第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策のもと、一部企業による収益・雇用情勢の改善などにより、緩やかな回復傾向がみられました。一方で、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念や英国のEU離脱問題などによる不安定な為替・株式市場等の影響などにより、引き続き先行き不透明な状況で推移しました。

 繊維業界においては、低調な個人消費や企業間競争が一段と激化するなど、依然として厳しい環境にあります。

 このような状況において当社グループは、中期経営計画『ATSUGI VISION 2017』の2年目のスタートにあたる当第1四半期連結累計期間を重要な位置づけとして、「製造原価の低減」、「強いアツギブランドの構築」、「営業戦略の強化」、「海外販売の拡大」、「人事戦略の強化」の5つの課題を念頭に置き、原料加工から最終製品までを一貫生産し販売する専業メーカーとしての特性を活かし、価格を上回る価値ある商品の企画開発と、グループ全社を挙げて効率性アップに取り組み、収益改善に努めております。

 この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,204百万円(前年同四半期比5.8%減)、営業利益は6百万円(前年同四半期は36百万円の損失)、経常損失は65百万円(前年同四半期は167百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は90百万円(前年同四半期は119百万円の利益)となりました。

 

セグメント別の業績を示すと、次の通りであります。

[繊維事業]

 靴下部門はプレーンストッキングが引き続き売れ筋となっているものの全般的には厳しく、ファッション商品やソックスも伸び悩み、同部門の売上高は4,312百万円(前年同四半期比8.3%減)となりました。

 インナーウエア部門はスポーツインナー関連が順調に推移し、同部門の売上高は573百万円(前年同四半期比2.3%増)となりました。

 これらの結果、繊維事業の売上高は4,885百万円(前年同四半期比7.1%減)、営業損失は122百万円(前年同四半期は159百万円の損失)となりました。

[不動産事業]

 不動産事業は保有資産の有効活用などにより、当事業の売上高は167百万円(前年同四半期比0.9%増)、営業利益は113百万円(前年同四半期比10.3%減)となりました。

[その他]

 その他の事業につきましては、介護用品の市場環境の変化などにより、厳しい状況が続いております。また、平成27年11月6日より太陽光発電による売電を開始いたしました。これらの結果、当事業の売上高は151百万円(前年同四半期比55.3%増)、営業利益は16百万円(前年同四半期は3百万円の損失)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は55,012百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,931百万円減少いたしました。これは主に、売上債権の減少1,098百万円、たな卸資産の増加756百万円、投資有価証券の減少745百万円および現金及び預金の減少392百万円等によるものであります。

 負債の部は8,919百万円となり、前連結会計年度末に比べ299百万円増加いたしました。これは主に、通貨オプションの増加596百万円、繰延税金負債の減少187百万円等によるものであります。

 純資産の部は46,093百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,231百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失90百万円の計上や、前期決算に係る配当金493百万円による減少およびその他の包括利益累計額の減少1,633百万円等によるものであります。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は83.6%(前連結会計年度末は84.6%)となりました。

 

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は95百万円であります。