文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社は「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という経営の基本方針を創業以来貫いてきております。中でも当社の主力商品であります棒ラーメンは、昨年発売60周年を迎え長きにわたりお客さまから支持されてきました。
引き続き、当社は製品の品質と安全性の向上を図る等、お客さまや株主のご期待にお応えし、食の悦び、食の楽しみを支え続ける企業として発展してまいります。
(2)中長期的な経営戦略
当社では、福岡工場及び本社社屋の新築に伴う減価償却費に対応するため、また、検討を進めております新工場建設に伴い将来的に増大が予測される費用に対応するため、収益の改善を最優先とする方針のもと、原材料の見直し、生産効率の向上、運搬費をはじめとする諸経費の削減等の改善策を推進するとともに、ブランド価値の高い棒ラーメン、皿うどんの販売拡大を基本戦略に据えて諸施策を展開しております。
特に、新製品の研究・開発を進め、採算性の向上を図り、新規需要の開拓を推進いたします。また、海外向けや業務用の販売拡大に努めるとともに、販売シェアが低い関東・中部地区において、ブランド力、認知度の向上を図る等の販売拡大策を推進してまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、安定した財務基盤確立を目指し、営業利益及び売上高営業利益率を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として用いております。
(4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
今後のわが国経済の見通しにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の減速の影響を受け、企業業績の悪化や業績の見通しが不透明な中で推移することが予想されます。また、即席めん業界においては、外出自粛等による在宅機会の増加から一定の需要は見込まれるものの、景気後退懸念等により、消費者の節約志向は継続するものと考えられます。
食品業界におきましては、安定した生産を継続することの重要性が高まる一方、食の安全・安心への対策強化、物流や原材料及び資材等の各種コストの上昇、さらには消費者の低価格志向等により、厳しい経営環境が続くことが想定されます。
このような状況のもと、当社は以下の事項を優先的に対処すべき重要な課題として取り組んでまいります。
①製品の品質と安全性の確保
食品企業の最重要課題である「品質と安全・安心の確保」に向け、ISOとJASの公的な基準を踏まえ、製品の品質管理の徹底を図ります。また、美味で高品質な製品を提供し続けるため、新工場の建設検討を推進してまいります。
②経営効率化の推進
厳しい競争の中で利益を確保できる企業体質を目指し、一層のコスト削減を図ります。昨今高騰しております運搬費については、物流体制の再構築に向け検討をしてまいります。また、営業活動においては、主力製品である棒ラーメンと皿うどんの販売を基本に、戦略的営業活動を推進してまいります。
③製品開発力の強化
消費者ニーズを調査・把握し、おいしさにこだわった新製品を開発し、販売してまいります。開発に際しては、味の追求にこだわるとともに、エリアのニーズに沿った製品を開発し、お客さまに満足していただくとともに、市場の拡大につながる新製品を投入してまいります。
④人材育成と組織力向上
企業価値を向上させる原動力は人材であるとの理念のもと、社員が期待される役割と果たすべき責任を理解し、効率的かつ効果的に業務を遂行できるように、より一層人材育成に努めてまいります。また、社内外の環境変化に対応するため、組織活性化や各種プロジェクト・ワーキングの取り組みにも注力してまいります。
以上の施策を経営戦略の中心に据えて着実に推進し、「味の追求」「品質管理」「安全性」について、お取引先に信頼され、お客さまにご満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)資材価格について
当社では、製造原価の低減を図るため、複数社からの購買や資材メーカーとの直接取引、さらには資材スペックの適宜見直しなどに努めております。しかし、当社製品の主原材料であります小麦粉の価格、また原油価格は各種資材等の仕入価格に直接影響を及ぼしており、原産国での農作物の不作や政情不安などによる価格の高騰は、製造原価の上昇や安定調達ができなくなるなど、業績に大きな影響を与える可能性があります。
(2)新製品開発について
即席めん業界では、カップめんを中心に新製品開発競争が展開され、数多くの新製品が市場に投入されております。同時に市場の進化のスピードが速く、新製品の定着率が極めて低い状況にあります。
そのような中、当社においても商品開発部とマーケティング部が連携し、消費者ニーズに合った製品開発に注力しております。当社が、多様化する市場ニーズにマッチした新製品の開発ができなかった場合、売上高の減少等、収益性を低下させる可能性があります。
(3)製品の安全性確保について
食品の安全性に対する消費者の要求は、年々高まってきております。当社では、品質保証部を中心に品質会議や品質異常、異物混入の定期的なチェックを実施するなど品質保証体制の強化に努めております。
しかしながら、製造工程での異物混入、流通段階での破袋やめんの折損の発生等、製品事故が発生する可能性があります。
万が一大規模な製品事故が発生した場合には、風評等によるイメージ低下や、製品回収に多額のコストが発生する等、売上高の減少や業績に重大な結果を及ぼす可能性があります。
(4)販売動向について
即席めん製造業は成熟産業であり、各社の生産能力は過剰の状況にあることから、厳しい価格競争が展開されております。当社では、大手メーカーとの厳しい競争環境の中、主力製品であります棒ラーメン、皿うどんの売上を確保するため営業活動に取り組んでおります。
このような中、リベート、特売等の販売促進費が増加し、当社の収益を圧迫する要因となる可能性があります。
(5)為替変動について
当社は、東南アジアへの輸出に力を入れております。ここ数年続いた円安傾向が追い風となって、当社では業績を伸ばすことができました。さらに当社では、海外での売上を安定的に確保するため、現地の情報収集、エリアのニーズに沿った製品の開発・販売に努めております。しかし、為替が円高へ振れることにより業績に影響を与える可能性があります。また、輸出は注文が不定期で、数量についても予測が困難であり、その動向によっても輸出販売の減少など業績に影響を与える可能性があります。
(6)疫病発生のリスク
新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する影響は、予測が非常に難しいと考えております。当社は、保健所などから適宜情報を収集し、社員への感染防止策を実行することで感染のリスクの軽減を図っておりますが、当社社員、特に製造従事者への感染が広まると、一定期間操業を停止するリスクがあります。さらに、新型コロナウイルス感染拡大による企業倒産増加も当社の事業運営に影響を与える可能性があります。
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績に支えられ、設備投資の増加、雇用や所得環境の改善が続くなど、緩やかな回復基調で推移してきました。しかし、米中二国間の貿易摩擦、中国経済の減速などに加え、新型コロナウイルスの蔓延という世界的な災厄により、国内経済・世界経済ともに大きなダメージが想定され、先行き不透明な状況となっております。
食品業界におきましても、人件費や物流費の高騰などにより、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況の中で、当社では6月に製品値上げを実施、10月の消費増税による消費マインドの冷え込みもあり、一時売上が伸び悩んでいたものの、主力製品である棒ラーメンや皿うどんの販売に注力した結果、売上高は8,565百万円(前年同期比3.8%増)となりました。
