第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、好調な輸出を追い風に製造業を中心とした企業収益は拡大傾向にありますが、個人消費は伸びておらず、また中国経済鈍化の兆しにより、下期は経済の停滞が懸念されております。

 染色加工業界におきましては、国内では、少子高齢化による人口減少や消費者の節約志向が根強く、特にファッション衣料品販売の落込みにより、厳しい受注環境が続いております。一方、海外では、当社の進出先であります東南アジア地域において、タイでは、衣料消費の停滞が長らく続いており、未だ本格的な回復には至っておりませんが、インドネシアでは、人口増加や賃金上昇などを背景に個人消費は堅調に推移しており、衣料分野や生活関連分野などでの需要増加が見込まれております。

 このような状況のもと、当社グループは、国内では染色加工事業にて安定した売り上げが見込まれる非衣料分野の受注強化を進め、海外ではインドネシア・タイの既存客先との取組強化及び、高単価・高品質商品の安定供給による受注拡大に加え、ミャンマー国内市場向けに販路開拓の調査も致しております。

また、非衣料分野の受注拡大に伴う売上単価の減少に対応するため、各生産拠点にて原価低減活動及び省エネ対策などを積極的に実施すると共に、成長事業である保育サービス事業の拡大や、本年5月から洗濯事業の稼働開始など、非繊維事業の拡大に努めました。

 これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、7,067百万円(前年同期比7.3%減、560百万円減)となりました。保育サービス事業や洗濯事業を含む、その他事業では増収となりましたが、縫製品販売事業では、採算重視の販売戦略の徹底により減収となったものの、黒字化しております。

 利益面では、縫製品販売事業・倉庫事業においても利益の増加を図ったものの、主力の染色加工事業及び保育サービス事業の減益の影響もあり、営業利益351百万円(前年同期比12.2%減、49百万円減)、経常利益368百万円(前年同期比12.3%減、51百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益125百万円(前年同期比32.9%減、61百万円減)となりました。


  セグメントの業績は次のとおりであります。

①染色加工事業

 染色加工事業は、売上高は5,493百万円(前年同期比3.3%減、188百万円減)となり、営業利益は277百万円(前年同期比22.4%減、80百万円減)となりました。

 染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。

(加工料部門)

 国内では、カジュアル婦人衣料の販売不振の影響から、編物加工分野及びプリント加工が減少しており、国内加工料部門は減収となりました。海外では、タイ子会社は、高単価商品の増加により増収となりましたが、インドネシア子会社では、レバラン大祭による休日が当第2四半期連結累計期間にあたり、操業日の減少により減収となり、加工料部門全体の売上高は4,364百万円(前年同期比3.1%減、138百万円減)となりました。(テキスタイル販売部門)

 国内は既存顧客との取り組み強化や新規顧客の開拓を進め、ユニフォームや資材用途向けの販売強化に努めた結果、増収となりました。一方、海外では、インドネシア子会社において、旺盛なローカル市場向け需要を取り込むため、委託加工比率の拡大を積極的に進めたことにより、縫製品販売事業向け加工スペースが縮小した影響で、テキスタイル販売部門の売上高は1,128百万円(前年同期比4.2%減、49百万円減)となりました。②縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、インドネシア一貫生産体制による製品販売に注力すると共に、売上重視から採算重視の販売方針の転換を図り、売上高は365百万円(前年同期比61.1%減、574百万円減)の減収となりましたが、不採算取引を全て見直したこと及び輸入管理に伴う物流コスト圧縮効果により、営業利益は16百万円(前年同期は営業損失26百万円)となり、黒字化を達成しております。

③保育サービス事業

 保育サービス事業は、企業や病院等の企業内託児所を順調に拡大し売上高1,133百万円(前年同期比13.5%増、134百万円増)と増収になりましたが、保育士の確保・定着を図るための待遇改善及び業容拡大を見据えた採用活動を進めていることでコスト増となり、営業利益は9百万円(前年同期比31.4%減、4百万円減)となりました。

④倉庫事業

 倉庫事業は、国内染色加工事業における商量減少に伴い、荷取量が落ち込んだことで売上高124百万円(前年同期比3.2%減、4百万円減)と減収となりましたが、営業所・事業所間でのトラック便を内製化させるなど経費圧縮に努め、営業利益は3百万円(前年同期比730.7%増、2百万円増)の増益となりました。

⑤その他事業

 当セグメントには、機械販売事業、不動産賃貸事業等に加え、当期より事業を開始した洗濯事業が含まれており、売上高は145百万円(前年同期比19.2%増、23百万円増)の増収となりましたが、洗濯事業に伴う整備・運用費用の先行もあり、営業利益は44百万円(前年同期比19.8%減、11百万円減)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、14,825百万円(前連結会計年度末比0.3%減、44百万円減)となりました。これは主に受取手形及び売掛金の減少663百万円、機械装置及び運搬具の増加109百万円、投資有価証券の増加293百万円等によるものです。
  負債は、7,157百万円(前連結会計年度末比3.2%減、239百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少73百万円、短期借入金の返済による減少392百万円、長期借入金の増加282百万円等によるものです。
  純資産は、7,667百万円(前連結会計年度末比2.6%増、194百万円増)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益による増加125百万円、配当金の支払による減少150百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加203百万円、為替換算調整勘定の減少22百万円、非支配株主持分の増加33百万円等によるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、営業活動により748百万円の増加、投資活動により460百万円の減少、財務活動により295百万円の減少となった結果、1,887百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 税金等調整前四半期純利益368百万円の計上、減価償却費226百万円、売上債権の減少641百万円、仕入債務の減少61百万円等により、748百万円の収入(前年同期は628百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 定期預金の預入による支出10百万円、有形固定資産の取得による支出448百万円等により、460百万円の支出(前年同期は220百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 短期借入金の純減少額380百万円、長期借入れによる収入600百万円、長期借入金の返済による支出329百万円、配当金の支払額150百万円等により、295百万円の支出(前年同期は392百万円の支出)となりました。
 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、29百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。