第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第2四半期連結累計期間の連結業績は、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間に竣工、取得した物件による不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売却も順調に推移したことなどにより、営業収益96,968百万円(前年同期比△23百万円、0.0%減)、営業利益32,138百万円(前年同期比6,185百万円、23.8%増)、経常利益30,886百万円(前年同期比5,684百万円、22.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益20,835百万円(前年同期比3,144百万円、17.7%増)となりました。

 各セグメントの業績は、次の通りであります。

(各セグメントの営業収益は、セグメント間の内部営業収益、振替高を含みます。)

(不動産事業)

 当社グループの中核事業は、東京23区を中心に、約230件(販売用不動産除く)の賃貸物件・賃貸可能面積約108万㎡を活用した不動産賃貸業務であります。強固な賃貸ポートフォリオ構築の観点から、建替の着実な推進によるポートフォリオの質的向上、CREなど戦略的ソーシングによる着実なポートフォリオの拡充に取り組んでおります。また、ヒューリックサイズの高品質・好立地物件での開発事業を軸とした不動産バリューアッドビジネスの推進や3K(高齢者・観光・環境)の各分野におけるビジネス領域の拡大と深化などにも取り組んでおります。

 当第2四半期連結累計期間における建替の状況につきましては、ヒューリック調布(東京都調布市)が平成29年3月に竣工いたしました。

 そのほか、蒲田富士ビル(平成29年7月竣工)、板橋富士ビル(平成30年2月竣工予定)、府中富士ビル(平成30年7月竣工予定)、目白富士ビル(平成30年10月竣工予定)、昭栄駿河台ビル(平成30年10月竣工予定)及び王子富士ビル(平成31年2月竣工予定)の建替計画が順調に進行しております。

 当第2四半期連結累計期間の新規物件(固定資産)の取得につきましては、ヒューリック小石川ビル(東京都文京区)、ヒューリック南青山ビル(東京都港区)、ヒューリック心斎橋ビル(大阪市中央区)、ヒューリック銀座一丁目ガス灯通(東京都中央区)、TOCみなとみらい(底地)(横浜市中区)、心斎橋プラザビル本館(大阪市中央区)、心斎橋プラザビル新館(大阪市中央区)、心斎橋プラザビル東館(大阪市中央区)及び心斎橋フジビル(大阪市中央区)などを取得いたしました。

 開発業務(固定資産)につきましては、ヒューリック深沢(東京都世田谷区)、(仮称)六本木三丁目相鉄ホテル開発計画(東京都港区)(一部は販売用)、(仮称)河口湖ふふ開発計画(山梨県南都留郡富士河口湖町)、(仮称)ヒューリック有楽町二丁目開発計画(東京都千代田区)(一部は販売用)、(仮称)築地三丁目開発計画(東京都中央区)、(仮称)宇田川町32開発計画(東京都渋谷区)、(仮称)箱根強羅ふふ開発計画(神奈川県足柄下郡箱根町)及び(仮称)京都南禅寺計画(京都市左京区)などが順調に進行しております。

 販売用不動産につきましては、HULIC &New SHIBUYA(東京都渋谷区)(一部は固定資産)が平成29年5月、HULIC &New SHINBASHI(東京都港区)が平成29年6月に竣工いたしました。

 そのほか、西新宿大京ビル(東京都新宿区)、三菱重工横浜ビル(横浜市西区)及びGINZA SIX(東京都中央区)などを取得し、ヒューリック渋谷一丁目ビル(東京都渋谷区)、ヒューリック東日本橋ビル(東京都中央区)、ヒューリック大森ビル(東京都品川区)、HULIC &New SHIBUYA(東京都渋谷区)及びGINZA SIX(東京都中央区)などを売却しております。

 販売用不動産に係る開発業務につきましては、(仮称)吉祥寺南町1丁目開発計画(東京都武蔵野市)のための開発用地を取得したほか、開発中の(仮称)六本木三丁目相鉄ホテル開発計画(東京都港区)、(仮称)ヒューリック渋谷公園通りビル計画(東京都渋谷区)及び(仮称)ヒューリック有楽町二丁目開発計画(東京都千代田区)などが順調に進行しております。

 このように、当セグメントにおける事業は順調に進行しており、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間に竣工、取得した物件による不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売却も順調に推移したことなどから、当第2四半期連結累計期間の営業収益は81,185百万円(前年同期比50百万円、0.0%増)、営業利益は34,407百万円(前年同期比6,416百万円、22.9%増)となりました。

