第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済・財政政策を背景に、企業収益や雇用・所得環境が改善し緩やかな回復基調がみられたものの、海外では米中両国の貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱問題が世界経済に影響を及ぼす懸念材料となり、景気の先行きは不透明な状況が続きました。

当社グループにおける事業環境は、繊維事業では就労人口の増加等によるユニフォーム業界の堅調な商いに支えられたものの、百貨店を中心とした衣料品の伸び悩みが依然として続いており、厳しい状況で推移しました。一方、不動産活用事業は、イオンモール川口の賃貸借契約が2018年9月に終了した影響はあるものの、イオンモール川口前川や病院施設等からの安定した賃貸収入を維持しており、営業収益の安定化が図られております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は64億19百万円(前年同期比2.3%増)となりました。営業損益は事業別セグメントの概況の② 不動産活用事業に記載のとおり、大型商業施設「イオンモール川口」の賃貸借契約終了の決定により費用が増加したことから、前年同期と比べ3億61百万円利益が減少して2億37百万円の損失となり、経常損益は前年同期と比べ3億1百万円利益が減少して1億65百万円の損失となりました。親会社株主に帰属する四半期純損益につきましては前年同期と比べ1億71百万円利益が減少して1億50百万円の損失となりました。

事業別セグメントの概況は次のとおりであります。なお、事業別セグメントの売上高及び営業利益又は損失は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。

① 繊維事業

マテリアル部の原糸販売は、ニット産地での生地の生産調整により売上が減少しました。ポリエステル及びリネン生地は生機を中心に販売が伸び、総じて増収となりました。一方、仕入れ価格の上昇により利益はほぼ前年並みとなりました。

アパレル部は、昨年に引き続きユニフォーム業界が安定している中、法人ユニフォームの直需と百貨店からの新規物件受注により増収増益となりました。

カジュアル部は、キャンプ関連商品及びOEM商品の販売が伸び増収となり、また不採算店舗の撤退を進めたことから費用が減少し、営業損失が縮小しました。

刺繍レースを扱うフロリア㈱は、服地レースは新規先や資材向けの売上が伸びた一方、付属レースの売上が減少したことから総じて減収となりましたが、営業損失はほぼ前年並みとなりました。

この結果、繊維事業の売上高は38億円(前年同期比6.4%増)となり、営業損失は44百万円改善して7百万円の損失となりました。

② 不動産活用事業

「イオンモール川口前川」は、近隣の大型商業施設に比べ「回遊型ショッピング」が出来るというお客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価されており、さらに隣接地に病院施設を賃貸することにより不動産活用事業は安定した収益基盤を維持しております。

「イオンモール川口」は、イオンモール㈱からの申し出により、建物の老朽化及び設備状況や施設運用状況などの協議を重ね総合的に判断し、開店から34年が経過した2018年8月31日にお客様に惜しまれつつ閉店し、同年9月30日に賃貸借契約が終了しました。これにより当該物件の残存耐用年数を賃貸借契約が終了する9月30日までに減価償却が完了するように見直し、建物等の残存価額及び資産除去債務に対応する撤去費用を賃貸借契約が終了する9月30日までに費用処理するために加速償却を実施しました。以上により、「イオンモール川口」に係る費用は従来に比べて8億97百万円増加しております。再開発については当該跡地を含む周辺一帯をイオンモール㈱と共同で新たな商業施設としての検討を進めております。

その他未活用不動産の活用については、収益性はもちろん地域社会に貢献できる施設を検討しております。

この結果、不動産活用事業の売上高は19億18百万円(前年同期比4.8%減)、営業損益は4億26百万円利益が減少して2億99百万円の損失となりました。

③ ゴルフ練習場事業

埼玉興業㈱が営む「川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ」練習場は夏の猛暑や、川口グリーンゴルフ練習場において打席設備の一新や稼働システムの更新を進めている影響から、入場者が減少し減収となりましたが、費用の削減効果が表れて、増益となりました。

この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は6億63百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は60百万円(前年同期比16.5%増)となりました。

④ その他の事業

ギフト事業部は、観葉植物の新規レンタル契約獲得と慶弔用の花卉ギフト及び歳暮ギフト販売に注力しましたが、売上は前年並みとなりました。一方で経費を削減し営業損失が縮小しました。

神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般住宅施工は増えたものの、大口物件の受注の減少を埋めることができず、減収減益となりました。

この結果、その他の事業の売上高は3億22百万円(前年同期比44.2%減)、営業利益は8百万円(前年同期比75.7%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

総資産は、繰延税金資産が増加したものの、現金及び預金の減少やイオンモール川口に係る建物等の残存価額や資産除去債務に対応する撤去費用を2018年9月30日までに減価償却が完了するように加速償却している影響から、前連結会計年度末に比べ15億13百万円減少して263億27百万円となりました。

負債は、預り保証金や長期借入金の返済による減少により、前連結会計年度末に比べ9億32百万円減少して103億71百万円となりました。

純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上やその他有価証券評価差額金の減少等により、前連結会計年度末に比べ5億81百万円減少して159億55百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ5億33百万円減少して19億1百万円となりました。

営業活動の結果、得られた資金は前第3四半期連結累計期間に比べ5億10百万円増加して6億8百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失の計上があったものの、加速償却により減価償却費が増加したことや法人税等の支払額が減少したこと等によるものであります。

投資活動の結果、支出した資金は前第3四半期連結累計期間に比べ85百万円減少して4億58百万円となりました。これは主に有価証券の売却による収入が減少したものの、有形固定資産や投資有価証券の取得による支出が減少したこと等によるものであります。

財務活動の結果、支出した資金は前第3四半期連結累計期間に比べ9億91百万円増加して6億83百万円となりました。これは主に長期借入れによる収入が減少したこと等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。