第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

(1) 経営成績の状況

ニッケグループは、中長期ビジョン「ニッケグループRN(リニューアル・ニッケ)130ビジョン(2017~2026年度)」(以下「RN130ビジョン」という)において、各事業が魅力的な事業を創造し、今後の更なる企業価値向上に向けて、永続的な成長と発展を目指すことを掲げております。

当連結会計年度は「RN130ビジョン」の具現化に向けて策定した「RN130第2次中期経営計画(2021~2023年度)」の2年目であるとともに、「RN130ビジョン」の折り返し点でもあります。新型コロナウイルスの感染状況については、依然として先行き不透明ですが、このような不確実性の高い経営環境を逆にチャンスと捉え、柔軟かつ迅速に対応して事業運営に取り組んでおります。

この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高25,598百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益2,356百万円(前年同期比14.3%増)、経常利益2,648百万円(前年同期比52.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,809百万円(前年同期比79.3%増)となりました。衣料繊維事業および当連結会計年度から株式会社フジコー(以下「フジコー」という)の通期連結が寄与する産業機材事業の業績が好調で、増収増益となりました。

 

セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。

 

①衣料繊維事業

衣料繊維事業の当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高6,244百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益は492百万円(前年同期比52.9%増)となりました。

(ユニフォーム分野)

学校制服用素材の販売は、新規受注が増加し、堅調でした。官公庁制服用素材は、警察用制服生地および製品の販売は堅調でしたが、消防向けは流通在庫の調整が影響し、低調でした。一般企業制服用素材の販売は、コロナ禍の影響による市況悪化が継続し、新規・更改物件の延期や中止が相次ぎ低調でした。

(テキスタイル分野)

一般衣料用素材は、国内販売は市況回復の兆しが見え始めており、前年同期並みでした。海外販売は、コロナ禍の影響により市況の不透明感が継続しておりますが、欧米やアジアからの受注が増加し、堅調でした。

(ヤーン分野)

売糸は、アフターコロナの需要を見込んだ市況回復の影響により、堅調でした。

 

②産業機材事業

産業機材事業の当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高5,413百万円(前年同期比27.6%増)、営業利益247百万円(前年同期比67.8%増)となりました。

(自動車関連分野)

自動車生産が半導体不足や部材調達問題などの影響を受けながらも比較的堅調に推移する中、フジコーが連結業績に寄与した影響もあり、車両向けの不織布や縫製糸、結束紐などの受注も堅調でした。車載電装品他製造ラインのファクトリーオートメーション設備については、顧客の設備投資抑制の影響を受けて低調だった前年同期並みでした。

(環境関連分野)

フジコーが連結業績に寄与した影響もあり、フィルター資材などの環境・エネルギー関連資材は、堅調でした。

(その他産業関連分野)

フジコーが連結業績に寄与した影響もあり、OA向け資材や工業用資材は堅調でした。5Gやパソコンなどの需要増に伴い半導体関連装置は堅調でしたが、画像検査装置は低調でした。

 

(生活関連分野)

ラケットスポーツ関連は、新型コロナウイルスまん延防止等重点措置に伴うクラブ活動自粛や大会の中止などの影響で、低調でした。またフィッシング関連も低調でした。生活関連資材は、楽器用フェルトの受注が回復し、堅調でした。

 

③人とみらい開発事業

人とみらい開発事業の当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高8,094百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益1,505百万円(前年同期比3.0%増)となりました。

(商業施設運営分野)

商業施設運営は、新型コロナウイルスまん延防止等重点措置として、飲食業を中心とした一部店舗での時間短縮営業、およびコルトンプラザ大型区画の再編等による休業がありましたが、その影響は限定的で前年同期並みでした。自社所有外の商業施設におけるプロパティマネジメントおよびコンサルティング業務は、テナント仲介を受託した為、堅調でした。

(不動産開発分野)

不動産賃貸事業、ソーラー事業は、前年同期並みでした。建設関連は、コロナ禍の影響で、受注の低迷や建築資材の入手困難な状況が続いておりますが、既に受注している物件が完工となり、好調でした。

(ライフサポート分野)

保育関連は、認可保育園「ぽっかぽっかにっけ保育園朝霧(兵庫県明石市)」で入園者数が増加し、好調でした。介護関連は、昨年開業した特定施設「ニッケあすも加古川弐番館(兵庫県加古川市)」「ニッケあすも一宮弐番館(愛知県一宮市)」や、グループホーム「ニッケてとて加古川弐番館(兵庫県加古川市)」の入所者数が増加し、好調でした。スポーツ関連は、前年同期並みでした。

(通信及び新規サービス分野)

通信関連は、前年同期並みでした。新規サービス関連は、コロナ禍の影響を引き続き受けているものの、児童向けアミューズメント施設が前年同期比では大幅に回復したことや、持ち帰り商品の需要増加で菓子類販売等が好調だった為、堅調でした。

 

④生活流通事業

生活流通事業の当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高4,980百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益511百万円(前年同期比10.9%減)となりました。競争が激化しているEC事業等で、広告宣伝費等の上昇が収益を圧迫しております。

(寝装品及び業務用品分野)

EC向け寝装品の販売は低調でした。また災害用備蓄毛布や航空機内膝掛け毛布の販売はコロナ禍の影響で不調でした。

(生活雑貨分野)

100円ショップ向け等の雑貨販売は、当期より株式会社ワイワイがグループに加わり好調でした。在宅勤務向けの家具販売は低調でした。EC向け生活家電は巣ごもり消費の需要一巡からキッチン家電が不調でした。またゲーム関連用フィルム販売は堅調でした。

(ホビー・クラフト分野)

スタンプ用インク、スタンプの販売は堅調でした。乗馬用品販売は前年同期並みでした。

(その他)

保険代理店の業績は前年同期並みでしたが、コンテナ販売は新規設置が大幅に増加し好調でした。

 

(2) 財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は163,013百万円(前連結会計年度比0.4%減)となりました。

 当第1四半期連結会計期間末における自己資本比率は63.7%となりました。

(流動資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は91,173百万円(前連結会計年度比0.0%減)となりました。その主な内容は、商品及び製品の増加1,507百万円や現金及び預金の減少1,238百万円等であります。

(固定資産)

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産は71,839百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。その主な内容は、建設仮勘定の増加439百万円や建物及び構築物の減少383百万円、繰延税金資産の減少238百万円等であります。

 

(流動負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は38,466百万円(前連結会計年度比4.2%減)となりました。その主な内容は、短期借入金の増加983百万円や未払法人税等の減少1,415百万円、引当金の減少696百万円等であります。

(固定負債)

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債は19,029百万円(前連結会計年度比0.9%増)となりました。その主な内容は、長期借入金の増加244百万円や退職給付に係る負債の減少75百万円等であります。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は105,517百万円(前連結会計年度比0.9%増)となりました。その主な内容は、利益剰余金の増加604百万円やその他有価証券評価差額金の増加253百万円等であります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 株式会社の支配に関する基本方針について

 当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている株式会社の支配に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は211百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。