麺事業は、製造コストの上昇等により価格改定を実施いたしましたが、インフレ率が高水準に推移していることによる節約志向の高まり等から即席麺の需要が高い状況で継続し、米国は袋麺では主力商品「Ramen」シリーズが増収となり、カップ麺では主力商品の「Instant Lunch」シリーズを始め、「Yakisoba」シリーズ「Bowl」シリーズも好調に推移したことで増収となりました。メキシコにおいても、主力商品のカップ麺、袋麺ともに好調に推移したことにより増収となりました。その結果、売上高は88,526百万円(前年同四半期比76.8%増)、セグメント利益は、主原料価格高騰による原材料費増加や人件費増加等による製造コストの上昇がありましたが、販売数量増加や価格改定効果による売上高増加等により10,954百万円(前年同四半期比132.4%増)となりました。

③ 国内即席麺事業

 国内即席麺事業は、6月の価格改定後に猛暑も重なり夏場の販売に苦戦したものの、8月以降は回復傾向に転じました。そのような中、カップ麺では発売30周年を迎えた「麺づくり」シリーズを9月にリニューアルし、好調な販売となったものの、カップ麺全体では減収となりました。袋麺では4月に新発売した「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが引き続き好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は43,211百万円(前年同四半期比0.5%増)、セグメント利益は、広告宣伝費、動力費の増加等により2,669百万円(前年同四半期比44.6%減)となりました。

④ 低温食品事業

 低温食品事業は、製造コストが上昇する中、安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため、生麺、冷凍麺等の価格改定を4月に実施いたしました。そのような中、生麺では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズ「マルちゃんの冷し生ラーメン3人前」シリーズ「マルちゃん北の味わいざるラーメン」シリーズを中心に拡売に努めました。冷凍麺は市場の回復により、外食向けや事業所給食向けの業務用商品が伸長いたしました。その結果、売上高は27,190百万円(前年同四半期比1.5%増)、セグメント利益は、原材料費や動力費等の増加の影響により3,193百万円(前年同四半期比10.4%減)となりました。

 

⑤ 加工食品事業

 加工食品事業は、フリーズドライ商品では昨年より引き続き需要の高い状況が継続しており、主力商品である「素材のチカラ」シリーズを中心に好調に推移したことにより増収となりました。米飯も同様に需要の高い状況が継続しており、無菌米飯、レトルト米飯とも好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は9,573百万円(前年同四半期比3.9%増)、セグメント利益は、動力費の増加はあったものの、売上高の増加や人件費の減少等の影響により354百万円(前年同四半期はセグメント損失68百万円)となりました。

⑥ 冷蔵事業

 冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による混乱から経済活動の正常化が進んだことにより、業務用商品を中心として保管需要が増加しました。また、国際的な物流の遅延等も徐々に落ち着きを見せ、通関の取扱いも堅調に推移しました。その結果、売上高は11,632百万円(前年同四半期比3.4%増)、セグメント利益は、売上高増加による増益はありましたが、原油価格の大幅な上昇の影響を受け、動力費等の経費が増加する中で、冷蔵倉庫料金の価格改定にも取組みましたが、コスト増加分を補う事が出来ず1,204百万円(前年同四半期比5.8%減)となりました。

⑦ その他

 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は18,505百万円(前年同四半期比2.5%増)、セグメント利益は806百万円(前年同四半期比8.5%増)となりました。

 

 当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は490,001百万円で、前連結会計年度末に比べ35,330百万円(7.8%)増加しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

① 流動資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ27,495百万円(10.4%)増加し、290,901百万円となりました。これは主に、現金及び預金が22,956百万円増加したことによるものであります。

② 固定資産

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ7,835百万円(4.1%)増加し、199,100百万円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が7,467百万円増加したことによるものであります。

③ 流動負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,738百万円(2.9%)増加し、60,776百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が2,731百万円増加したことによるものであります。

④ 固定負債

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ420百万円(1.5%)増加し、28,907百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が292百万円増加したことによるものであります。

⑤ 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ33,172百万円(9.0%)増加し、400,317百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が22,768百万円、利益剰余金が10,164百万円増加したことによるものであります。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ12,542百万円(42.7%)増加し、41,893百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ430百万円(2.9%)増加し、15,481百万円となりました。

これは主に、税金等調整前四半期純利益が増加したことによるものであります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ3,013百万円(前年同四半期は1,314百万円の支出)増加し、1,699百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が増加しましたが、有価証券の取得による支出が減少したことによるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ15百万円(0.3%)増加し、5,330百万円となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が増加したことによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は880百万円であります。

 

(7)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間において重要な変更はありません。なお、新たに決定した重要な設備の新設計画は次のとおりです。

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達

方法

着手年月

完成予定

年月

完成後の

増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

八戸東洋㈱

フリーズドライ新工場(仮称)

(青森県八戸市)

加工食品事業

フリーズドライ

製品製造設備

5,566

自己資金

2023年

6月

2024年

7月

生産能力25%増

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。