第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当社は、平成27年11月10日にイオンモール㈱と当社が進める「イオンモール川口」周辺の開発事業における土地活用について、共同で検討を進めていくことを目的に合意書を締結しております。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国をはじめ新興国の経済減速や欧州経済の停滞、米国の金利引き上げなどの国際情勢の影響があり、政府の成長戦略や日銀の金融緩和のもとで、企業業績や雇用情勢の改善、設備投資の増加がみられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。

当社グループにおける事業環境は、特に繊維事業では、円安による原材料価格や輸入コストの上昇、中国経済の成長鈍化、国内消費の緩慢な回復状況を受けて引き続き厳しい状況となりました。一方、収益の柱であります不動産活用事業は、二つのショッピングモールの集客力の強化や、新しく病院施設の賃貸を10月に開始して営業収益の安定化を進めております。11月に開業した「かわぐち心臓呼吸器病院」は、3カ月経過いたしましたが、広域からの受診者も集まり順調に推移しております。

なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

① 繊維事業

マテリアル課の原糸販売は、円安によるコスト競争力の低下から、販売量が10月以降も回復せず売上は大幅に減少いたしました。一方、福井出張所のポリエステル生地を中心とした輸出用生地販売は、円安が続いた為替の恩恵もあり堅調に推移して売上が大幅に増加し、マテリアル課全体の売上は前年比横ばい、利益は減益となりました。

アパレル課は、景気の回復基調から、法人ユニフォームの直需先の開拓が進み、百貨店売上やスポーツ関連商品が堅調に推移して大幅な増収となりました。中国の生産コストの高騰や円安による輸入コストの上昇が続き、利益面では減益となりました。

カジュアル課の縫製品関係は、自社企画ブランドのメンズカジュアル商品の百貨店販売は、既存店売上が前半はシェアの高いカットソーとアウターが好調で順調に推移したものの、10月以降は暖冬の影響で冬物アウターの販売が伸びずに、減収となりました。利益面では、百貨店の出店費用と販売員経費が嵩んで全体の売上が採算ベースに届かず、在庫の評価損の計上により赤字を縮小できませんでした。引き続き首都圏百貨店向けと地方百貨店向けの販売戦略の見直しやブランドデザインの改良、販売システムの改革等を進めて収益の改善を図ってまいります。

刺繍レースを扱うフロリア㈱は、刺繍レースファッションの自社企画商品の販売が増えたものの、レース生地や付属品の販売が伸び悩み、減収となりました。

この結果、繊維事業の売上高は30億90百万円(前年同期比2.4%増)となり、営業損失は92百万円増加して1億31百万円となりました。

 

② 不動産活用事業

「イオンモール川口前川」は、近隣大型商業施設に比べ「回遊型ショッピング」ができるというお客様の利便性と随時入れ替わる専門店のブランド力が評価されております。「イオンモール川口」は、開設から31年経つものの、近隣住民の方が固定客として定着しており、二つの大型商業施設を主とする不動産活用事業は、引き続き安定した収益基盤を維持しております。賃料収入面においては、「イオンモール川口」の賃貸期間満了後の賃料の減額等により僅かな減収となりました。利益面では、「かわぐち心臓呼吸器病院」の竣工による減価償却費及び不動産取得税の計上を行った結果、減益となりました。

この結果、不動産活用事業の売上高は18億78百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は8億23百万円(前年同期比3.0%減)となりました。

③ ゴルフ練習場事業

埼玉興業㈱の「川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ」練習場は、子供や女性を対象にしたゴルフ教室の人気が続いており、夜間の団体・企業対象のゴルフレッスン会等を実施して、全体の入場者、売上高ともに前年に比べて増加いたしました。利益面では、広告費等の経費の削減により大幅な増益となりました。

この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は6億82百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は62百万円(前年同期比118.6%増)となりました。

④ その他の事業

当社のギフト事業部営業課の葬祭返礼品販売は、葬祭施行規模の小口化が進み、葬祭施設の建て替えによる施行中止などの影響があり、大幅な減収、減益となりました。ディアグリーン課の緑化事業は、主力の観葉植物のレンタル契約を維持し、外部造園工事を受注するなど、僅かな増収となりました。引き続き観葉植物の管理を充実させて仕入れを抑えて販売経費の減少に努め、増益となりました。

神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般先の工事受注が増加し若干の増収となりましたが、大口工事の受注が減少した影響から減益となりました。

この結果、その他の事業の売上高は前年同期と同額の4億92百万円、営業利益は14百万円(前年同期比52.9%減)となりました。

 

以上の結果、当社グループの売上高は、61億43百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は7億53百万円(前年同期比12.0%減)、経常利益は8億58百万円(前年同期比25.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億78百万円(前年同期比30.2%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

総資産は、川口神根地区再開発や賃貸目的の病院建設に伴う有形固定資産の増加があった一方、現金及び預金の減少、減価償却が進んだことによる減少等により前連結会計年度末に比べ6億30百万円減少して277億19百万円となりました。

負債は、長期借入金の返済、未払法人税等の支払い及び有形固定資産の取得に伴い発生した未払債務の減少等により前連結会計年度末に比べ8億49百万円減少して121億1百万円となりました。純資産は、前期末及び中間の配当金の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により前連結会計年度末に比べ2億18百万円増加して156億18百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ17億23百万円減少して21億99百万円となりました。

営業活動により得られた資金は前第3四半期連結累計期間に比べ4百万円減少して8億41百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の減少や売上債権やたな卸資産が増加したこと等によるものです。

投資活動により支出した資金は前第3四半期連結累計期間に比べ18億58百万円増加して23億13百万円となりました。これは主に有価証券の売却による収入が減少したことや有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。

財務活動により支出した資金は前第3四半期連結累計期間に比べ15億46百万円増加して2億52百万円となりました。これは主に長期借入れによる収入が減少したこと等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資金額
(千円)

資金調達方法

完了年月

提出会社

かわぐち心臓呼吸器病院
(埼玉県川口市)

不動産活用

賃貸不動産

1,934,700

借入金、建設協力金、自己資金

平成27年10月

 

  (注) 1 上記の金額に消費税等は含まれておりません。

  2 セグメントの名称をその他の事業から変更しております。

  3 設備投資予定額を2,025,780千円から変更しております。