第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」 (企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 (1)業績の状況

  当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、中国をはじめとする海外経済の減速の影響などにより、先行きは不透明な状況で推移しております。

  染色加工業界におきましては、国内では、繊維製品の海外生産シフトによる構造的な需要減少によって引き続き厳しい事業環境が続いております。また東南アジア地域におきましても、とりわけ当社が進出しているインドネシアでは、ルピア安進行に伴う物価上昇により需要の減退が懸念されることに加え、タイでも、景気停滞により需要低迷が続いており、厳しい状況となっております。

  このような状況のもと、当社グループは、主力の染色加工事業にて、インドネシアで内地需要を積極的に取り込む一方で、堅調な経済成長が続くフィリピンで新たな顧客開拓を進めるなど東南アジアにて販路拡大への取り組みを更に加速させております。またコスト面では、国内・海外の各生産拠点において原価低減活動への取り組みを一層強化しており、グループ全体で収益増大に努めました。

  これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,667百万円(前年同期比1.2%増、132百万円増)となり、縫製品販売事業、保育サービス事業の増収が寄与し、第3四半期連結累計期間としては3期連続で増収となりました。

  利益面では、営業利益741百万円(前年同期比76.5%増、321百万円増)、経常利益648百万円(前年同期比47.8%増、209百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益388百万円(前年同期比54.8%増、137百万円増)となり、各利益段階で大幅な増益を確保しました。これはインドネシア子会社の増益効果に加え、国内の染色加工事業の収益力向上、保育サービス事業の業績改善が貢献したことによります。


 セグメントの業績は次のとおりであります。
①染色加工事業

  染色加工事業は、売上高は8,981百万円(前年同期比3.5%減、324百万円減)とテキスタイル販売部門の売上減少により減収となりましたが、営業利益は599百万円(前年同期比73.9%増、254百万円増)となり、国内・海外の各生産拠点におけるコスト削減の成果によって大幅な増益を確保しております。

  染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。

(加工料部門)

  加工料部門の売上高は6,993百万円(前年同期比0.3%増、22百万円増)となり、国内の加工料部門及びタイ子会社は減収となりましたが、インドネシア子会社の売上増加が全体をカバーし微増収となりました。

 国内では、織物加工分野で、プリント加工の売上が堅調に推移しましたが、編物加工分野が、婦人衣料用途向けの受注が低迷したことで、国内加工料部門全体で減収となりました。一方、海外では、タイ子会社が、停滞する国内景気の影響によりタイ国内受注の低迷が続いていることに加え日本向け販売の不振が響き減収となりましたが、インドネシア子会社は、インドネシア国内向けにプリント・無地染加工ともに順調に売上を拡大し増収となっております。

(テキスタイル販売部門)

  テキスタイル販売部門の売上高は1,987百万円(前年同期比14.9%減、347百万円減)となりました。国内は新規顧客の開拓に加え、ユニフォームや資材用途向けの販売強化を進めたことで増収を確保しましたが、インドネシア子会社にて日本や欧米向けの販売が低迷したことで、テキスタイル販売部門全体で減収となっております。

②縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、売上高1,344百万円(前年同期比33.3%増、335百万円増)、営業利益12百万円(前年同期は営業損失17百万円)となりました。

 同事業は、インドネシア一貫生産に加えて、昨年より円安対策として開始したバングラディッシュ生産を活用して対応可能な素材・商品を増やしながら価格競争力の強化を図り、日本の客先へ新規顧客の開拓も含め販売強化を進めた結果、増収となり黒字回復を果たしております。

③保育サービス事業

  保育サービス事業は、売上高1,376百万円(前年同期比9.5%増、119百万円増)、営業利益35百万円(前年同期は営業損失8百万円)となりました。

 同事業は、主力の企業・病院内の保育所運営に関わる売上増加が全体をけん引し増収となったことに加え、直営店を中心に保育所の運営と業務の効率化を進めたことで、収益性が改善いたしました。

④倉庫事業

 倉庫事業は、売上高205百万円(前年同期比4.0%減、8百万円減)、営業利益5百万円(前年同期比26.9%減、2百万円減)となりました。

 同事業は、国内染色加工事業における商量減少に伴う荷役取扱量減少により減収となり、経費圧縮に努めたものの減益となりました。

⑤その他事業

 当セグメントには、機械販売事業、システム事業及び、付随事業である不動産賃貸事業が含まれており、売上高は176百万円(前年同期比4.4%増、7百万円増)、営業利益は88百万円(前年同期比4.3%減、3百万円減)となりました。

 

  (2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、14,654百万円(前連結会計年度末比4.4%減、678百万円減)となりました。これは主に現金及び預金の減少196百万円、受取手形及び売掛金の減少464百万円等によるものです。

 負債は、8,144百万円(前連結会計年度末比9.7%減、879百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少222百万円、短期借入金の返済による減少567百万円、退職給付に係る負債の減少126百万円等によるものです。

 純資産は、6,509百万円(前連結会計年度末比3.2%増、201百万円増)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益による増加388百万円、配当金支払による減少136百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加37百万円、為替換算調整勘定の減少130百万円、非支配株主持分の増加20百万円等によるものです。

 

  (3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

  (4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、68百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。