(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済政策等を背景に緩やかな回復基調で推移しましたが、新興国や資源国等による景気下振れリスクや、年初からの株価の下落や円高進行など、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、個人消費も足踏み状態が続いており、中食業界で事業を展開する当社グループの経営環境は厳しい状況となりました。
こうした状況下、当社グループは中期経営計画(平成28年3月期~平成32年3月期)における4つの基本戦略、「継続的な売上成長」、「コスト競争力の強化」、「人材の育成」、「環境への取り組み」に基づき目標達成に向け取り組んでおります。
販売面では、主要取引先であるコンビニエンスストアやスーパーマーケットにおいて主力の弁当、おにぎりが順調に売上を伸ばしました。商品開発力の強化への取り組みでは、食品添加物の削減やおかずの内製化にこだわった、鮮度感・手作り感のあるお弁当のブランド、「真菜ごころ」シリーズのラインナップ化を開始いたしました。
生産面では、広島工場、千葉工場の炊飯設備の入替えにより、品質向上と生産能力の増強を行いました。また、高い性能を持つ機器を効果的に使用するため、メーカーと連携した研修会や工場巡回を通し、生産効率の向上や安全・安心な商品の提供に取り組みました。
コスト面では、精米や海苔等の原材料価格の値上がりや人手不足に起因する生産性の悪化がありましたが、類似食材の統合、ロスの削減、設備投資による省人化など、コストの増加を抑える取り組みを積極的に行いました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、111億7千万円(前年同四半期比1.9%増)、営業利益は3億8百万円(前年同四半期比0.3%増)、経常利益は3億3千1百万円(前年同四半期比6.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2千9百万円(前年同四半期比18.1%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産は、現金及び預金の減少を主因に前連結会計年度末と比較して3億9千5百万円減少し、194億8百万円となりました。また、純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益2億2千9百万円を計上する一方で、配当金の支払9千5百万円等により前連結会計年度末と比較して1億5千2百万円増加し、107億2千2百万円となりました。
(3) 事業上及び財政上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループの研究開発活動については、米飯製品の競争激化に伴う製品の多様化、ライフサイクルの短縮に対応するとともに、流通チャネルに適応した製品、鮮度への要求にも配慮した製品の開発に力をそそいでおります。
また、既存製品の改良・開発につきましては、ますます顕著になってくる消費者のライフスタイルの変化に適応する製品づくりを進めてまいります。