第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している以下の主要なリスクが発生しております。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 (1) 新型コロナウイルス感染拡大による影響について

当社のアパレル製品は主に東南アジアや中国で生産されており、新型コロナウイルス感染拡大の影響から現地工場の生産が停滞することで、今後、顧客への納期が不安定になる恐れがあります。この様な事態が恒常的に発生した際には、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症の影響を受けるなか、国内外でのワクチン接種の普及もあり、行動制限の緩和や主要国の経済活動再開の前進により、景気回復の動きがみられるものの、新たな変異株の感染症拡大、世界的な資源高等の懸念もあり、先行きの景気動向は不透明な状況が続いております

当社グループにおける事業環境は、繊維事業においては、コロナ禍の影響から衣料向け生地の需要が落ち込んだものの、法人向けユニフォームやキャンプ関連商品の需要が拡大し同事業の業績改善が進みました

不動産活用事業は、大型商業施設「イオンモール川口」の新築工事が完了し、2021年5月にイオンモール㈱に賃貸を開始しております。また、既存の賃貸物件である「イオンモール川口前川」や病院施設等からの安定した賃貸収入を維持しており、営業収益の安定化が図られております

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は6,786百万円(前年同期比37.9%増)となりました。営業利益は大型商業施設「イオンモール川口」の不動産取得税及び登記費用を計上したこと等から496百万円(前年同期比3.5%減)となり、経常利益は512百万円(前年同期比11.2%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は287百万円(前年同期比20.4%減)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。当会計基準等の適用が財政状態及び経営成績に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)及び(セグメント情報等)セグメント情報 2 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。

事業別セグメントの概況は次のとおりであります。なお、事業別セグメントの売上高及び営業利益は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります

① 繊維事業

マテリアル部は、生地販売は主力の婦人衣料向けが低迷したものの、原糸販売は資材向けを中心に国内における原料需要が回復基調であることから増収となりました

アパレル部は、原材料価格の上昇及び輸送コストの増加があったものの、百貨店外商からの新規受注に加え既存得意先のユニフォームや空調服等の受注があり、増収増益となりました

アウトドア部は、コロナ禍において三密を避けたレジャーとしてキャンプ関連商品の需要が高まり、また取引先の直営店舗が増えたこと等により、増収増益となりました

刺繍レースを扱うフロリア㈱は、新規取引先への販売を伸ばし増収となりました

この結果、繊維事業の売上高は3,270百万円(前年同期比30.7%増)となり、営業利益は97百万円(前年同期は38百万円の営業損失)となりました

② 不動産活用事業

不動産活用事業は、「イオンモール川口前川」が近隣の大型商業施設に比べ回遊型ショッピングができるというお客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価されております。また「イオンモール川口」は、2021年5月より、イオンモール㈱に賃貸を開始し増収に寄与しました

一方で「イオンモール川口前川」は現在リニューアル工事を行っており、「イオンモール川口」は同施設に係る不動産取得税、登記費用を計上したこと等から売上原価が大幅に増加し減益となりました

なお、埼玉県内の医療体制の充実を目的とした病院施設等を賃貸することにより不動産活用事業は安定した収益基盤を維持しております

この結果、不動産活用事業の売上高は2,572百万円(前年同期比46.2%増)、営業利益は219百万円(前年同期比59.2%減)となりました

③ ゴルフ練習場事業

埼玉興業㈱が営む川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ練習場は、前期においては新型コロナウイルス感染防止の観点から一時休業等を行いましたが、当期は屋外で感染リスクの少ないスポーツとして認知されたことにより、若年来場者の増加傾向がみられ増収増益となりました

この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は793百万円(前年同期比30.6%増)、営業利益は143百万円(前年同期比2,543.1%増)となりました

④ その他の事業

神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般住宅施工が堅調で、大口物件の受注もあり増収増益となりました

なお、ディアグリーン課の緑化事業は、2021年3月末日をもって終了いたしました

この結果、その他の事業の売上高は615百万円(前年同期比34.9%増)、営業利益は45百万円(前年同期比90.5%増)となりました

 

(2) 財政状態の状況

総資産は、前連結会計年度末に比べ3,619百万円増加して42,753百万円となりました。これは主に現金及び預金や流動資産のその他に含まれる未収消費税等並びに投資有価証券が増加し、また、イオンモール川口の引渡しを受け、有形固定資産が増加したこと等によるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ3,098百万円増加して25,619百万円となりました。これは主に短期借入金や長期借入金が増加したこと等によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ521百万円増加して17,133百万円となりました。これは主に配当金の支払等があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や収益認識に関する会計基準の適用により累積的影響額を加算したこと等によるものであります。

なお、2021年10月8日付で自己株式を消却したことにより、資本剰余金と利益剰余金が減少となりました。詳細については「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (株主資本等関係) 3.株主資本の著しい変動」に記載のとおりであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ462百万円増加して2,083百万円となりました。

営業活動の結果、得られた資金は前第3四半期連結累計期間に比べ536百万円減少して1,419百万円となりました。これは主に減価償却費や仕入債務の増加、イオンモール川口に係る不動産取得税の予定計上によりその他に含まれるその他負債が増加したものの、売上債権や棚卸資産の増加並びに未払又は未収消費税等の増減額の影響等によるものであります。

投資活動の結果、支出した資金は前第3四半期連結累計期間に比べ2,150百万円増加して3,041百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。

財務活動の結果、得られた資金は前第3四半期連結累計期間に比べ2,040百万円増加して2,084百万円となりました。これは主に短期借入れや長期借入れによる収入が増加したこと等によるものであります。

 

 

(4) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資金額
(千円)

資金調達方法

完了年月

提出会社

イオンモール川口
(埼玉県川口市)

不動産活用事業

商業施設

として賃貸

14,000,000

借入金、預り保証金、自己資金

2021年5月

 

  (注) 1 上記の金額に消費税等は含まれておりません。

2 上記の投資金額は、2019年7月に㈱安藤・間と締結した工事請負契約に基づく工事金額であり、土壌汚染調査等の建物の取得価額に含めるべきコストは含めておりません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。