第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用情勢・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかに回復いたしました。しかしながら、不安定な国際情勢を背景とする原材料価格上昇は依然として継続しており、先行き不透明な状況が続いております。

食品業界におきましては、原材料価格の高騰や人件費、物流費の上昇に伴う商品価格の値上げが継続する中、消費者の節約志向が一層高まっており、引き続き厳しい経営環境が続くことが予想されます。

このような状況の中で、当社では主力製品の棒ラーメン、皿うどんの販売が好調に推移したことにより、売上高は4,684百万円(前年同中間期比5.7%増)となり、損益面につきましては、営業利益は317百万円(前年同中間期比178.2%増)、経常利益は345百万円(前年同中間期比122.7%増)、中間純利益は233百万円(前年同中間期比126.9%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

当中間会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ211百万円減少しました。これは主に現金及び預金が541百万円増加したものの、減価償却等により有形固定資産が218百万円、有価証券が200百万円、売掛金及び受取手形が153百万円減少したこと等によるものであります。

また、負債は、前事業年度末に比べ320百万円減少しました。これは主に長期借入金が144百万円、未払金が130百万円減少したこと等によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ535百万円増加し、資金残高は2,160百万円となりました。

 

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は657百万円(前年同中間期は137百万円の獲得)となりました。これは主に税引前中間純利益が345百万円、減価償却費が235百万円となったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果獲得した資金は119百万円(前年同中間期は75百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が61百万円、無形固定資産の取得による支出が24百万円となったものの、定期預金の払戻による収入が200百万円となったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は240百万円(前年同中間期は241百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が144百万円、配当金の支払額が95百万円となったこと等によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

なお、研究開発費として特に計上すべき金額はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。