第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について変更があった事項は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

また、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 事業等のリスク」の項目番号に対応したものです。

 

(4) 特定の取引先の高い依存度について

当社グループは、イオンモール㈱に対して、2店舗の大型商業施設の賃貸及びビルメンテナンス請負等の取引があり、当社売上高に対して高い比率を占めております。当第2四半期連結累計期間において、大型商業施設1店舗の賃貸借契約が平成30年9月30日をもって終了することとなりましたが、イオンモール㈱と共同で新たな商業施設としての検討を進めております。

 

(5) キャッシュ・フローに関するリスク

当社は、大型商業施設をイオンモール㈱に賃貸するに当たり、相当額の預り保証金を収受しております。大型商業施設1店舗の賃貸借契約が平成30年9月30日をもって終了することとなりましたが、当該物件に係る預り保証金の返済時期や返済方法については、賃借人であるイオンモール㈱と協議中であります。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、イオンモール㈱からの申し出により、当社が賃貸しております大型商業施設「イオンモール川口」(埼玉県川口市)の賃貸借契約を、平成30年9月30日をもって終了することとなりました。なお、当社とイオンモール㈱は、「イオンモール川口」周辺の開発事業における土地活用について、共同で検討を進めていくことについての変更はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和を背景に、企業収益や雇用環境が改善し緩やかな回復基調がみられるものの、米国新政権の政策動向による不確実性や地政学的リスクの高まりなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

当社グループにおける事業環境は、繊維事業では就労人口の増加等によりユニフォーム業界の堅調な商いに支えられたものの、百貨店を中心とした衣料品の伸び悩みは依然として続いており、厳しい状況で推移しました。一方、不動産活用事業は、二つの大型商業施設が安定した集客力を維持しており、また病院施設の賃貸収入と合わせて営業収益の安定化を図っております。

この結果、当社グループの売上高は42億71百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は3億20百万円(前年同期比34.3%減)、経常利益は3億42百万円(前年同期比37.7%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、特別利益が減少したことにより1億79百万円(前年同期比71.5%減)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。なお、セグメント別の売上高及び営業利益又は損失は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。

① 繊維事業

マテリアル部は、レーヨン糸及びアクリル紡績糸を中心に産地の需要が増加し、輸入原糸販売は好調に推移しました。また、ポリエステル生地の販売は、輸出向けを中心に需要が拡大し増収増益となりました。

アパレル部は、ユニフォーム業界に景気回復がみられる中、法人ユニフォームの直需と百貨店の受注は引き続き堅調に推移したものの、スポーツ関連商品は好調だった前期程の受注が得られなかったことから減収となりました。一方で経費の節減に努め増益となりました。

カジュアル部は、新たにキャンプ関連商品及びOEM商品の販売を開始したことから増収となり、営業損失が縮小しました。

 

刺繍レースを扱うフロリア㈱は、ノベルティ商品の売上は堅調に推移したものの、主力の服地レースと付属レースの売上が低迷し減収減益となりました。

この結果、繊維事業の売上高は24億54百万円(前年同期比6.7%増)となり、営業損失は3百万円増加して47百万円となりました。

② 不動産活用事業

「イオンモール川口前川」は、近隣の大型商業施設に比べ「回遊型ショッピング」ができるというお客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価され、「イオンモール川口」は開設から33年経つものの近隣住民の方が固定客として定着しており、二つの大型商業施設と病院施設を主とする不動産活用事業は安定した収益基盤を維持しております。「イオンモール川口」の賃貸借契約が平成30年9月30日をもって終了し、賃貸借契約終了後に当該物件の跡地を含む周辺一帯の再開発を予定しております。利益面は、当該物件の残存耐用年数を17年から13ヵ月に見直し、結果、減価償却費を営業費用に追加計上したこと等により減益となりました。なお、再開発についてはイオンモール㈱と共同で新たな商業施設としての検討を進めております。

この結果、不動産活用事業の売上高は13億43百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は3億26百万円(前年同期比33.6%減)となりました。

③ ゴルフ練習場事業

埼玉興業㈱の「川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ」練習場は、天候に恵まれて入場者が伸びたことや、ゴルフメーカーのイベント開催に伴う打席のレンタルにより増収増益となりました。

この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は4億75百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は44百万円(前年同期比38.5%増)となりました。

④ その他の事業

ギフト事業部ディアグリーン課の緑化事業は、観葉植物の新規レンタル契約獲得と慶弔用の花卉ギフト販売に注力し増収となりましたが、販売経費が増加して減益となりました。

神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、当社が賃貸する大型商業施設の改装工事や、ゴルフ練習場の設備更新工事等を行い、増収増益となりました。

この結果、その他の事業の売上高は4億38百万円(前年同期比35.1%増)、営業利益は28百万円(前年同期比354.8%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

総資産は、当社グループの不動産の更新工事に伴う増加があったものの、大型商業施設である「イオンモール川口」の賃貸借契約が終了することとなり、加速償却を行った影響や、減価償却が進んだこと等により前連結会計年度末に比べ4億17百万円減少して276億50百万円となりました。

負債は、長期借入金の返済や未払法人税等の納税等により前連結会計年度末に比べ5億77百万円減少して109億51百万円となりました。

純資産は、前連結会計年度末の配当金の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により前連結会計年度末に比べ1億59百万円増加して166億98百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ4億70百万円減少して25億66百万円となりました。

営業活動により得られた資金は前第2四半期連結累計期間に比べ4億98百万円減少して2億70百万円となりました。これは主にたな卸資産が増加したこと、税金等調整前四半期純利益の減少やその他に含まれる未払消費税等の減少等によるものであります。

投資活動により支出した資金は前第2四半期連結累計期間に比べ7億5百万円増加して3億37百万円となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出が増加したことや投資有価証券の売却による収入が減少したこと等によるものであります。

財務活動により支出した資金は前第2四半期連結累計期間に比べ2億37百万円増加して4億3百万円となりました。これは主に短期借入金の返済による支出が減少したものの、長期借入れによる収入がなかったこと等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結会計期間において、イオンモール㈱からの申し出により、当社が賃貸しております「イオンモール川口」の賃貸借契約は平成30年9月30日をもって終了することとなりました。なお、賃貸借契約終了後に当該物件の跡地を含む周辺一帯の再開発を予定しております。再開発ついては、イオンモール㈱と共同で新たな商業施設として検討を進めております。

また、この結果、当該物件に係る償却資産の残存価額を契約終了日である平成30年9月30日に減価償却が完了するように営業費用を追加計上いたします。これにより当連結会計年度以降、営業利益が大幅に減少することが見込まれます。