 

(保険事業)

 保険事業におきましては、連結子会社であるヒューリック保険サービス株式会社が、国内・外資系の保険会社と代理店契約を結んでおり、法人から個人まで多彩な保険商品を販売しております。保険業界の事業環境は引き続き厳しい環境にありますが、既存損保代理店の営業権取得を重点戦略として、法人取引を中心に拡充しております。

 この結果、当セグメントにおける営業収益は1,767百万円(前年同期比59百万円、3.5%増)、営業利益は622百万円(前年同期比28百万円、4.8%増)となりました。

 

(人材関連事業)

 人材関連事業におきましては、連結子会社である株式会社アヴァンティスタッフが、人材派遣・人材紹介事業等をおこなっております。同社では、主力ビジネスである人材派遣事業の増強をはかるとともに、企業及び求職者の多様化するニーズに対応するべく、総合人材サービス企業としてのノウハウを活用し、様々な人材サービスの提案、提供をおこなっております。

 この結果、当セグメントにおける営業収益は9,380百万円(前年同期比△78百万円、0.8%減)、営業利益は154百万円(前年同期比35百万円、29.9%増)となりました。

 

(その他)

 その他におきましては、連結子会社であるヒューリックビルド株式会社が、当社保有ビル等の営繕工事、テナント退去時の原状回復工事、新規入居時の内装工事を中心に受注実績を積み上げておりますほか、連結子会社であるヒューリックオフィスサービス株式会社による給食業務の受託事業等が寄与した結果、営業収益は6,061百万円(前年同期比558百万円、10.1%増)、営業利益は454百万円(前年同期比94百万円、26.4%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、1,327,841百万円となり、対前期末比で193,847百万円増加いたしました。当社グループにおきましては、強固な賃貸ポートフォリオ構築の観点から、既存保有物件建替の着実な推進、CREなど戦略的なソーシング等に取り組んでおります。

 また、ヒューリックリート投資法人の中長期的な収益向上と運用資産の着実な積上げを実現するために、スポンサーとしてのサポートやバックアップに努めてまいります。

主な項目の増減は以下の通りであります。

①現金及び預金

5,218百万円増加

②販売用不動産

79,457百万円増加(物件の取得、竣工及び売却)

③建物及び構築物

6,518百万円増加(物件の取得及び竣工等)

④土地

87,218百万円増加(物件の取得等)

⑤投資有価証券

3,523百万円増加(有価証券の含み益の増加等)

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、968,857百万円となり、対前期末比で175,951百万円増加いたしました。これは、主に、設備投資等に伴い、資金調達をおこなったことによるものであります。

 当社グループの借入金残高は729,325百万円となっておりますが、このうち特別目的会社(SPC)のノンリコースローンが4,285百万円含まれております。金融機関からの資金調達については、高い収益力を背景として安定的に低コストで調達をおこなっております。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、358,984百万円となり、対前期末比で17,896百万円増加いたしました。このうち株主資本合計は、318,462百万円となり、対前期末比で14,939百万円増加しております。これは、主に、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加及び配当金の支払による利益剰余金の減少によるものであります。

 また、その他の包括利益累計額合計は、36,257百万円となり、対前期末比で2,877百万円増加いたしました。これは、主に、有価証券の含み益が3,901百万円増加したことによるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により45,665百万円減少し、投資活動により108,113百万円減少し、財務活動において158,996百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には27,889百万円となりました。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(自 平成28年1月1日

至 平成28年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

至 平成29年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

55,772

△45,665

投資活動によるキャッシュ・フロー

△82,330

△108,113

財務活動によるキャッシュ・フロー

23,669

158,996

現金及び現金同等物の四半期末残高

28,109

27,889

 

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは45,665百万円の支出(前年同期比△101,437百万円)となりました。これは主に、不動産賃貸収入及び販売用不動産の売却を主因とした税金等調整前四半期純利益が30,207百万円、たな卸資産の増加額が△76,970百万円あったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは108,113百万円の支出(前年同期比△25,782百万円)となりました。これは主に、強固な賃貸ポートフォリオ構築の観点から、建替を進めるとともに新規物件の取得をおこなったためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは158,996百万円の収入(前年同期比135,327百万円)となりました。これは主に、上記、建替や新規物件の取得のために、資金調達をおこなったためであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。