当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策のもと、一部企業による収益・雇用情勢の改善などにより、緩やかな回復傾向がみられました。一方で、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念や世界的な景気減速などによる不安定な為替・株式市場等の影響などにより、引き続き先行き不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、税・社会保険料等の増加など、将来の負担増に対する防衛意識の高まりなどによる低調な個人消費や企業間競争が一段と激化し、依然として厳しい環境にあります。
このような状況において当社グループは、中期経営計画『ATSUGI VISION 2017』で掲げた5つの経営課題「製造原価の低減」、「強いアツギブランドの構築」、「営業戦略の強化」、「海外販売の拡大」、「人事戦略の強化」を念頭に、原料加工から最終製品までを一貫生産し販売する専業メーカーとして、価格を上回る価値ある商品の企画開発と、グループ全社を挙げて効率性アップに取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は17,909百万円(前年同四半期比2.9%減)、営業利益は1,133百万円(前年同四半期比68.9%増)、経常利益は1,252百万円(前年同四半期比17.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は815百万円(前年同四半期比5.3%減)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次の通りであります。
[繊維事業]
靴下部門は厚手のプレーンタイツなどは好調に推移しましたが、全般的に厳しく、ファッション商品やソックスも伸び悩み、同部門の売上高は14,846百万円(前年同四半期比5.2%減)となりました。
インナーウエア部門はスポーツインナー関連が引き続き順調に推移したほか、主力のブラジャーおよびショーツも好調に推移し、同部門の売上高は2,134百万円(前年同四半期比8.9%増)となりました。
これらの結果、繊維事業の売上高は16,980百万円(前年同四半期比3.6%減)、営業利益は748百万円(前年同四半期比145.2%増)となりました。
[不動産事業]
不動産事業は保有資産の有効活用などにより、当事業の売上高は495百万円(前年同四半期比0.6%増)、営業利益は362百万円(前年同四半期比3.7%減)となりました。
[その他]
その他の事業につきましては、介護用品の市場環境の変化などにより、厳しい状況が続いております。また、平成27年11月6日より太陽光発電による売電を開始いたしました。これらの結果、当事業の売上高は433百万円(前年同四半期比35.7%増)、営業利益は23百万円(前年同四半期は10百万円の損失)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は57,674百万円となり、前連結会計年度末に比べ729百万円増加いたしました。これは主に、投資有価証券の増加591百万円、たな卸資産の増加552百万円および有形固定資産の減少388百万円等によるものであります。
負債の部は8,854百万円となり、前連結会計年度末に比べ235百万円増加いたしました。これは主に、繰延税金負債の増加159百万円、未払法人税等の増加120百万円等によるものであります。
純資産の部は48,819百万円となり、前連結会計年度末に比べ494百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を815百万円計上しましたが、前期決算に係る配当金493百万円による減少や、自己株式の取得194百万円による減少およびその他の包括利益累計額の増加365百万円等によるものであります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は84.4%(前連結会計年度末は84.6%)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は293百万円であります。