また、損益面につきましては、営業利益は568百万円(前年同期比25.8%増)、経常利益は602百万円(前年同期比26.6%増)、当期純利益は410百万円(前年同期比21.7%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
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2019年5月 |
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棒ラーメン |
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トマトチーズ棒ラーメン |
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6月 |
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皿うどん |
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ラー麦皿うどん |
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皿うどん |
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晩餐館焼肉のたれ味・焼き皿うどん |
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カップめん |
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縦型塩レモンラーメン |
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8月 |
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袋めん |
☆ |
袋・マルタイラーメン5食入パック |
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9月 |
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棒ラーメン |
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かぼちゃポタージュ味棒ラーメン |
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皿うどん |
|
かぼちゃに合う皿うどん |
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11月 |
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カップめん |
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縦型富山ブラックラーメン |
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カップめん |
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縦型宮崎辛味噌ラーメン |
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棒ラーメン |
☆ |
長崎皿うどん味棒ラーメン |
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皿うどん |
☆ |
マルタイラーメン味皿うどん |
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2020年2月 |
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棒ラーメン |
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ラー麦担担まぜそば |
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棒ラーメン |
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ラー麦冷やし中華 |
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皿うどん |
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まぜドレサラダ麺うましおチキン味 |
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皿うどん |
|
まぜドレサラダ麺痺辛風味 |
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カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン博多 |
|
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|
カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン熊本 |
|
|
|
カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン鹿児島 |
|
|
|
袋めん |
|
袋・マルタイラーメン5食入パック |
(※印はリニューアル発売製品、☆印は記念商品として販売)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、海外への販売の増加、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,694百万円(前年同期比2.9%増)となりました。
(皿うどん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、サラダ用の揚げめんの販売が好調に推移し、売上高は2,514百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
(カップめん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、レギュラーカップの低価格製品の販売好調、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,910百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は10,132百万円となり、前事業年度末に比べ430百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が200百万円減少したものの、有価証券が600百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては2,102百万円となり、前事業年度末に比べ175百万円増加しました。これは主に支払手形が113百万円減少したものの、買掛金が143百万円、未払金が141百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては8,030百万円となり、前事業年度末に比べ255百万円増加しました。これは主に利益剰余金が314百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ434百万円増加し、資金残高は3,272百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は653百万円となり、前年同期と比べ10百万円増加しました。これは主に売上債権の増減額が231百万円減少したものの、未払金の増減額が153百万円、税引前当期純利益が136百万円増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は123百万円となり、前年同期と比べ109百万円増加しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が75百万円、投資有価証券の取得による支出が20百万円増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は95百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
