第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

2022年3月期の有価証券報告書(2022年6月29日提出)に記載の内容から重要な変更がないため、記載を省略しています。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の制限が、ワクチン接種の進展等により緩和しました。一方でロシアによるウクライナ侵攻に起因した国際的な原油および穀物相場高騰の影響や、為替相場の急激な変動により先行き不透明な状況が続きました。

食品業界においては、コロナ禍による健康志向や内食需要の高まりが継続するとともに、行動制限の解除等により外食需要も回復基調にありましたが、一方で原材料やエネルギー価格の高騰による製品価格の改定が続きました。

このような中、当社グループは、中期経営計画の優先課題である信頼感・安心感のある「はごろも」ブランドの確立に取り組み、消費者目線に立った健康志向や簡便性、利便性といった機能性を追求した製品の販売に注力しました。合わせて、販売促進活動の一つである「シーチキン食堂」のテレビコマーシャルと連動したメニュー提案により、さらなる需要喚起に努めました。また、販売が伸長しているデザートにおいて「朝からフルーツでモーニングルーティン」のWEB限定のコマーシャル動画を公開し、新たな販売促進活動を通して新規ユーザーの獲得を図りました。一方で原材料価格の高騰に伴い、昨年度後半からパスタやフルーツ・コーン等の価格改定を実施しました。

この結果、家庭用製品の販売はコロナ禍で増加した内食需要の継続と、業務用製品の販売での各種給食やコンビニエンスストア向けの需要の回復等により増加し、当連結累計期間の売上高は177億60百万円(前年同期比2.3%増)となりました。

利益面では、各種原材料価格や燃料費の高騰に伴う売上原価率の上昇により、営業利益は3億67百万円(同56.3%減)、海外関連会社の持分法による投資利益が減少したこと等により、経常利益は5億21百万円(同47.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億57百万円(同62.0%減)となりました。

なお、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。

 

 表:製品群別売上高(連結)                              (単位:千円、%)

製品群

前年同期

当第1四半期

増減

金額

構成比

金額

構成比

金額

家庭用食品

 ツナ

7,794,498

44.9

7,996,328

45.0

201,829

2.6

 デザート

1,404,109

8.1

1,434,813

8.1

30,703

2.2

 パスタ&ソース

1,466,428

8.5

1,473,006

8.3

6,577

0.4

 総菜

1,748,308

10.1

1,682,265

9.5

△66,043

△3.8

 削りぶし・のり・ふりかけ類

885,729

5.1

857,231

4.8

△28,498

△3.2

 ギフト・その他食品

667,052

3.8

665,250

3.8

△1,801

△0.3

13,966,127

80.5

14,108,894

79.5

142,767

1.0

 業務用食品

2,869,094

16.5

3,080,265

17.3

211,170

7.4

 ペットフード・バイオ他

423,310

2.4

476,898

2.7

53,587

12.7

17,258,532

99.4

17,666,058

99.5

407,526

2.4

 その他

104,917

0.6

94,133

0.5

△10,783

△10.3

合  計

17,363,449

100.0

17,760,192

100.0

396,742

2.3

 

「ツナ」では、油漬缶詰はコロナ禍での需要拡大が一服したことから苦戦しましたが、高たんぱく・低脂質・低糖質という健康面を訴求した「オイル不使用シーチキン」シリーズや、開けやすく後片付けに便利なパウチタイプの「シーチキンSmile」シリーズが好調で、売上高は前年同期比2.6%増加しました。

「デザート」では、コロナ禍でフルーツ製品の利便性が改めて支持され、キャンペーンを実施した「朝からフルーツ」やみかん缶詰、「甘みあっさり」等のフルーツパウチが好調で、売上高は同2.2%増加しました。

「パスタ&ソース」では、パスタはデュラム小麦粉の高騰等による価格改定を実施した影響で苦戦しましたが、コロナ禍でパスタの利便性が認知されていること等により結束タイプのスパゲッティや「サラスパ」が堅調でした。ソースはパウチタイプの「おさかなでPASTA」シリーズが伸長し、売上高は同0.4%増加しました。

「総菜」では、さば・さんま・いわし等の青魚パウチ製品が好調でしたが、価格改定を実施した調理素材品や「シャキッとコーン」シリーズが低調で、売上高は同3.8%減少しました。

「削りぶし・のり・ふりかけ類」では、花かつおや混ぜご飯シリーズ等は好調でしたが、削りぶしや味付のりの販売が低迷し、売上高は同3.2%減少しました。

「ギフト・その他食品」では、電子レンジで簡単に調理可能な包装米飯「パパッとライス」が引き続き好調でしたが、ギフトは贈答品市場の回復が進まず、売上高は同0.3%減少しました。

「業務用食品」では、各種給食やコンビニエンスストア向けの需要が順調に回復したこと等により、売上高は同7.4%増加しました。

「ペットフード・バイオ他」では、引き続きペットフード市場の拡大により、新製品を投入した添加物不使用のペットフード「無一物」シリーズが好調で、売上高は同12.7%増加しました。

 

②財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より15億88百万円増加して、628億20百万円となりました。これは主に、商品及び製品が5億64百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が5億32百万円ならびに原材料及び貯蔵品が4億52百万円増加したことによるものです。

 負債合計は、前連結会計年度末より16億76百万円増加して、279億77百万円となりました。これは主に、未払金が19億38百万円、未払法人税等が3億48百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が22億38百万円ならびに流動負債のその他が18億42百万円増加したことによるものです。

 純資産合計は、前連結会計年度末より88百万円減少して348億42百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1億22百万円、為替換算調整勘定が1億4百万円増加したものの、その他有価証券評価差額金が3億69百万円減少したことによるものです。

 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の57.0%から55.5%となりました。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、60,538千円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載についての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウィルス感染症に関する会計上の見積りにつきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」をご参照ください。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。