当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染拡大による当社グループの各事業への影響については、今後の推移を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が全世界的な広がりをみせ、国内外における移動制限や生産活動の停止、各種イベントの開催自粛、商業施設の営業自粛、不要不急の外出自粛など経済活動が大幅に制限されることとなりました。国内経済はもとより、世界経済の先行きは予断を許さない状況にあります。
当社グループにおける事業環境は、繊維事業では各部門において新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことにより需要が落ち込み、大変厳しい状況で推移しました。不動産活用事業は、「イオンモール川口前川」や病院施設等からの安定した賃貸収入を維持しており、営業収益の安定化が図られております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,709百万円(前年同期比18.6%減)となりました。営業利益は103百万円(前年同期比52.5%減)となり、経常利益は118百万円(前年同期比44.4%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は76百万円(前年同期比34.1%減)となりました。
事業別セグメントの概況は次のとおりであります。なお、事業別セグメントの売上高及び営業利益又は損失は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。
① 繊維事業
繊維事業を営む各事業部は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う衣料品を扱う小売店等の営業自粛や個人消費の落ち込み、関連商品を取り扱うプロ野球の開幕の遅れ、緊急事態宣言により当社グループにおいて営業活動の自粛等を行った影響から、販売が大幅に減少し減収減益となりました。なお、自社ブランドを百貨店中心に展開してきたメンズカジュアル品につきましては、前期中に撤退しており、コロナ禍の百貨店休業の影響は直接的にはありませんでした。
この結果、繊維事業の売上高は938百万円(前年同期比27.3%減)、営業損失は9百万円(前年同期は16百万円の営業利益)となりました。
② 不動産活用事業
不動産活用事業は、前期に未活用不動産であった2箇所に新たな小規模商業施設を建築し賃貸を開始し、さらに新たな病院施設として「かわぐちレディースクリニック」を建築し、2020年4月から賃貸を開始したことにより、増収増益となりました。また「イオンモール川口前川」は、近隣の大型商業施設に比べ回遊型ショッピングができるというお客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価されており、さらに埼玉県内の医療体制の充実を目的とした病院施設を賃貸することにより、不動産活用事業は安定した収益基盤を維持しております。
この結果、不動産活用事業の売上高は590百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は174百万円(前年同期比11.8%増)となりました。
③ ゴルフ練習場事業
埼玉興業㈱が営む川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ練習場は、新型コロナウイルス感染防止の観点から自主的に休業を行った影響により大幅な減収となりました。なお、5月末から一部のサービスを制限して通常営業を再開しておりますが、引き続き感染防止に配慮した営業を継続してまいります。
この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は118百万円(前年同期比50.0%減)、営業損失は73百万円(前年同期は42百万円の営業利益)となりました。
④ その他の事業
ディアグリーン課の緑化事業は、観葉植物の新規レンタル契約獲得が伸び悩み、またギフト品販売が低調となり減収となりましたが、経費が削減され営業損失は減少しました。
神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般住宅施工が増えたことや、大口物件の受注もあり増収増益となりました。
この結果、その他の事業の売上高は257百万円(前年同期比87.5%増)、営業利益は21百万円(前年同期比174.9%増)となりました。
総資産は、前連結会計年度末に比べ793百万円増加して28,144百万円となりました。これは主に未収消費税等(流動資産の「その他」)が減少したものの、新しい大型商業施設等の建設に伴う建設仮勘定(有形固定資産の「その他(純額)」)が増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ667百万円増加して12,437百万円となりました。これは主に長期借入金が増加したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ125百万円増加して15,707百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ141百万円増加して1,698百万円となりました。
営業活動の結果、得られた資金は前第1四半期連結累計期間に比べ65百万円増加して557百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の減少や売上債権が増加したものの、仕入債務や預り保証金の増加、その他に含まれる未収消費税等が減少したこと等によるものであります。
投資活動の結果、支出した資金は前第1四半期連結累計期間に比べ859百万円増加して921百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。
財務活動の結果、得られた資金は前第1四半期連結累計期間に比べ706百万円増加して504百万円となりました。これは主に長期借入による収入が増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、次のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、繊維事業では従来取扱いのなかった医療用マスクや防護服などの商品販売を進め、衣料品等の受注減少を補います。また、ゴルフ練習場事業ではお客様や従業員の感染防止に努め、営業活動が継続できる体制の構築を目指します。
当社グループでは、1,200百万円の当座貸越契約を結んでおりますが、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する恐れもありますので、引き続き状況を注視し、今後の資金調達に万全を期して対応してまいります。なお、当社が進めている新しい大型商業施設の建設費は、概ね借入により賄う予定であり、借入を行うにあたり十分な担保物件を有していることもあり、資金調達に問題はないと考えております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。