第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2018年4月1日から2018年12月31日)におけるわが国の経済は、

地震や台風等の自然災害や人手不足による人件費及び物流コストの上昇等、厳しい外部環境にあ

りました。国内景気については、中国経済の減速傾向により輸出は伸び悩むものの、失業率の低

下をはじめ雇用・所得環境が良好であることや企業収益の好調さを背景に設備投資も堅調である

ことなど、緩やかながらも回復基調を持続しております。

 

 このような事業環境の中、当社グループにおきましては、次の成長へ向けて当連結会計年度を初年度とする新しい中期経営計画『KENKO Value Action ~価値の創造~』を策定いたしました。この中期経営計画の基本方針は、「CSV経営(Creating Shared Value)~共通価値の創造~」とし、社会と企業の両方に価値を生み出す企業活動を実践していくため、次の5つのテーマを掲げております。

 

(Ⅰ)地域貢献 ~地域貢献度No.1企業を目指して~

(Ⅱ)環境・資源 ~資源・エネルギー利用の効率化~

(Ⅲ)サプライチェーン ~サプライチェーンの短縮と事業活動の改革~

(Ⅳ)ソリューション ~「技術・サービス」の事業化~

(Ⅴ)働き方 ~従業員満足度の向上~

 

 以上の「CSV経営」における5つのテーマに基づいた3つの事業戦略は次のとおりであります。

 ①お客様と共にビジネスを創造・・・お客様の抱える課題に対して、当社の「商品・メニュー

  提案力」「情報発信力」等のノウハウを活かし、共に課題解決に取り組む

 ②“創り・応え・拡げる”生産体制・・・お客様を支える安定した商品供給体制の構築

 ③サラダ料理を世界へ・・・サラダ料理を世界に向けて提案・拡販を目指す

 

 毎年秋に開催しております当社グループ総合フェア『KENKO ACTION 2018 for』を東京・大阪で開催しました。メインコーナーの『THE にっぽんのサラダ』では、インバウンド需要の高まりに応えるため、日本の伝統食材の大豆やかつお節、海外で人気が高まっているわさび・そば・抹茶などを使用したサラダ料理を提案しました。また、成長が続いている中食市場に向けて分野別・業態別メニュー提案に注力しました。

 

 2018年12月にはグローバル戦略の新たな展開として、米国における中食市場への参入を目指し、三井物産株式会社と共に食品製造・販売会社への出資を行いました。

 

 当第3四半期連結会計期間における財政状態の状況は以下のとおりであります。

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、72,114百万円(前連結会計年度比7,276百万円の増加11.2%増)となりました。これは主に建設仮勘定が2,620百万円、投資有価証券が2,381百万円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債は、40,299百万円(前連結会計年度比6,445百万円の増加19.0%増)となりました。これは主に長期借入金が3,388百万円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、31,815百万円(前連結会計年度比830百万円の増加2.7%増)となりました。

 

(自己資本比率)

 当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、44.1%(前連結会計年度比3.7ポイント減)となりました。

 

 当第3四半期連結累計期間における経営成績は以下のとおりであります。

(売上高)

 売上高につきましては、サラダ・総菜類が減少したことや自然災害による影響がありましたが、株式会社ダイエットクック白老の新工場及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場の稼働により微増となりました。

 

(利益)

 利益につきましては、新工場の立ち上げから軌道に乗せるまでの新工場関連費用に加えて、原材料価格の高騰や人件費上昇等の要因があり減益となりました。引き続き売上高増加に伴う工場の操業度効果をはじめとした原価低減や経費の削減等の利益改善を進めてまいります。

 

 当第3四半期連結累計期間における連結売上高は56,901百万円(前年同四半期比1,015百万円の増加1.8%増)、連結営業利益は2,381百万円(前年同四半期比1,023百万円の減少30.1%減)、連結経常利益は2,401百万円(前年同四半期比1,042百万円の減少30.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,433百万円(前年同四半期比959百万円の減少40.1%減)となりました。

 

 当第3四半期連結累計期間における各セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

(調味料・加工食品事業)

 サラダ・総菜類につきましては、主力商品の1㎏形態や小型形態のポテトサラダが減少し、外食チェーンをはじめとしたメニュー変更の影響等によりパンプキンサラダや明太子、コーン等を使用した商品が減少となりました。ただし、当第3四半期に入り1㎏形態のポテトサラダでは、前年を上回る推移となり足元に回復の兆しがみられました。

 タマゴ加工品につきましては、麺用の錦糸卵やお弁当用のだし巻き卵、また、オムライス用のスクランブルエッグがコンビニエンスストアを中心に増加しました。更に、茹で卵は外食を中心に幅広く使用され増加しました。

 マヨネーズ・ドレッシング類につきましては、ファストフードや外食向けが好調であったことに加えて、コンビニエンスストア向けのソース類が伸長しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は46,143百万円(前年同四半期比253百万円の減少0.5%減)、セグメント利益は2,582百万円(前年同四半期比229百万円の減少8.2%減)となりました。

 

(総菜関連事業等)

 株式会社ダイエットクック白老の新工場及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場の稼働により伸長しました。また、季節商品のクリスマス用パーティサラダ、オードブル等も売上高増加に寄与しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は9,836百万円(前年同四半期比1,325百万円の増加15.6%増)、セグメント損失は199百万円(前年同四半期は605百万円のセグメント利益)となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は444百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

株主間協定

契約締結先

内容

出資比率

合弁会社名

設立年月

三井物産株式会社

米国において中食市場への参入を行うための合弁事業

当社        20%

三井物産株式会社  80%

MKU Holdings,Inc.

2018年11月