当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から緩やかに回復する状況にありました。先行きにつきましては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されますが、物価上昇や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は234,890百万円(前年同四半期比10.3%増)、営業利益は29,824百万円(前年同四半期比57.1%増)、経常利益は33,646百万円(前年同四半期比65.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は25,132百万円(前年同四半期比64.6%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、149.58円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、144.81円/米ドル)であります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和から経済活動が正常化したことで、一部の量販店中食や食品宅配事業向け等の商品はその反動によって低調に推移したものの、コンビニエンスストアの来店客数は回復し、業務用・外食用食材への需要が本格的に持ち直してきました。その結果、売上高は15,034百万円(前年同四半期比5.1%増)、セグメント利益は、全体的に増収ではあったものの、一部商材での減収や仕入コストをカバーできなかったこと等から165百万円(前年同四半期比32.9%減)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では第1四半期連結会計期間に発生した一部得意先の在庫調整による影響が残りましたが、7月以降の受注数量は回復傾向となり、メキシコでは主力商品のカップ麺、袋麺ともに好調に推移したこと、及び2022年10月に米国、メキシコで実施した価格改定による販売単価の上昇により増収となりました。その結果、売上高は106,073百万円(前年同四半期比19.8%増)、セグメント利益は、原材料費や人件費の増加等による製造コストの上昇を売上高の増加等によりカバーし21,210百万円(前年同四半期比93.6%増)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、前年度に続き、6月に実施した2年連続の価格改定や猛暑等の影響により、カップ麺では主力商品の「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」・「麺づくり」シリーズ等がやや苦戦いたしましたが、「MARUCHAN QTTA」シリーズや「ごつ盛り」シリーズ、レギュラーオープンプライス商品等が牽引し増収となりました。袋麺では「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが目標に届かず減収となりました。その結果、売上高は43,732百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント利益は、人件費等の増加はあったものの、販売促進費や広告宣伝費等の減少により2,825百万円(前年同四半期比5.8%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、主力商品の拡売と新商品の積極的な発売により好調に推移いたしました。生麺では「マルちゃん焼そば3人前」シリーズ、「マルちゃんの冷し生ラーメン3人前」シリーズ等の主力商品に加え、新商品の「ごほうび冷し中華2人前」シリーズが売上の増加に寄与いたしました。冷凍食品では行動制限が緩和され、人流が回復したことにより業務用商品が伸長いたしました。その結果、売上高は29,265百万円(前年同四半期比7.6%増)、セグメント利益は、原材料費や製造経費の増加はあったものの、価格改定効果と売上の拡大により3,873百万円(前年同四半期比21.3%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯商品、魚肉ハム・ソーセージ商品等が順調に推移いたしましたが、フリーズドライ商品等が苦戦いたしました。米飯商品では価格改定や前年度の在宅療養者向け需要が一段落した影響もありましたが、ほぼ前年度並みに推移いたしました。フリーズドライ商品では価格改定や猛暑等の影響により販売が落ち込み、減収となりました。その結果、売上高は9,204百万円(前年同四半期比3.9%減)、セグメント利益は、動力費等の減少はあったものの、販売促進費や人件費等の増加により152百万円(前年同四半期比56.9%減)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことで、配送等の取扱いが増加したことに加え、冷蔵倉庫料金の価格改定にも努めたことにより増収となりました。その結果、売上高は12,122百万円(前年同四半期比4.2%増)、セグメント利益は、人件費や補修費等の増加による影響はあったものの、配送収入の増加や冷蔵倉庫料金の価格改定等の増収効果もあり1,270百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は19,458百万円(前年同四半期比5.2%増)、セグメント利益は588百万円(前年同四半期比27.0%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総資産は545,008百万円で、前連結会計年度末に比べ47,925百万円(9.6%)増加しました。当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ47,063百万円(16.5%)増加し、332,140百万円となりました。これは主に、現金及び預金が24,778百万円、有価証券が14,000百万円増加したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ862百万円(0.4%)増加し、212,868百万円となりました。これは主に、長期預金が7,000百万円減少しましたが、投資有価証券が4,365百万円、建設仮勘定が2,461百万円及び土地が426百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ7,250百万円(11.2%)増加し、71,899百万円となりました。これは主に、未払法人税等が6,307百万円増加したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,413百万円(5.1%)増加し、29,096百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が1,551百万円増加したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ39,261百万円(9.7%)増加し、444,012百万円となりました。これは主に、利益剰余金が19,005百万円、為替換算調整勘定が16,983百万円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19,745百万円(52.6%)増加し、57,312百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ18,654百万円(120.5%)増加し、34,136百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が増加したことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、8,552百万円(前年同四半期は1,699百万円の収入)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が減少しましたが、有価証券の取得による支出が増加したことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同四半期に比べ1,006百万円(18.9%)増加し、6,336百万円となりました。これは主に、配当金の支払額が増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は903百万円であります。
(7)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間において重要な変更はありません。なお、新たに決定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 方法 |
着手年月 |
完成予定 年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (千米ドル) |
既支払額 (千米ドル) |
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マルチャン,INC. |
ラグナ工場 (米国カリフォルニア州) |
海外即席麺事業 |
カップ麺等 製造設備 |
217,552 |
73 |
自己資金 |
2023年 7月 |
2027年 3月 |
生産能力67%増 |
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。