第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、ワクチン接種の拡大や各種政策の効果などもあり、持ち直しの動きがみられるものの、変異株による感染が急拡大し、感染収束時期が見込めない中、依然として厳しい状況が続いております。
 当社グループは中食業界に属し、主要な取引先であるコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア等へ弁当、おにぎり、調理パン、寿司及び惣菜等を製造販売しており、当社グループを取り巻く環境は、在宅勤務の増加や外出機会の減少、行楽やイベント需要の落ちこみなどもあり、引き続き先行き不透明な状況が続いております。
 こうした状況下、当社グループは、「良品づくり」のさらなるレベルアップをめざす5カ年計画をテーマとした中期経営計画(2021年3月期~2025年3月期)を策定し、4つの基本戦略、「販売戦略」、「コスト戦略」、「人財戦略」、「環境戦略」に基づき目標達成に向け取り組んでおります。
 販売面では、前期に引き続き新規取引先の開拓に努め、昨年4月から新たにカフェチェーンとの取引を開始しました。また、9月から冷凍おせちを製造するなど冷凍事業の拡大に努めました。11月には、商品のコンセプトをより知っていただくため、商品展示商談会を開催し、既存取引先様との深耕を図りました。開発面では、料理勉強会を開催し、プロの料理人から調理のノウハウの指導を受けるなど、今後も「内製化」「良品づくり」にこだわった商品の開発に取り組んでまいります。
 生産面では、食に携わる企業としての責任を全うするため、従来からの衛生管理に加え、政府のガイドラインに基づいた新型コロナウイルス感染症防止対策に取り組み、お客様への安全・安心な商品の提供に注力いたしました。
 コスト面では、人員不足による労働コストの増加や、油類や肉類をはじめとする原材料価格の値上がりがありましたが、これらを吸収するべく購買部による主要食材の調達方法の見直しを継続して行うことに加え、調理加工品アイテム数の削減や、機械化による品質及び生産性の向上、各工場間での横断的な製造経費の見直しに取り組んでおります。
 人財面では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための社内ルールを周知徹底し、従業員の健康管理に努めつつ、職種別の会議体や勉強会の拡充、経営幹部及び女性幹部候補者や新任管理職に対するWEB研修により、スキルの向上や組織力の強化と均一化に取り組みました。
 環境面では、バイオマスプラスチック25%含有素材を使用した弁当容器の拡充や、紙包材を使用したサンドイッチの販売を開始するなど環境負荷の軽減に取り組みました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

① 財政状態

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び預金の増加を主因に前連結会計年度末に比べ6億5千2百万円増加し、310億2百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、長期借入金の増加を主因に前連結会計年度末に比べ7千7百万円増加し、170億1百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益8億9千8百万円を計上する一方で、配当金の支払2億1千1百万円等により前連結会計年度末に比べ5億7千4百万円増加し、140億円となりました。

 

② 経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高366億9千5百万円(前年同四半期比7.5%増)、営業利益12億7千7百万円(前年同四半期比43.9%増)、経常利益12億8千5百万円(前年同四半期比41.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億9千8百万円(前年同四半期比33.2%増)となりました。

 

(2) 事業上及び財政上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当社グループの研究開発活動については、米飯製品の競争激化に伴う製品の多様化、ライフサイクルの短縮に対応するとともに、流通チャネルに適応した製品、鮮度への要求にも配慮した製品の開発に力をそそいでおります。

また、既存製品の改良・開発につきましては、ますます顕著になってくる消費者のライフスタイルの変化に適応する製品づくりを進めてまいります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。