当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、一部の製造業において米中等の海外需要による輸出拡大や設備投資が堅調に推移したことにより景気持ち直しの動きがみられるものの、度重なる緊急事態宣言等活動制限措置の発出や世界的な変異ウイルスの急拡大、半導体不足の懸念等もあり、先行きの景気動向は依然として不透明な状況が続いております。
当社グループにおける事業環境は、繊維事業では、コロナ禍の影響から衣料向け生地の需要が落ち込み営業活動が低迷しているものの、他部門にて受注拡大ができており、分野により差が出た事業活動となりました。
不動産活用事業は、大型商業施設「イオンモール川口」は新築工事が完了し、2021年5月にイオンモール㈱に賃貸を開始しております。一方、既存の賃貸物件である「イオンモール川口前川」や病院施設等からの安定した賃貸収入を維持しており、営業収益の安定化が図られております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,319百万円(前年同期比35.7%増)となりました。営業損失は大型商業施設「イオンモール川口」の不動産取得税及び登記費用等を計上したことから108百万円(前年同期は103百万円の営業利益)となり、経常損失は87百万円(前年同期は118百万円の経常利益)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は100百万円(前年同期は76百万円の同純利益)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当会計基準等の適用が財政状態及び経営成績に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)及び(セグメント情報等)セグメント情報 2 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
事業別セグメントの概況は次のとおりであります。なお、事業別セグメントの売上高及び営業利益又は損失は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。
① 繊維事業
マテリアル部は、原糸販売は産地市況に回復の兆しがあるものの、生地販売は主力の婦人衣料向けが低迷し減収となりました。
アパレル部は、百貨店外商からの新規受注に加え既存得意先のユニフォームや空調服等の受注により、増収増益となりました。
アウトドア部は、コロナ禍においても三密を避けたレジャーとしてキャンプ関連商品の需要が高まり、また取引先の直営店舗が増えたこと等により、増収増益となりました。
刺繍レースを扱うフロリア㈱は、新規販売先への販売を伸ばし増収となりました。
この結果、繊維事業の売上高は1,290百万円(前年同期比37.6%増)となり、営業利益は67百万円(前年同期は9百万円の営業損失)となりました。
② 不動産活用事業
不動産活用事業は、「イオンモール川口前川」が近隣の大型商業施設に比べ回遊型ショッピングができるというお客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価されており、さらに埼玉県内の医療体制の充実を目的とした病院等施設を賃貸することにより不動産活用事業は安定した収益基盤を維持しております。また、「イオンモール川口」は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け工事期間を延長しましたが、2021年5月より、イオンモール㈱に賃貸を開始し増収となりました。なお、「イオンモール川口」は建築会社から引渡しを受けたことにより不動産取得税、登記費用の計上や既存の大型商業施設の耐用年数及び残存価額を変更し減価償却費が増加したこと等から、大幅な減益の要因となりました。今後は前述した「イオンモール川口」の初期費用もなくなることから、安定した収益基盤となる見込みです。
この結果、不動産活用事業の売上高は721百万円(前年同期比22.2%増)、営業損失は255百万円(前年同期は174百万円の営業利益)となりました。
③ ゴルフ練習場事業
埼玉興業㈱が営む川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ練習場は、前期において新型コロナウイルス感染防止の観点から一時休業を行う等大きな影響がありましたが、当期は屋外で感染リスクの少ないレジャーと認知されたことに加え、若者来場者の取り込みもできたことから増収増益となりました。
この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は277百万円(前年同期比134.7%増)、営業利益は71百万円(前年同期は73百万円の営業損失)となりました。
④ その他の事業
神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般住宅施工が増えましたが、大口物件の受注が振るわず減収減益となりました。
なお、ディアグリーン課の緑化事業は、2021年3月末日をもって終了いたしました。
この結果、その他の事業の売上高は204百万円(前年同期比20.9%減)、営業利益は19百万円(前年同期比8.9%減)となりました。
総資産は、前連結会計年度末に比べ4,093百万円増加して43,226百万円となりました。これは主に現金及び預金や受取手形、売掛金及び契約資産や投資有価証券並びに流動資産のその他に含まれる未収消費税等が増加し、また、イオンモール川口の引渡しを受け、有形固定資産が増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ3,930百万円増加して26,452百万円となりました。これは主に短期借入金や長期借入金が増加したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ163百万円増加して16,774百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払等があったものの、収益認識に関する会計基準の適用により累積的影響額を加算したこと等によるものであります。
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ454百万円増加して2,075百万円となりました。
営業活動の結果、得られた資金は前第1四半期連結累計期間に比べ375百万円減少して182百万円となりました。これは主に仕入債務の増加やイオンモール川口に係る不動産取得税の予定計上によりその他に含まれるその他負債が増加したものの、売上債権の増加や未払又は未収消費税等の増減額の影響等によるものであります。
投資活動の結果、支出した資金は前第1四半期連結累計期間に比べ1,738百万円増加して2,660百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。
財務活動の結果、得られた資金は前第1四半期連結累計期間に比べ2,427百万円増加して2,932百万円となりました。これは主に短期借入れや長期借入れによる収入が増加したこと等によるものであります。
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第1四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2 上記の投資金額は、2019年7月に㈱安藤・間と締結した工事請負契約に基づく工事金額であり、土壌汚染調査等の建物の取得価額に含めるべきコストは含めておりません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。