第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

   当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証

 券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大によって度重なる緊急事態宣言が発出され、経済活動の停滞が長期化しております。一方で、ワクチン接種が進み、新規感染者数も8月のピーク時から急速に減少し、経済活動の回復が期待されています。しかし、冬には感染が再拡大することが懸念されており、国内経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループは市場ニーズを先取りする高付加価値・高品質商品を提供する「暮らしと社会の明日を紡ぐ企業」として、競争力の強化と収益性の向上に取り組んでまいりました。

新型コロナウイルスの感染拡大に加え半導体不足の影響も大きく、売上高は微増に留まっておりますが、生産の効率化とコスト削減により収益は回復基調にあります。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,299百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は281百万円(前年同期比193.7%増)、経常利益は302百万円(前年同期比243.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は141百万円(前年同期比59.2%増)となりました。

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

[衣料事業]

衣料事業は、各種繊維を原料とする衣料用素材の製造・販売および制服の縫製加工、ニット製品の製造・販売を行っております。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による市況冷え込みの長期化は、一般衣料事業全般におよび、減収の要因となりました。

毛糸部門は、市況の冷え込みの長期化により、セーター向けニット糸の受注が落ち込み、減収となりました。

ユニフォーム部門のスクール制服向け素材は、来春向け既存案件の受注が堅調で増収増益となりました。官公庁制服向け素材は、特需案件の受注により増収となりました。一般企業向け制服素材は、需要低迷により、新規および追加受注が低調で減収となりました。

テキスタイル部門は、度重なる緊急事態宣言の長期化、郊外量販店の店舗閉鎖・売り場面積縮小などの影響により、大幅減収となりました。

毛糸製造販売を主体とする中国現地法人は、中国国内向け、日本向け市場ともに受注が低調であったため大幅減収となりました。

この結果、売上高3,705百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益69百万円(前年同期は営業損失5百万円)となりました。

 

[インテリア産業資材事業]

インテリア産業資材事業は、自動車用内装材、住宅建材・排水処理資材・土木資材・緑化資材などさまざまな用途の産業用資材、インテリア関連製品、オレフィン系短繊維の製造および販売を行っております。

国内においては、前年は新型コロナウイルスの影響を大きく受けて生産が大幅に減少しましたが、回復してきており増収増益となりました。

ポリプロファイバー部門は、自動車内装材用原綿は変わらず需要があり、カーペット用原綿も展示会が規模を縮小して開催されていることに加え、オリンピック関連の需要もあり、増収増益となりました。

カーペット部門は、ホテル、オフィス、ダストコントロール用途の需要が減少しましたが、生産効率の改善により減収増益となりました。

特殊繊維部門は、生産量が増加し増収増益となりました。

自動車内装材部門は、生産は回復しており増収増益となりましたが、9月から半導体不足の影響が色濃く出ております。

不織布部門は、土木関連が若干落ち込みましたが、寝装関係、防草資材が前年並みに推移、また緑化資材が増加して増益となりました。

自動車内装材製造販売の中国現地法人は、半導体不足の影響を受け大きく生産数量を落としております。それによって効率的な生産ができず、減収減益となりました。

この結果、インテリア産業資材事業は、売上高4,233百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益78百万円(前年同期は営業損失38百万円)となりました。

 

 

[エレクトロニクス事業]

エレクトロニクス事業は、半導体・電子機器の製造および販売を行っております。

主力の電動工具向けコントローラーの受注が大幅に増加しております。そのため、部品調達先は従来のルートに

加え代替ルートも確保し、中国の協力工場においては人員増強や稼働時間を増やすなどして対応しております。また、パワー用半導体も産業機器、医療機器、衛生関連の分野で堅調に推移し、増収増益となりました。

この結果、売上高1,727百万円(前年同期比49.8%増)、営業利益42百万円(前年同期比3,192.2%増)となり

ました。

 

[ファインケミカル事業]

ファインケミカル事業は、ヘルスケア関連薬品、電子材料用および工業用薬品の製造および販売を行っており

ます。

ジェネリック医薬品原体、医薬部外品原体、化粧品用原料などヘルスケア分野は医療機関の診察規制・受診控

え、競合との価格競争の影響などが重なり受注が減少しました。

電子材料分野は5Gスマホ向けとフォトレジスト向けの需要増で堅調に推移しましたが、世界的な半導体不足

の影響により海外の半導体生産工場で使用される原料の受注が落ち込み減収となりました。

この結果、売上高719百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益27百万円(前年同期比48.4%減)となりまし

た。

 

[不動産事業]

不動産事業は、主に郊外型ショッピングセンター・ロードサイド店舗・オフィスビル等の賃貸を行っておりま

す。

ロードサイドの一部テナント様の撤退があったものの、郊外型ショッピングセンターの賃貸収入の増加に伴い

増収増益となりました。

また、佐賀県で運営しておりますゴルフ練習場は引続き新型コロナウイルス感染症対策を行い、ご来場される

お客様と従業員の感染防止に取組んでいます。幅広い年齢層のお客様にご来場いただいており、順調に推移して

おります。

この結果、売上高665百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益411百万円(前年同期比3.6%増)となりまし

た。

 

[その他]

その他の事業は、自動車学校の運営、ヘルスケア商品の販売などを行っております。

自動車教習事業は、積極的な広告宣伝活動をおこない、夏休みシーズンの大学生の入校生を順調に確保できました。また、二輪車も好調で増収となりました。

ヘルスケア事業は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けて対面販売方式の化粧品が低調でしたが、海藻由来のフコイダンが中国の大手化粧品メーカーに保湿剤として採用になりました。

また、カンボジア現地法人の設立、新ブランドの開発及びECサイトの立ち上げなど、新事業展開のための初期費用が発生したことにより、その他の事業全体の売上高は247百万円(前年同期比8.6%減)、営業損失23百万円(前年同期は営業損失6百万円)となりました。

 

②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比833百万円増加し、32,081百万円となりました。

その主な要因は、電子記録債権の増加によるものであります。

負債は、前連結会計年度末比480百万円増加し、20,906百万円となりました。その主な要因は、長期借入金および支払手形及び買掛金の増加、短期借入金の減少によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末比352百万円増加し、11,175百万円となりました。その主な要因は、為替換算調整勘定およびその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。

 

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は

ありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変

更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の

分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は80百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。