第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の5類への移行もあり、経済活動は正常化に進み、日経平均株価はバブル崩壊後の高値更新をしましたが、原材料やエネルギー価格の高騰による物価上昇や、為替相場の変動等もあり、国内景気動向は依然として楽観できない状況が続いております

当社グループにおける事業環境は、繊維事業では、海外からの製品等仕入れにおいて、円安、原材料高の影響を受け、また、国内ではキャンプ関連商品の需要が減少傾向を見せるなど懸念材料はありますが、一方でプリント加工の新規事業が順調に推移するなど、取扱品により差が出た事業活動となりました

不動産活用事業は、賃貸物件である大型商業施設「イオンモール川口前川」、「イオンモール川口」や病院施設等からの安定した賃貸収入を維持しており、営業収益の安定化が図られております

この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,010百万円(前年同期比9.7%増)となりました。営業利益は321百万円(前年同期比32.7%増)となり、経常利益は406百万円(前年同期比59.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は275百万円(前年同期比133.7%増)となりました。

事業別セグメントの概況は次のとおりであります。

① 繊維事業

マテリアル部は、原糸販売が引き続き好調に推移したことに加え、三国間貿易による落ち綿販売を開始したことから、増収増益となりました

アパレル部は、法人ユニフォーム直需の受注が増加したことから、増収増益となりました。

アウトドア部は、コロナ禍において急伸していたキャンプ関連需要が減少し、減収減益となりました

刺繍レースを扱うフロリア㈱は、服地レースの売上が伸びたものの、付属レースの国内需要が落ち込み、減収となりましたが、販管費が減少したことから損失が縮小しました。

プリント加工品の製造・販売を行うサイボークリエイト㈱は、前第3四半期連結会計期間より事業を開始しておりますが、様々な分野より受注を得たことにより順調に推移し、業績に貢献しております。

また、前連結会計年度まで非連結子会社であった糸糊付加工を営む日宇産業㈱は重要性が増したため、当第1四半期連結累計期間より連結の範囲に含めております

この結果、繊維事業の売上高は1,775百万円(前年同期比18.9%増)となり、営業利益は66百万円(前年同期比30.1%増)となりました。

② 不動産活用事業

不動産活用事業は、「イオンモール川口前川」が近隣の大型商業施設に比べ回遊型ショッピングができるという、お客様の利便性と近隣住民の生活環境にあった専門店選びが評価されております。また「イオンモール川口」は、新しい社会環境にあわせ多様化するニーズに多様なコンテンツを備え近隣住民の新たな生活の一部として受け入られており、両施設ともに売上及び収益の安定化に寄与しております。なお、前期においては商業施設のリニューアル工事に係る費用を計上したこともあり、営業利益は大幅に向上しております

この結果、不動産活用事業の売上高は929百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は218百万円(前年同期比63.4%増)となりました

 

③ ゴルフ練習場事業

埼玉興業㈱が営む川口・黒浜・騎西の各グリーンゴルフ練習場は、イベントの開催や新しい設備の導入、女性レッスンプロの活用等を図ってまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の分類の引き下げ等により、三密を避けられるスポーツとしての優位性が低下し、また天候不順の影響もあり来場者が減少し、減収減益となりました。

この結果、ゴルフ練習場事業の売上高は244百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は23百万円(前年同期比43.7%減)となりました

④ その他の事業

神根サイボー㈱のインテリア施工事業は、一般住宅施工が減少しましたが、大口物件が増加したことにより増収増益となりました

この結果、その他の事業の売上高は301百万円(前年同期比41.7%増)、営業利益は23百万円(前年同期比26.2%増)となりました

 

(2) 財政状態の状況

総資産は、前連結会計年度末に比べ556百万円増加して42,404百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少や有形固定資産の減価償却が進んだこと等による減少があったものの、受取手形、売掛金及び契約資産や商品及び製品並びに投資有価証券が増加したこと等によるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ266百万円増加して23,936百万円となりました。これは主に長期借入金が減少したものの、支払手形及び買掛金や資産除去債務が増加したこと等によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ289百万円増加して18,467百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ343百万円減少して2,327百万円となりました。

営業活動の結果、得られた資金は前第1四半期連結累計期間に比べ1,266百万円減少して124百万円となりました。これは主に棚卸資産の増加や未払又は未収消費税等の増減額が前第1四半期連結累計期間は還付でしたが、当第1四半期連結累計期間は納付になったこと等によるものであります。

投資活動の結果、支出した資金は前第1四半期連結累計期間に比べ88百万円増加して117百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものであります。

財務活動の結果、支出した資金は前第1四半期連結累計期間に比べ484百万円減少して360百万円となりました。これは主に短期借入金の返済よる支出が減少したこと等によるものであります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。