第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い、活動制限の緩和や企業の投資・生産活動など、経済活動の再開・回復への期待が高まったものの、世界的な原油価格・原材料価格の急騰、オミクロン株の感染拡大、および、国内感染拡大第6波への懸念から、先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のもと、当社グループは国内染色加工事業では、コロナ禍を契機に新たに生まれたニーズや需要に対応すべく、抗菌・抗ウイルス・防炎・撥水加工など、当社グループの加工技術を活かした商品開発や素材提案に注力しました。

 また、SDGs達成に向け、CO₂排出量削減、薬品の再利用や使用量削減などの取組みを続けております。

 海外染色加工事業では、新型コロナウイルス感染拡大や原材料費の高騰など厳しい状況が続く中、インドネシア子会社においては、生産性向上に伴う原単位の低減に注力しました。タイ国子会社においては、受注環境に応じた生産体制への転換を図っております。

 縫製品販売事業では、抗菌・抗ウイルス商品の提案・販売に注力するも、コロナ禍にて海外での縫製品の製造・輸入販売に苦戦しました。

 保育サービス事業では、認可保育園3件、企業内保育所4件の新規開園に加え、企業内保育所の運営受託、認可保育園への公募、事業エリア拡大に注力しました。

 洗濯事業では、新規取引先の開拓に加え、低迷していたホテルリネンも回復傾向にあり、取扱数量は増加しました。

 これらの結果、売上高は8,073百万円(前年同期比2.0%増、159百万円増)となり、営業利益は85百万円(前年同期は営業損失144百万円)、経常利益は123百万円(前年同期は経常損失53百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は68百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失186百万円)となりました。

 

  セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

a.染色加工事業

 染色加工事業は、売上高は5,777百万円(前年同期比5.4%増、294百万円増)となり、営業利益は15百万円(前年同期は営業損失196百万円)となりました。

 染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。

(加工料部門)

 国内では、資材用途やユニフォーム関連、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工受注を取り込み、前年同期比16.0%の増収となりました。海外では、インドネシア子会社において、大規模社会活動制限措置の緩和に伴う受注の回復により、前年同期比37.5%の増収となりました。一方、タイ国子会社においては、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、輸出、国内消費ともに低迷しており大幅な減収となりました。

 これらの結果、加工料部門の売上高は4,847百万円(前年同期比14.9%増、627百万円増)となりました。

(テキスタイル販売部門)

 国内では、カジュアル・ユニフォーム用途における販売不振に加え、前年同期はマスク用途の生地特需があったため大幅減収となりました。海外でも、マスク用途の生地販売の減少により減収となりました。

 これらの結果、テキスタイル販売部門の売上高は929百万円(前年同期比26.4%減、332百万円減)となりました。

 

 

 

b.縫製品販売事業

 縫製品販売事業は、光触媒・ユニフォームマスクなどの販売に取り組みましたが、各地でのイベントの中止に伴う関連商品や布製・不織布マスクの販売が大幅に減少した結果、売上高は127百万円(前年同期比66.7%減、254百万円減)、営業損失は17百万円(前年同期は営業利益16百万円)となりました。

c.保育サービス事業

 保育サービス事業は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う利用者数の減少はあったものの、新規拠点7件の開設が奏功し増収となりました。また、採用活動の効率化に伴う費用削減効果もあり、売上高は2,010百万円(前年同期比5.5%増、104百万円増)、営業利益は30百万円(前年同期比168.0%増、19百万円増)となりました。

d.倉庫事業

 倉庫事業は、新規取引先の開拓による増収、及び各種費用の見直しに注力した結果、売上高は181百万円(前年同期比15.1%増、23百万円増)、営業利益は23百万円(前年同期比339.8%増、17百万円増)となりました。

e.機械販売事業

 機械販売事業は、国内向け営業活動は一部再開するも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による海外渡航制限から海外での保守点検作業や営業活動の実施が出来ず、新規設備の受注・販売は低迷しており、売上高は25百万円(前年同期比80.1%減、104百万円減)、営業損失は14百万円(前年同期は営業利益26百万円)となりました。

f.洗濯事業

 洗濯事業は、既存客先との取組強化に加え、自治体の観光事業者支援策によりレジャー用途のホテルリネンが増加しました。取扱量増加による生産性向上、生産体制・シフトの見直しを実施した結果、売上高は68百万円(前年同期比45.3%増、21百万円増)、営業損失は5百万円(前年同期は営業損失42百万円)となりました。

g.その他事業

 当セグメントには、システム事業、不動産賃貸事業が含まれており、売上高は65百万円(前年同期比15.1%減、11百万円減)、営業利益は53百万円(前年同期比16.2%減、10百万円減)となりました。

 

 ②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、12,964百万円(前連結会計年度末比0.4%増、56百万円増)となりました。これは主に受取手形及び売掛金の増加205百万円、原材料及び貯蔵品の増加87百万円、建設仮勘定の減少125百万円、投資有価証券の減少82百万円等によるものです。

  負債は、5,980百万円(前連結会計年度末比1.1%減、66百万円減)となりました。これは主に電子記録債務の増加84百万円、賞与引当金の減少47百万円、長期借入金の返済による減少75百万円等によるものです。

  純資産は、6,983百万円(前連結会計年度末比1.8%増、122百万円増)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加68百万円、配当金の支払による減少64百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の減少41百万円、為替換算調整勘定の増加59百万円、非支配株主持分の増加113百万円等によるものです。

 

  (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

  (3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、43百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。