第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありました。先行きにつきましては、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、持ち直しに向かうことが期待されますが、物価上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。

 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は325,313百万円(前年同四半期比21.3%増)、営業利益は31,885百万円(前年同四半期比28.5%増)、経常利益は33,957百万円(前年同四半期比28.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は25,368百万円(前年同四半期比38.2%増)となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間の為替換算レートは、132.71円/米ドル(前第3四半期連結累計期間は、115.01円/米ドル)であります。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 水産食品事業

 水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症による影響から経済活動の正常化が進んだことにより、コンビニエンスストア向け商品を中心に販売数量が伸長しました。また、すり身、銀鮭商品等の販売も好調に推移しました。その結果、売上高は21,627百万円(前年同四半期比14.3%増)、セグメント利益は、魚卵は、世界的な需要増加と海外漁場の不漁により仕入価格が高騰したこと、およびマグロは、燃油価格高騰の影響等で漁獲量が減り、原料価格が高騰したことから149百万円(前年同四半期比49.1%減)となりました。

② 海外即席麺事業

 海外即席麺事業は、製造コストの上昇等により価格改定を実施いたしましたが、インフレ率が高水準に推移していることによる節約志向の高まり等から即席麺の需要が高い状況で継続し、米国は袋麺では主力商品「Ramen」シリーズが増収となり、カップ麺では主力商品の「Instant Lunch」シリーズを始め、「Yakisoba」「Bowl」シリーズも好調に推移したことで増収となりました。メキシコにおいても、主力商品のカップ麺、袋麺ともに好調に推移したことにより増収となりました。その結果、売上高は128,911百万円(前年同四半期比62.0%増)、セグメント利益は、主原料価格高騰による原材料費増加や人件費増加等による製造コストの上昇がありましたが、販売数量増加や価格改定効果による売上高増加等により18,010百万円(前年同四半期比130.2%増)となりました。

③ 国内即席麺事業

 国内即席麺事業は、6月の価格改定後に猛暑も重なり夏場の販売に苦戦したものの、秋冬の需要期に入り改定後の価格も浸透した事で回復に転じました。そのような中、カップ麺では発売30周年を迎えた「麺づくり」シリーズをリニューアルしたこと、「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」等の主力商品を秋冬需要期に向けてリニューアルし、プロモーションを強化したことで増収となりました。袋麺では4月に新発売した「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが引き続き好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は74,640百万円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益は、広告宣伝費や動力費の増加等により6,549百万円(前年同四半期比30.2%減)となりました。

④ 低温食品事業

 低温食品事業は、製造コストが上昇する中、安全・安心で高品質な商品を安定的に供給するため、生麺、冷凍麺等の価格改定を4月に実施いたしました。そのような中、生麺では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズ「マルちゃんの冷し生ラーメン3人前」シリーズ「マルちゃん玉うどん3食入り」シリーズを中心に拡売に努めました。冷凍麺は外食や事業所給食市場の回復により業務用商品が伸長いたしました。その結果、売上高は39,926百万円(前年同四半期比2.8%増)、セグメント利益は、原材料費や動力費等の増加の影響により4,207百万円(前年同四半期比16.8%減)となりました。

 

⑤ 加工食品事業

 加工食品事業は、米飯商品では新型コロナウイルス感染症による影響から需要が高い状況で継続しており、無菌米飯、レトルト米飯とも好調に推移したことで増収となりました。フリーズドライ商品も同様に需要が高い状況が継続しており、主力商品である「素材のチカラ」シリーズを中心に販売が好調に推移したことで増収となりました。その結果、売上高は15,214百万円(前年同四半期比5.6%増)、セグメント利益は、動力費の増加はあったものの、売上高の増加や減価償却費の減少等の影響により414百万円(前年同四半期比380.2%増)となりました。

⑥ 冷蔵事業

 冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症による影響から経済活動の正常化が進んだことにより、業務用商品を中心として保管在庫や配送品取扱いの物量が増加しました。また、冷蔵倉庫料金の価格改定を進めたことにより増収となりました。その結果、売上高は17,586百万円(前年同四半期比3.7%増)、セグメント利益は、動力費や庫内作業人件費、補修費等の増加により1,762百万円(前年同四半期比10.1%減)となりました。

⑦ その他

 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は27,405百万円(前年同四半期比3.8%増)、セグメント利益は949百万円(前年同四半期比0.2%減)となりました。

 

 当第3四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は491,616百万円で、前連結会計年度末に比べ36,945百万円(8.1%)増加しました。当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

① 流動資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ26,857百万円(10.2%)増加し290,263百万円となりました。これは主に、有価証券が6,000百万円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産が17,201百万円、現金及び預金が4,868百万円増加したことによるものであります。

② 固定資産

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ10,087百万円(5.3%)増加し201,352百万円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が4,512百万円増加したことによるものであります。

③ 流動負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ8,736百万円(14.8%)増加し67,775百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が8,365百万円増加したことによるものであります。

④ 固定負債

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ216百万円(0.8%)増加し28,703百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が422百万円増加したことによるものであります。

⑤ 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ27,992百万円(7.6%)増加し395,137百万円となりました。これは主に、利益剰余金が16,174百万円、為替換算調整勘定が11,180百万円増加したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,312百万円であります。

 

(6)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間において重要な変更はありません。なお、新たに決定した重要な設備の新設計画は次のとおりです。

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達

方法

着手年月

完成予定

年月

完成後の

増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

八戸東洋㈱

フリーズドライ新工場(仮称)

(青森県八戸市)

加工食品事業

フリーズドライ

製品製造設備

5,566

自己資金

2023年

6月

2024年

7月

生産能力25%増

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。