(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府および日銀による経済・金融政策を背景に一部企業における収益・雇用環境が改善するなど、緩やかな回復基調が見られました。その一方で、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念や、米国新政権の政策動向の影響等により世界経済の不確実性が高まるなど、引き続き先行き不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、節約志向・生活防衛意識の高まりによる個人消費の停滞や、企業間競争が一段と激化するなど、厳しい環境にあります。
このような状況において当社グループは、2015年度から2017年度までの3年間を実行期間とする中期経営計画『ATSUGI VISION 2017』で掲げた「製造原価の低減」、「強いアツギブランドの構築」、「営業戦略の強化」、「海外販売の拡大」、「人事戦略の強化」の5つの課題への取り組みを更に推し進め、原料加工から最終製品までを一貫生産し販売する専業メーカーとしての特性を活かし、価格を上回る価値ある商品の企画開発と、グループ全社を挙げて効率性アップに取り組み、収益改善に努めております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,293百万円(前年同四半期比1.7%増)、営業損失は14百万円(前年同四半期は6百万円の利益)、経常利益は105百万円(前年同四半期は65百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は71百万円(前年同四半期は90百万円の損失)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次の通りであります。
[繊維事業]
レッグウエア分野はソックスが順調に推移したものの、プレーンストッキングやショートストッキング、ファッション商品の伸び悩みなど、全般的には厳しく、同分野の売上高は4,293百万円(前年同四半期比0.4%減)となりました。
インナーウエア分野はスポーツインナー関連が順調に推移したほか、主力のブラジャーおよびショーツも好調に推移し、同分野の売上高は677百万円(前年同四半期比18.3%増)となりました。
これらの結果、繊維事業の売上高は4,971百万円(前年同四半期比1.8%増)、営業損失は160百万円(前年同四半期は122百万円の損失)となりました。
[不動産事業]
不動産事業は保有資産の有効活用などにより、当事業の売上高は163百万円(前年同四半期比2.5%減)、営業利益は123百万円(前年同四半期比8.8%増)となりました。
[その他]
その他の事業につきましては、介護用品の市場環境の変化などにより、厳しい状況が続いております。一方で、太陽光発電による売電は順調に推移しました。これらの結果、当事業の売上高は157百万円(前年同四半期比4.6%増)、営業利益は23百万円(前年同四半期比38.0%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は56,973百万円となり、前連結会計年度末に比べ190百万円減少いたしました。これは主に、売上債権の減少866百万円、たな卸資産の増加797百万円等によるものであります。
負債の部は8,777百万円となり、前連結会計年度末に比べ193百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等の減少375百万円、仕入債務の増加235百万円等によるものであります。
純資産の部は48,195百万円となり、前連結会計年度末に比べ2百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益71百万円の計上や、前期決算に係る配当金487百万円による減少およびその他の包括利益累計額の増加418百万円等によるものであります。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は84.4%(前連結会計年度末は84.1%)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は102百万円であります。