第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、堅調な企業収益や雇用および所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、米中貿易戦争の長期化やこれに伴う中国経済の減速が鮮明となり、先行き不透明な状況が続いております。

 一方、染色加工業界におきましては、製造コストの急激な上昇が収益を圧迫する厳しい環境が続いております。苛性ソーダなどの基礎薬品価格の高止まりや中国での環境規制の影響により染料価格の大幅な値上げが世界規模で繰り返されるなど、原材料費は全面的に高騰し続けております。

 このような状況のもと、当社グループは、国内では染色加工事業にて、非衣料分野の受注拡大に努めるとともに、採算重視の販売方針への転換を進めております。海外において、インドネシアでは好調な国内マーケット向けに加えて輸出の拡大、タイ国では受注改善に向けて品質の向上、生産体制の見直しに取り組んでまいりました。

 物流価格および原料価格の高騰への対応としましては、加工料単価を含む取引条件の改善や、各生産拠点にてコスト削減を目的とした投資も積極的に進め、原価低減および省エネルギー対策などに取り組んでおります。

 また、売上拡大に注力する非繊維事業では、洗濯事業や保育サービス事業の拡大に加えて、機械販売事業でも積極的な営業活動を推し進め、グループ全体での収益性向上に努めてまいりました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,713百万円(前年同期比1.8%減、191百万円減)となり、営業利益は579百万円(前年同期比9.1%減、57百万円減)、経常利益は670百万円(前年同期比0.1%増、0百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は308百万円(前年同期比7.9%増、22百万円増)となりました。


  セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

a.染色加工事業

 染色加工事業は、売上高は8,250百万円(前年同期比3.8%減、327百万円減)となり、営業利益は519百万円(前年同期比4.8%減、26百万円減)となりました。

 染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の経営成績は次のとおりであります。

(加工料部門)

 国内では、織物加工において非衣料分野の取り込みにより、安定した受注を確保し増収となりました。

しかしながら、編物加工においては婦人衣料の不振を背景に、採算重視の販売方針への転換の過渡期であり、減収となりました。

 一方、海外では、インドネシア子会社は、旺盛な国内需要を積極的に取り込み、数量を増加させ現地通貨ベースでは増収となりましたが、現地通貨安の影響で邦貨換算額は減収となり、タイ国子会社でも厳しい状況が続いております。

 これらの結果、加工料部門の売上高は6,753百万円(前年同期比3.5%減、243百万円減)となりました。

(テキスタイル販売部門)

 国内は、カジュアル向け衣料の不振が続く中、新規取引先の開拓およびユニフォーム向けの販売拡大に努めましたが、減収となりました。海外では、インドネシア子会社にて受注拡大に努めた結果、客先の幅を広げ売上数量を増加させましたが、邦貨換算額では減収となり、タイ国子会社でも、高単価商品の受注の減少により、減収となりました。

 これにより、テキスタイル販売部門の売上高は1,497百万円(前年同期比5.3%減、84百万円減)となりました。

b.縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、前期までに収益重視の販売方針への転換を図り、売上拡大を目指してイベント関連商品および衣料以外の受注拡大にも努めましたが、秋冬商材の取り込みに苦戦し、売上高は424百万円(前年同期比6.9%減、31百万円減)、営業損失は8百万円(前年同期は営業利益12百万円)となりました。

c.保育サービス事業

 保育サービス事業は、企業内保育における価格改定が寄与したことで、売上高は1,873百万円(前年同期比6.7%増、117百万円増)となりました。しかしながら、保育士不足に起因する労務費と採用費の上昇により、営業利益は8百万円(前年同期比14.9%減、1百万円減)となりました。

d.倉庫事業

 倉庫事業は、ニット製品における商量減少を補うため、新規客先の取り込みに努めましたが、売上高は185百万円(前年同期比2.4%減、4百万円減)となりました。一方で、経費の見直しを実施したことで、営業利益は6百万円(前年同期比5.2%増、0百万円増)となりました。

e.その他事業

 当セグメントには、機械販売事業、不動産賃貸事業、洗濯事業が含まれております。洗濯事業においては生産キャパの倍増を図ったことで商量を増やし、全体の売上高は305百万円(前年同期比60.8%増、115百万円増)となり、営業利益は89百万円(前年同期比42.5%増、26百万円増)となりました。

 

 ②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、14,457百万円(前連結会計年度末比5.4%減、831百万円減)となりました。これは主に受取手形及び売掛金の減少234百万円、投資有価証券の減少621百万円等によるものです。
  負債は、6,651百万円(前連結会計年度末比7.2%減、515百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少80百万円、短期借入金の返済による減少82百万円、その他流動負債の減少152百万円、その他固定負債の減少176百万円等によるものです。
  純資産は、7,805百万円(前連結会計年度末比3.9%減、316百万円減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益による増加308百万円、配当金の支払による減少150百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の減少431百万円、為替換算調整勘定の減少85百万円、非支配株主持分の増加24百万円等によるものです。

 

 

  (2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

  (3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、45百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。