第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、米中間の貿易摩擦激化や中国経済の減速により海外環境が悪化し、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 染色加工業界におきましては、苛性ソーダなどの基礎薬品価格の高止まりに加えて、染料価格や物流コストの上昇が収益を圧迫する厳しい状況が続いております。とりわけ染料は中国における環境規制強化に加え、3月に発生した同国原料工場の爆発事故の影響もあり、大幅に価格が上昇しコストアップに拍車が掛かっております。

 このような状況のもと、当社グループは染色加工事業にて、加工料部門では国内で引き続き加工料金の見直し、取引慣行の適正化、コスト削減に注力し、海外ではインドネシア子会社で旺盛な国内需要の取り込み、タイ国子会社では再建のため生産体制の見直し、品質改善に取り組みました。その一方で、周辺事業の売上拡大に向けて、縫製品販売事業、テキスタイル販売の売上増に努めると同時に、保育サービス事業の収益改善、機械販売事業の販売拡大、洗濯事業の商量増加に取り組み、全事業分野で収益力の強化に努めてまいりました。

 しかしながら、当第1四半期連結累計期間においては、これらの改善を進めている途上にあり、売上高は3,436百万円(前年同期比4.5%減、161百万円減)となり、営業利益は123百万円(前年同期比29.0%減、50百万円減)、経常利益は120百万円(前年同期比38.4%減、75百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は29百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益40百万円)となりました。

 

  セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

a.染色加工事業

 染色加工事業は、売上高は2,656百万円(前年同期比5.0%減、139百万円減)となり、営業利益は104百万円(前年同期比32.8%減、50百万円減)となりました。

染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。

(加工料部門)

 国内では、織物加工におきましては、ユニフォーム関連など非衣料分野の受注は堅調に推移しましたが、定番商品の受注が客先の在庫調整もあり減少し減収となりました。編物加工では、前期に進めた採算重視の構造改革の結果、生産量を減らし減収となりましたが収益性は改善しております。

 海外では、インドネシア子会社は、国内客先の受注が順調に推移し加工料部門では増収となりましたが、タイ国子会社の同部門では、中国製品など輸入品との競合が激化しており、受注に苦戦し減収となりました。

 これらの結果、加工料部門の売上高は2,142百万円(前年同期比4.6%減、103百万円減)となりました。

(テキスタイル販売部門)

 国内は、新規客先の開拓に加えユニフォーム向けや資材用途商品の販売拡大に努めましたが、カジュアル用途商品の販売が低迷し減収となりました。海外では、インドネシア子会社にて日本向け販売が落ち込んだことで減収となりましたが、タイ国子会社では高単価商品の受注増加により増収となりました。

 これらにより、テキスタイル販売部門の売上高は513百万円(前年同期比6.6%減、36百万円減)となりました。

b.縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、ユニフォーム関連商品やイベント関連商品など受注強化に努めましたが、量販店向けの販売低迷により、売上高は84百万円(前年同期比48.1%減、78百万円減)、営業損失は6百万円(前年同期は営業利益3百万円)となりました。

c.保育サービス事業

 保育サービス事業は、主力の企業内保育の価格改定が奏功したことに加え、原価管理の徹底により収益性を高めたことで売上高は633百万円(前年同期比7.0%増、41百万円増)、営業利益は11百万円(前年同期比118.4%増、6百万円増)となりました。

d.倉庫事業

 倉庫事業は、商量確保のため新規客先の取引数量を伸ばしましたが、ニット製品の取扱量減少により売上高は58百万円(前年同期比3.3%減、2百万円減)、営業損失は2百万円(前年同期は営業利益2百万円)となりました。

e.その他事業

 当セグメントには、機械販売事業、不動産賃貸事業、洗濯事業が含まれております。機械販売事業においては、海外向けの販売が好調に推移し増収となりました。洗濯事業においては、前期に実施した生産キャパの倍増を背景に、商量を増加させ増収となりました。

 この結果、その他事業における売上高は136百万円(前年同期比98.8%増、67百万円増)となり、営業利益は36百万円(前年同期比373.9%増、28百万円増)となりました。

 

 ②財政状態

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、14,095百万円(前連結会計年度末比4.4%減、650百万円減)となりました。これは主に現金及び預金の減少204百万円、受取手形及び売掛金の減少323百万円、投資有価証券の減少114百万円等によるものです。

 負債は、6,348百万円(前連結会計年度末比5.2%減、350百万円減)となりました。これは主に電子記録債務の減少149百万円、賞与引当金の減少98百万円、長期借入金の減少120百万円等によるものです。

 純資産は、7,746百万円(前連結会計年度末比3.7%減、299百万円減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失による減少29百万円、配当金の支払いによる減少150百万円、自己株式の取得による減少63百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の減少79百万円等によるものです。

 

 (2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

 (3)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、14百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。