第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況で推移いたしました。昨年5月の緊急事態宣言解除後は、感染拡大防止策を講じながら経済活動が再開され、各種政策の効果などにより個人消費は持ち直しの動きが見られるものの、国内の感染者数が再度増加傾向にあるなど、未だ感染収束の見通しは立っておらず、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループは中食業界に属し、主要な取引先であるコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア等へ弁当、おにぎり、調理パン、寿司及び惣菜等を製造販売しており、当社グループを取り巻く環境は、在宅勤務の増加や外出機会の減少などにより中食から内食への動きがみられ、また大学休校に伴う売店の休業、行楽やイベント需要の落ちこみなどもあり引き続き厳しい状況が続いております。

こうした状況下、当社グループは、「良品づくり」のさらなるレベルアップをめざす5カ年計画をテーマとした中期経営計画(2021年3月期~2025年3月期)を策定し、4つの基本戦略、「販売戦略」、「コスト戦略」、「人財戦略」、「環境戦略」に基づき目標達成に向け取り組んでおります。

販売面では、冷凍食品事業に新規参入し、まずは冷凍おせちを製造するなど業容拡大に努めました。「内製化」「良品づくり」にこだわり、新しい生活様式による消費者需要の変化に応えるべく、引き続きロングライフ商品の開発に取り組んでまいります。

生産面では、食に携わる企業としての社会的責任を全うするため、従来からの衛生管理に加え、政府のガイドラインに基づいた新型コロナウイルス感染症防止対策に取り組み、お客様への安全・安心な商品の提供に注力いたしました。

コスト面では、購買部による主要食材の調達方法の見直しを継続して行うことに加え、売上高減少下における労働時間の短縮、機械化などによる生産性の向上、各工場間での横断的な製造経費の見直しや、テレビ会議の積極的な活用など徹底した経費削減に取り組みました。

人財面では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための社内ルールを周知徹底し、従業員の健康管理に努めつつ、職種別の会議体や勉強会の実施、また資格取得の推進を図りスキルの向上と均一化に取り組みました。

環境面では、弁当の容器や工場で使用する消耗品にバイオマスプラスチック含有製品を選定するなど環境負荷の軽減に取り組みました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

① 財政状態

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び預金の増加を主因に前連結会計年度末に比べ8億3千2百万円増加し、308億1千万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、1年内返済予定の長期借入金の増加を主因に前連結会計年度末に比べ3億8千6百万円増加し、175億6千8百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益6億7千4百万円を計上する一方で、配当金の支払2億1千7百万円等により前連結会計年度末に比べ4億4千5百万円増加し、132億4千1百万円となりました。

 

② 経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高373億5千8百万円(前年同四半期比6.1%減)、営業利益8億8千7百万円(前年同四半期比22.7%減)、経常利益9億5百万円(前年同四半期比21.9%減)、投資有価証券売却益5千5百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益6億7千4百万円(前年同四半期比34.0%減)となりました。

 

(2) 事業上及び財政上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当社グループの研究開発活動については、米飯製品の競争激化に伴う製品の多様化、ライフサイクルの短縮に対応するとともに、流通チャネルに適応した製品、鮮度への要求にも配慮した製品の開発に力をそそいでおります。

また、既存製品の改良・開発につきましては、ますます顕著になってくる消費者のライフスタイルの変化に適応する製品づくりを進めてまいります。

 

(4) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について完了したものは以下のとおりであります。

 

会社名
事業所名

所在地

設備の内容

投資額
(百万円)

完了

提出会社

名古屋工場

愛知県弥富市

工場増改築

840

2020年9月

 

(注)金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。