第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部企業における収益や雇用環境の改善が継続するなど、全体として緩やかな回復基調となりました。その一方で、米中間の貿易摩擦の激化や中国をはじめとする世界経済の減速への懸念は高まっており、先行き不透明な状況で推移しました。

 繊維業界においては、先行き不透明感による消費者の節約志向・生活防衛意識は依然として根強く、個人消費は引き続き力強さに欠ける状況が続いております。またインバウンド需要にも減少が見られ、企業間競争が一段と激化するなど、厳しい環境にあります。

 このような状況のもと当社グループは、中期経営計画『ATSUGI VISION 2020』をスタートさせました。『ATSUGI VISION 2020』では、「更なる利益率の向上」に重点を置き、これまで培ってきた当社の強みを維持しつつ、利益を創出していくための新たな施策によって次の時代を見据えた事業構造への転換を図り、持続的な成長を可能とする強固な事業基盤の構築を進めてまいります。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は17,180百万円(前年同四半期比6.7%減)、営業利益は136百万円(前年同四半期比80.1%減)、経常利益は333百万円(前年同四半期比62.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は109百万円(前年同四半期比83.3%減)となりました。

 

セグメント別の経営成績を示すと、次の通りであります。

[繊維事業]

 レッグウエア分野は厚手を中心としたプレーンタイツなどの季節商品が伸び悩み、プレーンストッキングなどのベーシック商品も苦戦するなど、全般的に厳しく、同分野の売上高は13,937百万円(前年同四半期比8.6%減)となりました。

 インナーウエア分野はスポーツインナー関連が順調に推移したほか、主力のショーツも好調に推移し、同分野の売上高は2,348百万円(前年同四半期比3.8%増)となりました。

 これらの結果、繊維事業の売上高は16,286百万円(前年同四半期比7.0%減)、営業損失は217百万円(前年同四半期は316百万円の利益)となりました。

[不動産事業]

 不動産事業は保有資産の有効活用を進めておりますが、当事業の売上高は437百万円(前年同四半期比8.8%減)、営業利益は310百万円(前年同四半期比8.3%減)となりました。

[その他]

 その他の事業につきましては、介護用品の販売は堅調に推移しました。一方で、太陽光発電による売電は天候の影響などにより発電量が減少いたしました。これらの結果、当事業の売上高は456百万円(前年同四半期比5.0%増)、営業利益は43百万円(前年同四半期比45.4%増)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は54,950百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,891百万円減少いたしました。これは主に、投資有価証券の減少1,974百万円、現金及び預金の減少906百万円、売上債権の減少394百万円およびたな卸資産の増加740百万円等によるものであります。

 負債の部は7,813百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,101百万円減少いたしました。これは主に、通貨オプションの減少467百万円および繰延税金負債の減少323百万円等によるものであります。

 純資産の部は47,136百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,789百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益109百万円の計上や、前期決算に係る配当金481百万円による減少およびその他の包括利益累計額の減少1,360百万円等によるものであります。

 この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は85.5%(前連結会計年度末は84.4%)となりました。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は358百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。