当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、堅調な企業収益を背景に設備投資マインドの好転、雇用環境の改善、民間消費の増加が続いており、米国の通商政策による下振れリスクはあるものの、景気は緩やかな回復基調が続きました。
一方、染色加工業界におきましては、苛性ソーダを中心とした基礎薬品の大幅値上げ、染料価格の急騰など、製造コストは著しく上昇しており、国内では、運賃および保管料の値上げや重油・ガス・電気代の高騰も重なり、深刻な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、国内では、染色加工事業にて、非衣料分野の受注強化を進めるとともに、編物加工において収益重視の販売施策への転換を実施しました。海外では、インドネシアにて輸出の拡大に向けた受注活動の強化、タイ国では新商品開発による受注の獲得、品質改善による既存顧客の満足度向上に取り組んでまいりました。
原料価格の高騰への対応としましては、加工料単価の改定、取引条件の改善を実施するとともに、各生産拠点にて原価低減活動および省エネルギー対策などを積極的に取り組みました。
また、売上拡大に注力している非繊維事業では、保育サービス事業および洗濯事業の拡大に加え、機械販売事業でも積極的な営業活動を推し進め、グループ全体での収益性向上に着手してまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は6,916百万円(前年同期比2.1%減、151百万円減)となり、営業利益は269百万円(前年同期比23.3%減、82百万円減)、経常利益は312百万円(前年同期比15.3%減、56百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は91百万円(前年同期比26.5%減、33百万円減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
a.染色加工事業
染色加工事業は、売上高は5,254百万円(前年同期比4.3%減、238百万円減)となり、営業利益は223百万円(前年同期比19.6%減、54百万円減)となりました。
染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。
(加工料部門)
国内では、織物加工にて、売上数量および金額ともに大幅な増加を図ることが出来ました。
しかしながら、編物加工において収益重視の販売施策への転換途上であるため、減収となりました。
一方、海外では、タイ国子会社は、受注環境が好転せず厳しい状況が続いております。
インドネシア子会社では、ローカル需要が引き続き好調に推移し、売上数量は増加しており、現地通貨ベースでは増収を確保するものの、現地通貨安の影響により減収となりました。
これらの結果、加工料部門の売上高は4,312百万円(前年同期比1.2%減、52百万円減)となりました。
(テキスタイル販売部門)
国内は、ユニフォーム向けは昨年並となるものの、カジュアル向けの不振に加え、新規客先の開拓も受注までには至らず減収となりました。海外では、インドネシア子会社にて旺盛な国内需要を取り込むため、加工料部門へ生産をシフトしたことで減収となり、タイ国子会社でも、高単価商品の受注が伸び悩み、減収となりました。
これにより、テキスタイル販売部門の売上高は942百万円(前年同期比16.5%減、186百万円減)となりました。
b.縫製品販売事業
縫製品販売事業は、前期までに収益重視の販売方針への転換を図り、売上拡大を目指しましたが、受注が下期に持ち越されたため、売上高は332百万円(前年同期比9.0%減、33百万円減)、営業利益は0百万円(前年同期比95.9%減、16百万円減)となりました。
c.保育サービス事業
保育サービス事業は、企業内保育における価格改定および保育園部門の増加により、売上高は1,218百万円(前年同期比7.5%増、84百万円増)となりました。しかしながら、依然として高止まりする採用費の増加および保育士不足に対応するための人員増による労務費の増加から、営業利益は7百万円(前年同期比13.4%減、1百万円減)となりました。
d.倉庫事業
倉庫事業は、ニット製品における商量減少を補うため、その他荷物の取扱い増加を図りましたが、
売上高は121百万円(前年同期比2.5%減、3百万円減)となりました。一方で、経費の見直しを実施したことで、営業利益は4百万円(前年同期比36.7%増、1百万円増)となりました。
e.その他事業
当セグメントには、機械販売事業、不動産賃貸事業、洗濯事業が含まれております。今期設備投資を実施しキャパの倍増を図った洗濯事業および機械販売事業が好調に推移したことから、売上高は193百万円(前年同期比33.2%増、48百万円増)となり、営業利益は55百万円(前年同期比23.0%増、10百万円増)となりました。
②財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、14,767百万円(前連結会計年度末比3.4%減、522百万円減)となりました。これは主に受取手形及び売掛金の減少496百万円、原材料及び貯蔵品の減少18百万円、その他投資の減少19百万円等によるものです。
負債は、6,813百万円(前連結会計年度末比4.9%減、353百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少92百万円、短期借入金の返済による減少167百万円、その他流動負債の減少189百万円、長期借入金の増加260百万円等によるものです。
純資産は、7,953百万円(前連結会計年度末比2.1%減、168百万円減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益による増加91百万円、配当金の支払による減少150百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の減少5百万円、為替換算調整勘定の減少99百万円、非支配株主持分の減少18百万円等によるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、営業活動により448百万円の増加、投資活動により369百万円の減少、財務活動により191百万円の減少となった結果、1,764百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前四半期純利益313百万円の計上、減価償却費230百万円、売上債権の減少442百万円、棚卸資産の増加111百万円等により、448百万円の収入(前年同期は748百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出353百万円等により、369百万円の支出(前年同期は460百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の純減少額250百万円、長期借入れによる収入600百万円、長期借入金の返済による支出257百万円、配当金の支払額150百万円等により、191百万円の支出(前年同期は295百万円の支出)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、29百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。