当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、株価の下落や円高進展に加え、中国をはじめとする新興国の景気減速の影響によって企業収益や個人消費の回復が足踏みするなど、先行き不透明な状況が続いております。
染色加工業界におきましては、国内では、衣料品需要が少子高齢化や人口減少などによって構造的に減少傾向にあることに加え、消費者の節約志向の強まりから百貨店などで衣料品販売の低迷が深まっており、受注環境は厳しさを増しております。一方、東南アジア地域では、今後も人口増加や中間所得層の拡大により衣料分野や生活関連分野などで需要増加が見込まれておりますが、タイでは、個人消費が依然として停滞していることに加え、インドネシアでは、まだ本格的な景気回復には至っておりません。
このような状況のもと、当社グループは、国内では染色加工事業で安定的な受注が期待できる非衣料分野の受注強化を進め、海外では、フィリピンに新たに販社を設立するなど、積極的に事業拡大を進めております。その一方で、非衣料化に伴う加工料単価の低下に対応するため、国内・海外の各生産拠点で原価低減活動の強化を進めており、グループ全体で収益力の向上に努めました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,628百万円(前年同期比4.8%減、380百万円減)となり、保育サービス事業が増収となりましたが、主力の染色加工事業に加え、縫製品販売事業が減収となったことにより、全体で減収となりました。
一方、利益面では、営業利益400百万円(前年同期比7.9%増、29百万円増)、経常利益420百万円(前年同期比34.5%増、107百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益186百万円(前年同期比47.5%増、60百万円増)と各利益段階で増益となりました。これはインドネシア子会社の増益が大きく寄与したことによります。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①染色加工事業
染色加工事業は、売上高は5,681百万円(前年同期比6.5%減、394百万円減)と減収になりましたが、営業利益は357百万円(前年同期比29.7%増、81百万円増)と増益になりました。
染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。
(加工料部門)
加工料部門の売上高は4,503百万円(前年同期比4.4%減、208百万円減)と減収になりました。
国内では、衣料品向け需要が市場の構造変化によって期待出来ないため、非衣料分野の受注増加に積極的に取り組んでおり、無地染加工は堅調に売上を伸ばしました。しかし、ニットプリント加工が、カジュアル婦人衣料の販売不振による流通在庫増加などの影響により、売上を落としたことに加え、非衣料化に伴う単価減少の影響により国内加工料部門全体で減収となっております。
海外では、タイ子会社が、タイ国内景気低迷の影響が続いており減収となりましたが、前期に実施した合理化の成果により、収益性は大幅に改善へ向かっております。その一方で、インドネシア子会社は、ローカル向けの受注を積極的に取り込み、売上数量を順調に伸ばしたことで、現地通貨ベースでは増収となり、原材料、エネルギー費のコストダウン効果が相まったことで、営業利益が増大し、染色加工事業全体における営業利益の増益に貢献しました。
(テキスタイル販売部門)
テキスタイル販売部門の売上高は1,177百万円(前年同期比13.6%減、185百万円減)となりました。国内は既存顧客との取り組み強化や、新規顧客の開拓を促進し、ユニフォームや資材用途商品の販売増に努めましたが、一部製品の出荷が下半期以降にずれ込んだことなどの影響で減収となり、また海外では、インドネシア子会社において、旺盛なローカル向け市場に対応し、委託加工が大幅に増加したため、テキスタイル販売の売上は減少しております。
②縫製品販売事業
縫製品販売事業は、売上高940百万円(前年同期比9.0%減、92百万円減)、営業損失26百万円(前年同期は営業利益20百万円)となりました。同事業は、インドネシア一貫生産体制に加え、新たにイベント用製品の販売等、取り扱う素材・商品の拡充を図りながら販売強化に努めましたが、店頭販売減少による既存客先の販売計画の減少に加え、バングラデシュの治安悪化により、現地での生産を縮小したことなどが影響し、厳しい業績となっております。
③保育サービス事業
保育サービス事業は、売上高998百万円(前年同期比11.5%増、103百万円増)、営業利益13百万円(前年同期比37.4%減、7百万円減)となりました。
同事業は、病院・企業内の保育所数や行政から受託運営する保育園数を順調に拡大し増収となりました。その一方、利益面では、新規保育園開設などの業容拡大を目的とした費用が先行していることに加え、保育士の待遇改善を進めており、効率的な業務運営により経費削減に努めましたが、当四半期においては減益となりました。
④倉庫事業
倉庫事業は、売上高129百万円(前年同期比2.6%減、3百万円減)、営業利益0百万円(前年同期比64.0%減、0百万円減)となりました。
同事業は、国内染色加工事業における商量減少に伴い、荷役取扱量が落ち込んだことで減収となりましたが、経費圧縮により黒字を確保しております。
⑤その他事業
当セグメントには、機械販売事業、システム事業及び、付随事業である不動産賃貸事業が含まれており、売上高は121百万円(前年同期比12.1%増、13百万円増)、営業利益56百万円(前年同期比8.0%増、4百万円増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、13,843百万円(前連結会計年度末比6.5%減、960百万円減)となりました。これは主に受取手形及び売掛金の減少744百万円、仕掛品の増加56百万円、投資有価証券の減少108百万円等によるものです。
負債は、7,313百万円(前連結会計年度末比10.0%減、810百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少303百万円、短期借入金の返済による減少354百万円、長期借入金の増加208百万円等によるものです。
純資産は、6,530百万円(前連結会計年度末比2.2%減、149百万円減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益による増加186百万円、配当金の支払による減少153百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の減少84百万円、為替換算調整勘定の減少118百万円、非支配株主持分の増加16百万円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、営業活動により628百万円の増加、投資活動により220百万円の減少、財務活動により392百万円の減少となった結果、1,418百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前四半期純利益420百万円の計上、減価償却費210百万円、売上債権の減少659百万円、仕入債務の減少251百万円等により、628百万円の収入(前年同期は516百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
補助金の受取額36百万円、有形固定資産の取得による支出241百万円等により、220百万円の支出(前年同期は199百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の純減少額400百万円、長期借入れによる収入600百万円、長期借入金の返済による支出338百万円、配当金の支払額153百万円等により、392百万円の支出(前年同期は325百万円の支出)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、28百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。