第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部企業における収益や雇用環境の改善が継続するなど、全体として緩やかな回復基調となりました。その一方で、米国政権の政策運営や東アジア地域における地政学リスクなどにより世界経済の不確実性は高まっており、先行き不透明な状況で推移しました。

 繊維業界においては、インバウンド需要による消費の下支えが見られ、個人消費も雇用・所得環境の改善から持ち直しの動きがみられますが、先行き不透明感による消費者の節約志向・生活防衛意識は依然として根強く、企業間競争が一段と激化するなど、厳しい環境にあります。

 このような状況のもと当社グループは、中期経営計画『ATSUGI VISION 2020』をスタートさせました。『ATSUGI VISION 2020』では、「更なる利益率の向上」に重点を置き、これまで培ってきた当社の強みを維持しつつ、利益を創出していくための新たな施策によって次の時代を見据えた事業構造への転換を図り、持続的な成長を可能とする強固な事業基盤の構築を進めてまいります。

 この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,933百万円(前年同四半期比6.8%減)、営業損失は262百万円(前年同四半期は14百万円の損失)、経常損失は151百万円(前年同四半期は105百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は207百万円(前年同四半期は71百万円の利益)となりました。

 

 セグメント別の経営成績を示すと、次の通りであります。

[繊維事業]

 レッグウエア分野はソックスが順調に推移したものの、プレーンストッキングやショートストッキング、ファッション商品の伸び悩みなど、全般的には厳しく、同分野の売上高は3,987百万円(前年同四半期比7.1%減)となりました。

 インナーウエア分野はスポーツインナー関連が順調に推移したほか、主力のショーツも好調に推移しましたが、ニューインナーの伸び悩みなどにより、同分野の売上高は644百万円(前年同四半期比4.9%減)となりました。

 これらの結果、繊維事業の売上高は4,632百万円(前年同四半期比6.8%減)、営業損失は386百万円(前年同四半期は160百万円の損失)となりました。

[不動産事業]

 不動産事業は保有資産の有効活用を進めておりますが、当事業の売上高は146百万円(前年同四半期比10.5%減)、営業利益は102百万円(前年同四半期比16.7%減)となりました。

[その他]

 その他の事業につきましては、介護用品の販売は堅調に推移しました。一方で、太陽光発電による売電は天候の影響などにより発電量が減少いたしました。これらの結果、当事業の売上高は154百万円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益は21百万円(前年同四半期比8.4%減)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は57,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ663百万円減少いたしました。これは主に、売上債権の減少1,384百万円、投資有価証券の減少352百万円およびたな卸資産の増加1,128百万円等によるものであります。

 負債の部は9,058百万円となり、前連結会計年度末に比べ142百万円増加いたしました。これは主に、仕入債務の増加643百万円、通貨オプションの減少327百万円および未払法人税等の減少94百万円等によるものであります。

 純資産の部は48,120百万円となり、前連結会計年度末に比べ806百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失207百万円の計上や、前期決算に係る配当金481百万円による減少およびその他の包括利益累計額の減少112百万円等によるものであります。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は83.9%(前連結会計年度末は84.4%)となりました。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は114百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。