当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
新型コロナウイルス感染症による「緊急事態宣言」の発令等により、フランチャイズ店舗の営業活動および当社の事業活動は一時的に影響を受けましたが、現在では徹底した感染防止策を講じて営業活動および事業活動を継続しております。しかしながら、感染拡大が一層の激しさを増した場合には、当社の業績に重要な影響を与える可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間(2020年1月~9月)における日本国内の経済環境は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い4月には緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請により国内における消費活動が一気に冷え込み、景気は急速に悪化し極めて厳しい状況となりました。5月25日の緊急事態宣言解除を機に個人消費は緩やかに回復しつつあるものの、感染が全国に広がるとともに感染者数も再度増加するなど、依然として予断を許さない状況が続いております。
外食業界におきましても、新型コロナウイルスの影響により、4月・5月は多くの店舗が休業や営業時間短縮を余儀なくされました。緊急事態宣言解除後も店内飲食が減少する一方で、人との接触機会の少ないテイクアウトやデリバリーサービスが増加するなど、消費者のライフスタイル・消費行動が激変しました。一方、インバウンド効果はなくなり、いつ戻るのか先が全く見えない状況にあります。また Instagramや LINE、Facebookなどを中心としたSNSを使ったコミュニケーションや、急速に浸透しているキャッシュレスのプロモーションが進化し、業態を越えた顧客の獲得競争が一層激化しています。
このような環境の下、当社では、お客様や従業員の安全を第一に考えた衛生管理で店舗での感染防止に取り組むとともに、テイクアウトやデリバリーの拡充を進めております。
また、サーティワンアイスクリームの永遠の経営モットーである“We make people happy.”「アイスクリームを通じて、皆様に幸せをお届けします。」をスローガンに、全てのお客様に高品質で美味しいアイスクリームと“FUN(楽しいこと、嬉しいこと、感動すること)”に満ちたひとときを提供し、日本で最も愛され親しまれるチェーンとなることを目指すとともに、企業の継続的成長の維持と、企業価値の増大に努めてまいりました。
当期のマーケティング戦略は、店内が密になりやすい集客型キャンペーンから、自宅で過ごす時間が増えるというライフスタイルの変化に適応したテイクアウト商品の訴求強化に変更いたしました。また、アイスクリーム専門店にしかできない、専門店ならではの魅力的な新フレーバーを毎月投入し、アイスクリームを選ぶ楽しさを提供しております。
この方針に従い、営業施策としてゴールデンウィークや盛夏期の集客キャンペーンを中止するとともに、持ち帰り商品を訴求する「Take Home」キャンペーンに切り替え、バラエティパック、アイスクリームケーキや数量限定販売の「スーパービッグカップ」等のテイクアウト商品の訴求を強化するため、その告知をTVCMに加え392万人の会員を有する当社独自の会員制アプリ「31cLub」やSNSで実施し売上の向上を図りました。
商品については、毎月「フレーバー・オブ・ザ・マンス」として魅力的なアイスクリームを新発売するとともに、冬の季節には温かいアイスクリームデザート「ホット31ドルチェ」、苺の季節には「フレッシュストロベリーサンデー」を販売いたしました。更にアイスクリームケーキも、映画“スター・ウォーズ”最新作の公開に合わせた商品や数量限定「“ディズニープリンセス”パレット6」、「ポケモン パレットケーキ」を発売するなど、ラインナップを強化いたしました。
また、市場環境の変化に対応する店舗戦略として、新規商業施設への出店強化は継続するとともに、立地の多様性にも着目し、大学の学生食堂や社員食堂、野球場や行楽地、水族館やサービスエリアへの出店など消費者とのタッチポイントを増やすよう積極的に取り組み、期末店舗数は1,203店舗と前年同期末に比べ36店舗増加となりました。
また、店頭でキャンペーンやお勧め商品を動画により発信する「デジタル・サイネージ」の導入による店頭強化を進めるため店舗改装を32店実施いたしました。
以上の施策を実施し売上向上を図ってまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による店舗の休業及び時短営業の影響が大きく、当第3四半期累計期間の売上高は131億64百万円(前年同期比90.9%)となりました。
売上原価は60億43百万円(前年同期比87.0%)となり、その結果、売上総利益は71億20百万円(前年同期比94.5%)となりました。
販売費及び一般管理費は、売上減少に伴う出荷減による物流費の減少、キャンペーンの中止と変更による広告宣伝費や販売促進費の減少、在宅勤務と出張の自粛によるの旅費交通費の減少などにより65億95百万円(前年同期比90.1%)となり、営業利益は5億25百万円(前年同期比241.6%)となりました。
以下、経常利益6億7百万円(前年同期比169.3%)、四半期純利益3億10百万円(前年同期比174.8%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期末における総資産は前事業年度末に比べ9億96百万円減少の172億62百万円となりました。これは主に、売掛金が11億86百万円減少したことによるものです。
負債は前事業年度末に比べ10億54百万円減少の76億46百万円となりました。これは、主に未払金が6億8百万円及び前受金が4億77百万円減少したことによるものです。
純資産は前事業年度末に比べ57百万円増加の96億16百万円となりました。これは主に、四半期純利益により繰越利益剰余金が増加したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社は、バスキン・ロビンス・フランチャイジング エルエルシーと“ライセンスおよび技術援助契約”を締結しており、アイスクリーム研究開発については同社で実施しているため、研究開発費は発生しておりません。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。