当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証
券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
なお、当第3四半期連結累計期間における新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響については、
「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」
に記載しています。また、提出日現在においても、新型コロナウイルスの収束時期の見通しは立っておらず、今後
の状況によっては当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動は停滞
し、景気は急速に悪化いたしました。緊急事態宣言解除後の経済活動再開によって、回復の兆しが見られたもの
の、再び感染が拡大し、未だ終息の見通しは立たず、国内経済の先行きは依然として不透明な状況が続いており
ます。
このような状況のもと、当社グループは市場ニーズを先取りする高付加価値・高品質商品を提供する「暮らし
と社会の明日を紡ぐ企業」として、競争力の強化と収益性の向上に取り組んでまいりました。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大は随所に影響を及ぼし、中国では現地企業の活動が一時的に停
止し、中国市場での販売も大幅に減少、国内におきましても、特に衣料事業、インテリア産業資材事業の売上が
大幅に減少し、一部の工場では休業を余儀なくされるなど、大きな影響を受けました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,709百万円(前年同期比22.2%減)、営業利益は95百万円
(前年同期比57.3%減)、経常利益は88百万円(前年同期比43.0%減)となりました。また、保有する投資有価証
券の減損処理による投資有価証券評価損を特別損失として計上した一方、投資有価証券売却益を特別利益に計上
したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は88百万円(前年同期比155.0%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
[衣料事業]
衣料事業は、各種繊維を原料とする衣料用素材の製造・販売および制服の縫製加工、ニット製品の製造・販売
を行っております。
毛糸部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により市況の冷え込みが長期化、婦人セーター向けニット
糸、一般スーツ向け織糸の受注が落ち込み、大幅減収となりました。
ユニフォーム部門のスクール向け制服素材及びニット製品は、新型コロナウイルス感染拡大による休校の影響も
あり減収でしたが、価格改定実施により増益となりました。企業向け制服素材は、新規案件の獲得が低調、追加
発注も新型コロナウイルス感染拡大の影響により減少し、減収となりました。官公庁制服向け素材は、新型コロ
ナウイルス感染拡大の影響による制服調達予算の削減から受注が低調、減収となりました。
テキスタイル部門は、新型コロナウイルス感染拡大、長期化により、郊外量販店の一時休業および商談中止の
影響を受けて、大幅減収となりました。
毛糸製造販売の中国子会社は、新型コロナウイルスの影響で企業活動が一時停止したことや、市況の冷え込み
により減収、九州にある制服の縫製会社は、スクール向け制服の受注が好調に推移、増収増益となりました。
この結果、売上高3,871百万円(前年同期比30.7%減)、営業損失5百万円(前年同期は営業損失0百万円)
となりました。
[インテリア産業資材事業]
インテリア産業資材事業は、自動車用内装材、住宅建材・排水処理資材・土木資材・緑化資材などさまざま
な用途の産業用資材、インテリア関連製品、オレフィン系短繊維の製造および販売を行っております。
国内においては、新型コロナウイルスの影響により、全ての部門で生産が大幅に減少しました。
ポリプロファイバー部門は、自動車内装材用原綿はようやく回復しつつありますが、カーペット用原綿は展
示会の中止や延期が続き回復には至っておらず、減収減益となりました。
カーペット部門は、ホテル、オフィス、ダストコントロール用途の需要が減少し、減収減益となりました。
特殊繊維部門は、海外市況が冷え込んでおり、引き続き低調で減収となりました。
自動車内装材部門は、前半は生産量が少なく苦戦しました。ようやく後半には生産が回復したものの、減収
減益となりました。
不織布部門は、緑化資材・防草資材、土木関連、寝装関連とも堅調に推移し、増収増益となりました。
自動車内装材製造販売の中国子会社も、新型コロナウイルスの影響により一時的に生産ラインが停止しまし
たが、再稼働後は日本より先駆けて回復し、通常稼働に戻っております。
この結果、インテリア産業資材事業は、売上高4,036百万円(前年同期比22.5%減)、営業損失38百万円(前
年同期は営業利益145百万円)となりました。
[エレクトロニクス事業]
エレクトロニクス事業は、半導体・電子機器の製造および販売を行っております。
主力の電動工具向けコントローラーの受注が回復基調になったことと、電子部品の販売が堅調に推移した一方
で、家電向け成型品、特殊センサーの販売が低調でした。
この結果、売上高1,153百万円(前年同期比10.4%減)、営業利益1百万円(前年同期比74.7%減)となりま
した。
[ファインケミカル事業]
ファインケミカル事業は、ヘルスケア関連薬品、工業用薬品の製造および販売を行っており、自動車向け機能
性材料やトナー材料の受注減とジェネリック医薬品原体の在庫調整が重なった結果、売上高751百万円(前年同
期比18.5%減)、営業利益53百万円(前年同期比58.6%減)となりました。
[不動産事業]
不動産事業は、郊外型ショッピングセンター・オフィスビル等の賃貸を行っております。新型コロナウイルス
の影響を若干受けながらも、昨年秋に主要ショッピングセンターがリニューアルオープンしたことで、収益は改
善いたしました。オフィスビル賃貸におきましても、空室率の改善により順調に推移しております。
この結果、売上高625百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益397百万円(前年同期比17.2%増)となりまし
た。
[その他]
その他の事業は、自動車学校の運営、ヘルスケア商品の販売などを行っております。
自動車教習事業は、大学生の夏休みシーズンも入校・教習状況が順調に推移し増収となりました。
ヘルスケア事業は、厚労省向け医療用エプロン、デパート向け冷感マスクが採用され増収となりました。
この結果、その他の事業全体の売上高は271百万円(前年同期比35.4%増)、営業損失6百万円(前年同期は
営業損失50百万円)となりました。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比990百万円増加し、32,110百万円となりまし
た。その主な要因は、電子記録債権の増加によるものであります。
負債は、前連結会計年度末比1,403百万円増加し、21,351百万円となりました。その主な要因は、短期借入金
および長期借入金の増加によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末比412百万円減少し、10,759百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金
およびその他有価証券評価差額金の減少によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間においても、新型コロナウイルス感染症の影響について、まだ予断を許さない状況
であることを踏まえ、引き続き、各国政府の指針に沿った適切な感染防止に努めております。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は80百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。