|
生産品目別 |
当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
棒ラーメン(千円) |
2,688,983 |
△1.8 |
|
皿うどん(千円) |
2,559,555 |
2.8 |
|
カップめん(千円) |
2,943,150 |
11.3 |
|
袋めん(千円) |
378,053 |
16.1 |
|
その他(千円) |
72,456 |
△17.9 |
|
合計(千円) |
8,642,198 |
4.3 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
|
販売品目別 |
当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
棒ラーメン(千円) |
2,694,845 |
2.9 |
|
皿うどん(千円) |
2,514,420 |
0.9 |
|
カップめん(千円) |
2,910,887 |
6.5 |
|
袋めん(千円) |
374,421 |
16.8 |
|
その他(千円) |
70,851 |
△17.7 |
|
合計(千円) |
8,565,427 |
3.8 |
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
|
相手先 |
前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) |
当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
加藤産業株式会社 |
1,855,207 |
22.5 |
1,782,041 |
20.8 |
|
株式会社日本アクセス |
919,190 |
11.1 |
1,228,104 |
14.3 |
|
国分グループ本社株式会社 |
921,647 |
11.2 |
1,085,783 |
12.7 |
|
三井食品株式会社 |
931,420 |
11.3 |
918,909 |
10.7 |
|
合計 |
4,627,466 |
56.1 |
5,014,839 |
58.5 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,565百万円で5期連続の増収となり、決算月を変更し14か月決算となった2012年3月期を除き過去最高となりました。増収の要因としては、当社の主力製品である棒ラーメンを中心に、台風による災害需要や新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要などで売上が伸びました。さらに、海外販売が増加したことも売上の増加に寄与しました。
営業利益は568百万円、経常利益は602百万円となり、6期連続の増益となり、当期純利益は410百万円となり、3期ぶりの増益となりました。増益の要因としては、売上増加に伴う利益の増加に加え、経費のコスト削減策などの経営効率化が功を奏したことによるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、主力製品である棒ラーメンの海外販売があります。海外販売は注文が不定期であり、また数量についても予測が困難な状況であります。このため、売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼしており、当事業年度におきましては棒ラーメンの売上高が増加した大きな要因となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では必達目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率5%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、来るべき設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は568百万円、売上高営業利益率は6.6%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
該当事項はありません。
当社は、魅力ある製品を提供することによって社会に貢献するという経営理念のもと、多様化する消費者の嗜好や時代のニーズに合った製品開発に取り組んでおり、当社の成長と収益性向上の基盤となっております。
なお、研究開発費として特に計上すべき金額はありません。
(1)研究開発
当社は、棒状ラーメンのパイオニアとして市場を先取りした新製品を数多く開発し、即席めん類の普及に貢献してきました。しかし、即席めん業界は簡便性に優れたカップめんを中心に価格競争がますます激化してきており、こうした中でロングセラー製品の強化は勿論のこと、機能、品質、価格等あらゆる面で同業他社に負けない新製品を開発することは、当社にとって極めて重要であります。
そのために、次の2点を積極的に推進しております。
1.顧客ニーズにマッチした新製品、特に健康志向を意識した製品開発。
2.競争力を更に強固なものにするために、無駄を省き設備の改善や生産設備の向上に努め、コストの低減を推進。
特に当期は、次の製品を研究開発し発売いたしました。
|
2019年5月 |
|
棒ラーメン |
|
トマトチーズ棒ラーメン |
|
6月 |
|
皿うどん |
|
ラー麦皿うどん |
|
|
|
皿うどん |
|
晩餐館焼肉のたれ味・焼き皿うどん |
|
|
|
カップめん |
|
縦型塩レモンラーメン |
|
8月 |
|
袋めん |
☆ |
袋・マルタイラーメン5食入パック |
|
9月 |
|
棒ラーメン |
|
かぼちゃポタージュ味棒ラーメン |
|
|
|
皿うどん |
|
かぼちゃに合う皿うどん |
|
11月 |
|
カップめん |
|
縦型富山ブラックラーメン |
|
|
|
カップめん |
|
縦型宮崎辛味噌ラーメン |
|
|
|
棒ラーメン |
☆ |
長崎皿うどん味棒ラーメン |
|
|
|
皿うどん |
☆ |
マルタイラーメン味皿うどん |
|
2020年2月 |
|
棒ラーメン |
|
ラー麦担担まぜそば |
|
|
|
棒ラーメン |
|
ラー麦冷やし中華 |
|
|
|
皿うどん |
|
まぜドレサラダ麺うましおチキン味 |
|
|
|
皿うどん |
|
まぜドレサラダ麺痺辛風味 |
|
|
|
カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン博多 |
|
|
|
カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン熊本 |
|
|
|
カップめん |
※ |
味よか隊とんこつラーメン鹿児島 |
|
|
|
袋めん |
|
袋・マルタイラーメン5食入パック |
(※印はリニューアル発売製品、☆印は記念商品として販売)
(2)研究体制
研究開発活動については、商品開発部が行っております。
商品開発部は新製品、新技術の開発と既存製品の改良、改善を担当しております。また、必要に応じ社内他部門や社外とも情報交換を積極的に行い、開発活動を行っております。