第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、経済・社会活動は大きく停滞しました。また、断続的な感染の再拡大により収束の兆しも見えておらず、厳しい状況が続いております。

 染色加工業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛や各自治体からの営業自粛要請等により個人消費は大幅に落ち込み、大きな打撃を受けました。自粛要請等が解除された、6月以降には改善の動きはありましたが、感染の再拡大などにより、衣料品販売は依然として低迷しており、厳しい事業運営が続いております。

 このような状況のもと、当社グループは国内の染色加工事業にて新型コロナウイルス感染拡大以前から市場規模に応じた生産体制への移行を実施しておりました。

 しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大、長期化懸念から、更なる規模縮小や徹底的なコストの削減・見直しに注力しました。

 また、「新しい生活様式」に対応するため、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工技術を活かした素材提案や商品の開発にも注力しました。

 海外におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、マスク用途素材の受注は伸ばしたものの、国内向け販売が大幅に落ち込みました。厳しい状況が続くなか、受注回復の兆しも見えつつあり、新規マーケットの開拓、新商品の開発、品質管理・生産効率の更なる改善に注力しました。

 縫製品販売事業では、国内のマスク需要に対応するため不織布マスク・ガーゼマスクの販売を実施しました。また、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、抗菌・抗ウイルス素材や肌にやさしいガーゼ素材を使用した新商品の提案・販売に注力しました。

 保育サービス事業では、コロナ禍においても医療従事者支援の観点から、企業内(病院内)保育所の運営を続けて参りました。感染症対策に万全を期すとともに、更なる新規拠点の開設・運営や事業エリアの拡大に注力しました。

 洗濯事業では、インバウンド需要の消滅によりホテルリネンが大幅に減少するなど、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける結果となりました。

 これらの結果、売上高は7,914百万円(前年同期比24.0%減、2,504百万円減)となり、営業損失は144百万円(前年同期は営業利益545百万円)、経常損失は53百万円(前年同期は経常利益544百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は186百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失413百万円)となりました。

 

  セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

a.染色加工事業

 染色加工事業は、売上高は5,482百万円(前年同期比31.8%減、2,561百万円減)となり、営業損失は196百万円(前年同期は営業利益405百万円)となりました。

 染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。

(加工料部門)

 国内では、マスク用途のガーゼ加工、抗菌・抗ウイルス加工・素材などの需要はありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛による衣料用途・ユニフォーム向け定番品の大幅な落ち込みにより、大幅な減収となりました。海外では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業への社会活動制限による大幅な受注減少からインドネシア子会社は、大幅減収となりました。タイ国子会社では、輸出向け受注は増加したものの、国内の定番品受注が激減し、減収となりました。

 これらの結果、加工料部門の売上高は4,220百万円(前年同期比33.5%減、2,127百万円減)となりました。

(テキスタイル販売部門)

 国内では、マスク用途のガーゼ生地販売は好調に推移しましたが、カジュアル向け販売は低迷しており、減収となりました。海外におきましても、マスク用途生地の販売は好調に推移しましたが、その他の通常販売生地の大幅な落ち込みにより減収となりました。

 これらの結果、テキスタイル販売部門の売上高は1,262百万円(前年同期比25.6%減、434百万円減)となりました。

b.縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、量販店向けの販売は低調に推移しましたが、ガーゼ・不織布マスクの販売、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、抗菌・抗ウイルス素材マスクの提案・販売を実施した結果、売上高は381百万円(前年同期比51.4%増、129百万円増)、営業利益は16百万円(前年同期は営業損失4百万円)となりました。

c.保育サービス事業

 保育サービス事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント関係の中止や利用者の利用控えから売上は減少しました。企業内保育を中心に徐々に売上増加の傾向にはありますが、新規拠点開設やエリア拡大のための費用を計上した結果、売上高は1,905百万円(前年同期比2.1%減、41百万円減)、営業利益は11百万円(前年同期比85.6%減、68百万円減)となりました。

d.倉庫事業

 倉庫事業は、ニット製品等の荷扱量減少はあったものの、新規客先の獲得や各種費用の見直しにより、売上高は157百万円(前年同期比15.3%減、28百万円減)、営業利益は5百万円(前年同期は営業損失0百万円)となりました。

e.機械販売事業

 機械販売事業は、染色加工関連設備の海外向け売上が減少したことにより、売上高は130百万円(前年同期比33.0%減、64百万円減)、営業利益は26百万円(前年同期比49.0%減、25百万円減)となりました。

f.洗濯事業

 洗濯事業は、新型コロナウイルス感染症の影響からインバウンド需要が壊滅的な影響を受け、ホテルリネンが大幅に減少するなど厳しい状況が続いており、売上高は46百万円(前年同期比54.1%減、55百万円減)、営業損失は42百万円(前年同期は営業損失10百万円)となりました。

g.その他事業

 当セグメントには、システム事業、不動産賃貸事業が含まれており、売上高は76百万円(前年同期比9.1%減、7百万円減)、営業利益は63百万円(前年同期比11.2%減、8百万円減)となりました。

 

 ②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、12,710百万円(前連結会計年度末比8.7%減、1,216百万円減)となりました。これは主に現金及び預金の減少73百万円、受取手形及び売掛金の減少917百万円、原材料及び貯蔵品の減少84百万円等によるものです。
  負債は、6,043百万円(前連結会計年度末比10.2%減、687百万円減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少457百万円、電子記録債務の減少134百万円、その他流動負債の減少313百万円、長期借入金の借入による増加410百万円等によるものです。
  純資産は、6,667百万円(前連結会計年度末比7.3%減、528百万円減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による減少186百万円、配当金の支払による減少64百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加76百万円、為替換算調整勘定の減少123百万円、非支配株主持分の減少246百万円等によるものです。

 

  (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

  (3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、45百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。