2025年3月期の有価証券報告書(2025年6月27提出)に記載の内容から重要な変更がないため、記載を省略しています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復の動きが見られましたが、継続する物価上昇による消費停滞の懸念等により、先行きは依然不透明な状態が続きました。
食品業界においては、物価上昇によりお客様の生活防衛意識が高まり節約志向が強まる中で、高付加価値商品と値ごろ感のある商品との消費の二極化がより顕著になり販売競争が激化する等、厳しい経営環境が続きました。
このような中、当社グループは、中期経営計画「Challenge & Change for 100th! ~もっとおいしく、もっと便利に、もっと優しく、そしてもっと元気に!~」の優先課題である製品ブランドの価値向上のため、健康志向や簡便性・利便性といった機能を追求した製品の販売と新製品の開発に注力しました。あわせて、主力のシーチキンにおいては、「シーチキンで今日をおいしく」をテーマに、毎日の食事を特別なものにするシーチキンと野菜の組み合わせに着目したサラダやサンドイッチ、ディップメニューを紹介する新テレビコマーシャルと連携した売り場やメニュー提案により、さらなる製品の需要喚起とブランド価値の訴求に努めました。そのほかのカテゴリーにおいても、テレビコマーシャルや動画配信と連動した販売促進活動を実施し、ブランド認知の拡大に努めました。
一方で主原材料や容器包装資材、物流費等の値上がりにより製造コストが上昇したことから、一部の製品において価格改定を実施しました。
この結果、家庭用食品の販売は、価格改定による買い控え等の影響はありましたが、新価格の定着と機能性を追求したパウチタイプの製品や、明確な製品コンセプトを打ち出した製品がお客様に支持されたこと等により増加しました。業務用食品の販売は、コンビニエンスストアおよび給食向けが減少し、当中間連結会計期間の売上高は389億16百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
利益面では、売上総利益および広告宣伝費の増加と販売奨励金の減少等により、営業利益は22億4百万円(同0.5%増)、受取配当金等が増加したことにより、経常利益は25億67百万円(同4.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は18億21百万円(同1.6%増)となりました。
また、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。
表:製品群別売上高(連結) (単位:千円、%)
|
製品群 |
前年同期 |
当第2四半期(中間期) |
増減 |
|||||
|
金額 |
構成比 |
金額 |
構成比 |
金額 |
率 |
|||
|
製 品 |
家庭用食品 |
ツナ等 |
17,931,010 |
46.3 |
18,577,044 |
47.7 |
646,033 |
3.6 |
|
デザート |
2,779,196 |
7.2 |
2,608,277 |
6.7 |
△170,919 |
△6.1 |
||
|
パスタ&ソース |
3,315,653 |
8.6 |
3,352,280 |
8.6 |
36,626 |
1.1 |
||
|
総菜 |
3,455,193 |
8.9 |
3,490,209 |
9.0 |
35,015 |
1.0 |
||
|
削りぶし・のり・ふりかけ類 |
1,879,602 |
4.9 |
1,891,703 |
4.9 |
12,100 |
0.6 |
||
|
ギフト・その他食品 |
1,514,828 |
3.9 |
1,579,912 |
4.1 |
65,083 |
4.3 |
||
|
計 |
30,875,485 |
79.8 |
31,499,427 |
81.0 |
623,941 |
2.0 |
||
|
業務用食品 |
6,618,906 |
17.0 |
6,180,436 |
15.9 |
△438,470 |
△6.6 |
||
|
ペットフード・バイオ他 |
1,036,028 |
2.7 |
1,063,760 |
2.7 |
27,732 |
2.7 |
||
|
計 |
38,530,420 |
99.5 |
38,743,624 |
99.6 |
213,204 |
0.6 |
||
|
その他 |
185,039 |
0.5 |
173,284 |
0.4 |
△11,755 |
△6.4 |
||
|
合 計 |
38,715,459 |
100.0 |
38,916,908 |
100.0 |
201,448 |
0.5 |
||
「ツナ等」では、主力の油漬缶詰が好調で、さらに開けやすく後片付けが簡単なパウチタイプの「シーチキンSmile」シリーズが伸長し、売上高は前年同期比3.6%増加しました。
「デザート」では、「朝からフルーツ」パウチシリーズは伸長しましたが、主力の「朝からフルーツ」缶詰やその他フルーツパウチが低調で、売上高は同6.1%減少しました。
「パスタ&ソース」では、ソースは主力のミートソース缶詰が低調でしたが、パスタは主力の結束タイプのスパゲッティ「ポポロスパ」が好調で、さらにマカロニ類が伸長し、売上高は同1.1%増加しました。
「総菜」では、主力の「シャキッと!コーン」缶詰は低調でしたが、パウチタイプの「シャキッと!コーン」と、さば・さんま・いわし調理品が伸長し、売上高は同1.0%増加しました。
「削りぶし・のり・ふりかけ類」では、削りぶしと焼のりは低調でしたが、かつおパックが好調で、さらにきざみのりが堅調でした。ふりかけ類では、「のり弁慶ふりかけ」や「天下無添ふりかけ」シリーズ等が伸長し、売上高は同0.6%増加しました。
「ギフト・その他食品」では、シーチキンや乾物ギフトは低調でしたが、電子レンジで簡単に調理可能な包装米飯「パパッとライス」が好調で、売上高は同4.3%増加しました。
「業務用食品」では、コンビニエンスストアや給食向け販売が低調で、売上高は同6.6%減少しました。
「ペットフード・バイオ他」では、エキス等のバイオ製品は低調でしたが、スティックタイプの愛猫用おやつ「無一物舌福」や、愛猫・愛犬用「無一物」シリーズをはじめとするペットフードが伸長し、売上高は同2.7%増加しました。
②財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より59億41百万円増加して、746億75百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が44億88百万円、商品及び製品が11億74百万円、原材料及び貯蔵品が3億37百万円減少したものの、電子記録債権が64億11百万円、投資有価証券が29億68百万円、現金及び預金が17億45百万円、有形固定資産のその他(純額)が7億65百万円増加したことによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末より24億11百万円増加して、297億59百万円となりました。これは主に、未払金が21億95百万円減少したものの、流動負債のその他が21億16百万円、固定負債のその他が9億73百万円、長期借入金が8億81百万円、支払手形及び買掛金が5億57百万円増加したことによるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末より35億30百万円増加して、449億15百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が2億9百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が21億78百万円、利益剰余金が15億38百万円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の60.2%から60.1%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、17億45百万円増加し、32億30百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の営業活動により増加した資金は26億23百万円(前年同期は19億78百万円の増加)となりました。これは主に、未払金の減少があったものの、税金等調整前中間純利益や減価償却費の計上、棚卸資産の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の投資活動により減少した資金は14億65百万円(前年同期は3億8百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の財務活動により増加した資金は5億87百万円(前年同期は4億80百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出や配当金の支払があったものの、長期借入れによる収入があったことによるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、160,669千円です。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載についての重要な変更はありません。
該当事項はありません。