当第2四半期累計期間において、以下を除き、新たな事業等のリスクの発生はありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
新型コロナウイルス感染症による「緊急事態宣言」の発令等により、フランチャイズ店舗の営業活動および当社の事業活動は一時的に影響を受けましたが、現在では徹底した感染防止策を講じて営業活動および事業活動を継続しております。しかしながら、感染拡大が一層の激しさを増した場合には、当社の業績に重要な影響を与える可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間(2020年1月~6月)における日本国内の経済環境は、年初は企業収益や雇用・所得環境の改善から緩やかな景気回復基調が継続しましたが、個人消費におきましては消費税増税の影響もあり一部停滞が見られました。一方で米国の通商政策により懸念される貿易摩擦の影響や英国のEU離脱問題など海外の政治・経済動向は不透明な状況が続いていました。そのような中で3月以降、新型コロナウイルス感染症が世界中に拡がり、日本でも4月に緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請により国内における消費活動が一気に冷え込み、先行きが全く見えない状況に陥りました。
アイスクリームを含めたデザート市場に於きましては年々拡大し続けており、外食業界ではInstagramやLINE、Facebookなどを中心としたSNSを使ったコミュニケーションや、急速に浸透しているキャッシュレスのプロモーションが進化し、業態を越えた顧客の獲得競争が一層激化しています。更に社会構造の変化によるサービス業全般での労働需給逼迫により人件費や物流費が上昇するなど、経営環境は厳しい状況で推移していました。その中で新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大型商業施設や様々な施設が臨時休業や営業時間の短縮を余儀なくされることとなり、緊急事態宣言解除後も回復に向けた動きは鈍く、将来の見通しについては極めて不透明な状況が続いております。
このような環境の下、当社ではサーティワンアイスクリームの永遠の経営モットーである“We make people happy.”「アイスクリームを通じて、お客様に幸せをお届けします。」をスローガンに、全てのお客様に高品質で美味しいアイスクリームと“FUN(楽しいこと、嬉しいこと、感動すること)”に満ちたひとときを提供し、日本で最も愛され親しまれるチェーンとなることを目指すとともに、企業の継続的成長の維持と、企業価値の増大に努めてまいりました。新型コロナウイルスへの対応策としては、お客様や従業員の安全を第一に考え、衛生管理や感染拡大防止に取り組んで営業するとともに、テイクアウトやデリバリーの拡充を進めてまいりました。
当期のマーケティング戦略は、店頭強化による既存店の活性化を最重要課題とし、アイスクリーム専門店にしかできないフレーバーの投入や、専門店ならではのサービスを提供してまいりました。緊急事態宣言発令後は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、店内の密を避けるべく集客キャンペーンを中止し、外出自粛により自宅で過ごす時間が増えるというライフスタイルの変化に適応した、テイクアウト商品の訴求を強化してまいりました。
また、市場環境の変化に対応した店舗戦略として、店舗のスクラップ・アンド・ビルドにも引続き積極的に取り組んでおります。
当第2四半期累計期間の営業施策としては、4月よりHey! Say! JUMP の山田涼介さんをイメージキャラクターに起用したテレビCMを放映し、人気フレーバーの「ポッピングシャワー」発売20周年を記念した「ポッピン ドリーム」を山田涼介さんと共に開発し、コラボレーション・フレーバーとして期間限定で発売しました。
その他にも、毎月「フレーバー・オブ・ザ・マンス」として魅力的なアイスクリームを新発売するとともに、冬限定の温かいアイスクリームデザート「ホット31ドルチェ」や、苺の季節に合わせた「フレッシュストロベリーサンデー」を投入し、更に映画“スター・ウォーズ”最新作の公開に合わせた数量限定アイスクリームケーキや「“ディズニープリンセス”パレット6」を発売するなど、商品ラインナップを強化いたしました。また、お正月やひなまつり、イースター等のオケージョンに合わせた新商品やプロモーション、50周年を迎えた国民的キャラクター“ドラえもん”や人気の“スヌーピー”を使用したキャンペーンなども実施しました。緊急事態宣言中のゴールデンウィークは、店内の密を避けるため集客キャンペーンを中止し、持ち帰り商品を訴求する「Take Home」キャンペーンを実施しました。更にスマホ決済「PayPay」とのコラボレーションキャンペーンも2月と4月に実施しました。
コミュニケーションにおいては、372万人の会員を有する当社独自の会員制アプリ「31cLub」やSNSでの告知を強化して来店促進と売上の向上を図りました。
また、店舗施策として改装を30店実施した一方、新規出店の前倒しの他、大学内のカフェテリアなど特殊立地への出店を加速し、期末店舗数は1,185店舗と前年同期末に比べ24店舗増加となりました。
売上高は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための休業及び時短営業を行った影響で、当第2四半期累計期間は77億59百万円(前年同期比89.4%)となりました。
売上原価は37億30百万円(前年同期比89.4%)となり、その結果、売上総利益は40億28百万円(前年同期比89.5%)となりました。
販売費及び一般管理費は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための営業縮小により42億30百万円(前年同期比90.5%)となり、営業損失は2億2百万円(前年同期は営業損失1億73百万円)となりました。
以下、経常損失1億53百万円(前年同期は経常損失1億10百万円)、四半期純損失63百万円(前年同期は四半期純損失69百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期末における総資産は、前事業年度末に比べ10億62百万円減少の171億96百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加8億58百万円、原材料の増加3億26百万円及び製品の増加2億62百万円があった一方で、売掛金の回収による減少13億42百万円及び未収入金の回収による減少9億84百万円があったことによるものです。
負債は前事業年度末に比べ8億49百万円減少の78億51百万円となりました。これは主に、未払金の減少4億48百万円及びアイスクリームギフト券の回収による前受金の減少3億12百万円があったことによるものです。
純資産は前事業年度末に比べ2億13百万円減少の93億45百万円となりました。これは主に、配当金の支払い及び四半期純損失の計上により繰越利益剰余金が減少したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ、8億58百万円増加の21億60百万円となりました。
営業活動から得られた資金は、16億30百万円(前年同期は7億4百万円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の減少額が13億42百万円、減価償却費が7億19百万円、未収入金の減少額9億84百万円、たな卸資産の増加額が4億94百万円、未払金の減少額が4億43百万円あったことによるものです。
投資活動に使用した資金は、5億12百万円(前年同期は8億91百万円の使用)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が3億8百万円、長期前払費用の取得による支出が1億5百万円、無形固定資産の取得による支出が75百万円あったことによるものです。
財務活動に使用した資金は、2億59百万円(前年同期は3億59百万円の使用)となりました。これは、長期借入金の返済による支出が1億15百万円、配当金の支払いが1億44百万円あったことによるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社は、バスキン・ロビンス・フランチャイジング エルエルシーと“ライセンスおよび技術援助契約”を締結しており、アイスクリーム研究開発については同社で実施しているため、研究開発費は発生しておりません。
ライセンスおよび技術援助契約
当社は、米国のバスキン・ロビンス・フランチャイジング エルエルシーとの間で次の内容の「ライセンス及び技術援助契約」を締結しております。